乗用車用エンジンオイルおよび高性能エンジンオイル向け潤滑油添加剤の新製品を販売開始【ランクセス】

2019年4月22日

●新製品「Additin®RC 3502」は摩耗防止性能を維持しながら、摩擦を低減
●新しい摩擦調整剤は、全てのエンジンオイルに適合

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス（LANXESS）は、乗用車用高性能エンジンオイル向け有機潤滑油添加剤の新製品の販売を開始すると発表しました。今回、発表された新製品「アディティン®（Additin®）RC 3502」は、特に、摩擦を低減すると同時に性能の持続性と耐摩耗性を発揮するように開発されました。この摩擦調整剤は非腐食性で、全ての合成系及び鉱油系ミネラルエンジンオイルとの親和性を有し、さらに「SAPSフリー」の特性を有しています。（SAPS=硫酸灰分、リンおよび硫黄）

持続的性能および耐摩擦性を併せもち、大幅に摩耗を低減
アディティブス（ADD）ビジネスユニットは、様々な用途や要求性能に対応する幅広い潤滑油製品のポートフォリオを提供しています。潤滑油基油、潤滑油添加剤、添加剤パッケージ、潤滑油最終製品等の製品群は厳格化する排ガス規制や省燃費の法定基準に対応できるようにお客様をサポートいたします。近年、特に燃費改善に重点的に取り組んでいる自動車業界において、効果的なエンジン潤滑油は省燃費に重要な役割を果たし、ランクセスの新しい摩擦調整剤はこのトレンドに応えることができます。

ADD の潤滑油添加剤のアプリケーション技術マネジャーであるドクター・フランク・ディブレース（Dr. Frank DeBlase）は、次のように述べています。「新製品『Additin®RC 3502』は、今日のドレインインターバルの長い省燃費油（主に最大 20,000マイル）向けに開発された、耐久性を備えた有機摩擦調整剤です。市販の乗用車用エンジンオイルおよび高性能エンジンオイルの全てに対して優れた相溶性を備えています」

さらに、「Additin®RC 3502」は、表面活性タイプの耐摩耗性添加剤、清浄剤、MoDTC が効果を発揮する摩擦面において、添加剤間の反応を促進するというメリットもあります。このような優れた摩擦低減性と耐久性は、さらなる省燃費性能が求められる新規格 ILSAC GF-5+や GF-6で要求されるエンジンダイナモテスト（ASTM D8114）の省燃費性能に寄与します。

ランクセスの潤滑油添加剤に関する詳細は下記の URLをご覧ください。 http://add.lanxess.com/products/lubricant-additive-single-components/

今回、発表された新製品「アディティン®（Additin®）RC 3502」は、特に、摩擦を低減すると同時に性能の持続性と耐摩耗性を発揮するように開発されました。（写真：ランクセス AG）

これは、ドイツ・ケルンで3月1日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文（英語）は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

ランクセスについて：

ランクセスは、世界 33カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2018年の総売上は 72 億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 15,400人、世界中に 60 の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス（DJSI World）、ヨーロッパ・インデックス（DJSI Europe）および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社 URLにてご確認下さい。www.lanxess.co.jp

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