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協働ロボット向け真空グリッパー FXCB/FMC【シュマルツ】

2019年4月15日

協働ロボットの搬送アプリケーション拡大に寄与!協働ロボットの安全上の規格に準拠した汎用ロボットハンド! 真空機器専門メーカーであるシュマルツ株式会社(横浜市都筑区)は、協働ロボット向けとしては初めてとなる、パレタイジングやデパレタイジングに適した、モニタリングシステム搭載の高機能真空グリッパーを新たにラインアップ、販売を開始いたしました。

主な特長:
① 多様なサイズ、配置、材質、表面形状に対応可能な協働ロボット向け汎用グリッパー
② 協働ロボットの安全上の規格である ISO/TS 15066 に準拠したデザイン
③ 協働ロボットを使用した重いワークの吸着搬送を実現
④ 段ボールなどのパレタイジング及びデパレタイジングの自動化に最適
⑤ IO-Link や NFC に対応し、離れた場所からの状態監視や、スマートフォンによる設定値の変更が可能

工場や倉庫での省人化・自動化が進み、人と共に作業を行う協働ロボット市場が急速に発展している中、ワークの汎用把持やハンドそのものの安全性が重要視されてきています。シュマルツは協働ロボットの活躍の幅を広げるため、ロジスティクスや包装業界での吸着搬送に最適な協働ロボット向け汎用真空グリッパーFXCB/FMCB を開発いたしました。
接触時の衝撃を抑えることを考慮してデザインされた小型で軽量なボディは、協働ロボットの安全上の規格である ISO/TS 15066 に準拠しており、人との協働作業時により高い安全性を提供し、更にはロボットへの柵が不要になるため省スペース化を実現します。大吸込量の真空発生器を内蔵しているため今まで協働ロボット向けのグリッパーでは搬送が難しかった重いワークの吸着搬送も可能になりました。
吸着面のスポンジは高い耐久性を持ち、かつワークの凹凸にも柔軟に追従します。ワークに接していない吸い込み口からのエア漏れを抑制する特殊な構造をもち、吸着面が完全に覆われていない場合でもワークの落下を防ぎます。ワークのサイズや形状、位置が異なるアプリケーションに対しても汎用的に吸着を可能にするため、ワークに合わせたロボットの動作の変更やハンドの付け替えが不要になり、段替えコストを削減することが出来ます。真空発生器とソレノイドバルブを内蔵したタイプ(型式:FXCB)と、別途真空発生器と接続可能なタイプ(型式:FMCB)をラインアップしています。どちらのタイプも各社ロボットに取り付けるためのロボットフランジが一体化しているため、ロボットへの取り付けが容易です。
真空グリッパーFXCB/FMCB は、各種フィールドネットワークシステムとの相互通信が可能な通信技術 IO-Link に対応しており、離れた場所からの状態監視や予知保全、設定値の変更などが可能です。また、公共交通機関などで用いられる NFC(近距離無線通信)にも対応しており、NFC に対応するスマートフォンなどを通して、機器の取り外しやケーブ ル接続を行わずプロセスデータや取扱説明書、エラーメッセージの詳細などを確認する事が出来ます。

ポートメッセなごやにて開催される「名古屋 機械要素技術展(M-Tech 名古屋)」(4 月 17 日~4 月19 日)にて、本製 品を展示いたします。是非ご来場ください。


アプリケーション:

写真: 段ボールなどのパレタイジング及びデパレタイジングの自動化に最適な協働 ロボット向け汎用真空グリッパー


製品:

写真: 真空発生器内蔵タイプ(FXCB)と別途接続タイプ(FMCB)の二種類をラインアップ








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