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パイクスピーク用 リチウムイオンバッテリー温度管理システムの提供【サンデン・アドバンストテクノロジー】

2019年4月16日

※画像はCGです。実際の車両とは異なる場合があります。                               <SAMURAI SPEED NISSAN LEAF e+ Pikes Peak Challenger>               <Lib温度管理システム>

 サンデン・アドバンストテクノロジー株式会社(代表取締役社長:菊池利之 以下、サンデンAT)は、2019年4月に株式会社ゼロイースクエア(以下、ゼロイースクエア ※1)が企画・運営する「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム EVチャレンジ」(以下、パイクスピーク ※2)へ協賛いたします。

 近年、グローバル規模での環境問題の一つとして地球温暖化が取り上げられる中、CO2を一切排出しない電気自動車(以下、EV)が着目されております。EVの航続可能距離の拡大に伴う車載バッテリーの大容量化が進み、EVを安全かつ効率良く利用するため、駆動モーターやバッテリーからの熱を統合的に制御する熱マネジメントシステムが必要不可欠な技術となってきております。

 本件は、上記熱マネジメントシステムの研究開発促進におけるデータ取得を目的としており、ゼロイースクエアが2019年6月、アメリカ・コロラド州にて開催のパイクスピーク専用に仕立て上げたEVに対して、サンデンATが製作した「レース用リチウムイオンバッテリー温度管理システム」を搭載し、共同検証いたします。

  【レース用リチウムイオンバッテリー温度管理システムの特徴】
   ・サンデングループのカーエアコン技術を応用した温度管理システム
   ・ヒルクライムレースのような過酷な使用状況に特化した冷却能力

 株式会社ゼロイースクエア 代表 神子力 様のコメント
 今年で2年目となるパイクスピークEVチャレンジは、市販電気自動車の魅力と将来性をより一層追求することができそうです。パイクスピークの山岳路をフルスロットルで走行するとリチウムイオンバッテリーが高温となり、出力が制限されてしまいます。しかし、今年はサンデンホールディングス様が開発されたバッテリー温度管理システムを搭載させていただくことによって、リチウムイオンバッテリーを常に適正な温度に保てることになりました。このシステムのおかげでコンペティティブな走りができると期待しています。

 サンデン・アドバンストテクノロジー株式会社 代表取締役社長 菊池利之のコメント
近年、グローバル規模で環境問題が深刻化している中において、当社は「限りある資源が淀みなく循環する地球環境を創り、世界中の人の心を豊かにする」というビジョンを掲げ、日々研究開発活動を行っています。
本活動によって得られる知見を元に、世界中の人に満足頂ける製品を開発・提供する事によってグローバルへ貢献する事が我々の使命であり、技術者たちの夢でもあります。是非この挑戦に成功をおさめ、より良い製品を開発・提供していきたいと考えております。

 サンデンATは、世界的に環境対応車の普及が進む中、「冷やす・温める」というコア技術をもって次世代の自動車に向けた新商品の研究開発を進めております。今後も世界中のお客様に先進的で高品質な商品を供給し、地球環境保全と自動車産業の発展に積極的に貢献してまいります。

※1 株式会社ゼロイースクエア
代表 :神子 力
住所 :〒106-0031 東京都港区西麻布4-46-9 ホフ・タカミ2F
     【USオフィス】47817 Fremont Blvd. Fremont, California 94538
事業内容 :新エネルギーによるモビリティ及びインフラストラクチャーに関するコンサルティング
       EV用部品の実験開発のテストベンチ、テストベッドの提供

※2 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムレース (公式web: https://ppihc.org/

 アメリカ・コロラド州のロッキー山脈にあるパイクスピークマウンテン(標高約4,301mの頂上まで標高差1,500m、全長約20km)のワインディングロードを一気に駆け上がるタイムアタック競技。今年で開催97回を迎え、インディ500に次いで米国で2番目に歴史あるレースとして知られる。別名「雲に向かうレース」と呼ばれ、世界でもっとも有名なヒルクライムイベントである。標高3,000m以上のワインディングロードは天候が目まぐるしく変化し、低酸素、低気圧から来る高山病に悩まされるドライバーもいるなど、他に類を見ない特殊な環境で開催される唯一のモータースポーツである。








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