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「Nissanデルタウイング」のルマン24時間ドライバーとして本山哲を起用【日産自動車】

2012年4月26日

日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス・ゴーン 以下、日産)及びニッサン・モータースポーツ・インターナショナル㈱(本社:東京都品川区南大井 社長:宮谷正一 以下、ニスモ)は、26日、日本国内最高峰のチャンピオンシップであるSUPER GTにニスモから参戦している本山哲を、ルマン24時間レースに出場する「Nissanデルタウイング」の第3ドライバーとして起用することを発表しました。

過去3度のSUPER GTチャンピオンに輝いた本山は、すでに出場が決定しているマリーノ・フランキッティ(英国)、ミハエル・クルム(ドイツ)とともに6月16-17日に行なわれるルマン24時間レースに出場します。本山とクルムはニスモでコンビを組み、2003年にSUPER GTの前身であるJGTCのチャンピオンに輝いています。

「Nissanデルタウィング」は、実験的なプロジェクトであり、使用する燃料とタイヤを従来の半分程度にとどめながら、24時間のレースを走りきることで、これまでの耐久レースの様相を一変させようとしています。

25日、本山はスネッタートン・サーキット(英国)において、この革新的な「Nissanデルタウィング」を初めてドライブしました。
本山は、以下のように述べています。
「今年のルマン24時間レースに、「Nissanデルタウイング」プロジェクトのドライバーとして参加できることに、とてもワクワクしています。このような素晴らしい機会を与えてくれた日産、ニスモ、そしてこのプロジェクトに関わる皆さんに感謝しています。僕にとっては1999年以来のルマンですが、再びサルテサーキットを「Nissanデルタウィング」で走れると思うとすごく楽しみです。今回は「ガレージ 56」というクラスから出場します。これはレースでの賞典には関わりませんが、モータースポーツの将来を見据えた技術を搭載したマシンでの、新たなチャレンジや経験は素晴らしいものだと思います。
SUPER GTでチームメイトのクルム、そしてフランキッティと共に24時間をしっかり走りきり、世界中の皆さんに「Nissanデルタウィング」の走りを見てもらえるよう頑張ります。たくさんのご声援をよろしくお願いします。」

本山は1996年以来、長年にわたって日産のドライバーを務めています。SUPER GT年間タイトル数、レース勝利数、獲得ポイントにおいて歴代最多となっています。

ニスモの社長である宮谷正一は、「本山とクルムは、共にSUPER GTで最も成功したドライバーであり、ルマンでも優れたパフォーマンスを見せてくれることでしょう。日産とニスモが開発したエンジンを使用したLMP2(ルマンプロトタイプ2)クラスのマシンの活躍と共に、「Nissanデルタウイング」がみなさんに驚きを与えることを楽しみにしています。」と述べました。

また、欧州日産の部長であるダレン・コックスは「今回の本山の加入は、このプロジェクトの国際性を象徴しています。プロトタイプはアメリカで製作され、マシンの開発とテストは英国で、タイヤはフランスから調達することになります。そして今回、新たに日本のトップドライバーをむかえることが出来ました。彼の加入を心から歓迎します。」と述べました。

今後は6月3日に行なわれるルマン公式テストまでの間に、フランス、スペインにおいても開発テストが行われる予定です。


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