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日産e.dams、チリで開催されるフォーミュラE第3戦に挑む【日産自動車】
2019年1月25日
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は、1月26日(土)にチリで開催される「ABB FIAフォーミュラE選手権」の第3戦サンティアゴe-Prixに参戦します。チリでフォーミュラE選手権が行われるのは2回目で、今年は185エーカーの広さの公園内につくられた全長2.4kmのパルケオヒギンスサーキットでレースが行われます。
モロッコのマラケシュで行われた第2戦では、ブエミは最初のコーナーで前方の車両がスピンするという不運に遭い、それを避けるために一時13位まで順位を下げましたが、レース中で2番目に早いラップタイムを記録しながらライバルを追い抜き、最終的に8位でゴールしました。
「マラケシュのレースでは運がありませんでしたが、チームの全員が前回のレースで見せたパフォーマンスを今回のレースでも発揮することを楽しみにしています。開幕前から私たちは本選手権のレース展開が激しいことは分かっていました。しかし、私たちのパフォーマンスは力強いもので、マラケシュの1コーナーであのような不運が起きなかったら、表彰台に上がることもできたでしょう。すべての周回から私たちは学習しており、エネルギーマネジメントシステムと総合的なパフォーマンスをさらに改善していきたいと思っています」と日産のグローバルモータースポーツダイレクターであるマイケル カルカモは語りました。
第2戦終了後に開催されたフォーミュラEのルーキーテストでは、テスト兼リザーブドライバーの高星明誠とシミュレータードライバーのヤン マーデンボローがマシンをドライブし、日産e.damsチームは多くの重要な開発データを入手しました。
「マラケシュラウンドの後、全員でデータを精査し、サンティアゴでのレースに向けてマシンのセッティングを整えてきました。ブエミとローランドは、週末のレースに向けてシミュレーターで多くの走行テストを行いました。本チャンピオンシップにおいて、シミュレーターはもう一つの新しいサーキットと言えるものになっています。先週の高星とマーデンボローによるルーキーテストでは、シミュレータープログラムの調整を行うための重要なデータが得られました」と日産e.damsチームの監督であるジャンポール ドリオは語りました。
シーズン5のレース形式は、世界中のファンを魅了し続けています。 新しく採用された「アタックモード」により、ドライバーはレース中に一定時間、マシンの出力を高めることができます。また、ファンはハッシュタグ#FANBOOSTと#sebastienbuemiまたは#oliverrowlandを使用してツイートしたり、Instagramに投稿したりすることで、応援するドライバーにパワーを与えることができます。マラケシュで開催された前大会では、ブエミがファンから多くの票を獲得した上位5名に入り、レース中に5秒間出力を高める権利を得ました。
サンティアゴe-Prixは、現地時間1月25日(金)の午後3時に初走行が行われます。26日(土)は午前8時からセッションが始まり、決勝は午後4時4分からスタートします。
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セバスチャン ブエミのコメント:
「私は自信を持ってチリに向かっています。マラケシュでは不運に見舞われましたが、日産e.damsチームのマシンはとても速いです。結果は運に左右されることもありますが、私たちができることはマシンの開発と準備に集中することです。私は昨年のチリのレースで表彰台に上がっていますし、今年の新しいサーキットで戦うことを楽しみにしています。フォーミュラEの新しいレース形式はファンにとって大変エキサイティングなもので、私自身も開幕戦と第2戦でどのタイミングで出力を高めるかをいろいろと考えました。同時にライバルたちがいつ出力を高めてくるかも考慮する必要があり、まるで高速でチェスゲームをしているかのようです」
オリバー ローランドのコメント:
「シミュレーターはレースに向けて十分な準備ができるので、本選手権で初めてフルシーズンを戦う私にとって非常に大きな助けになっています。1日ですべてが行われる本選手権では、新しいサーキットに慣れるための時間があまりとれません。しかし、今回のパルケオヒギンスサーキットは誰にとっても初めてのサーキットなので、皆同じ条件でスタートします。前回のレースでは練習セッションをいいペースで走行できたので、今回のレースでは1日を通してそのペースを維持することが目標です。予選でフルパワーを使って走れるのは、基本的には1周しかありません。フォーミュラEのレベルはとても高く厳しいので、スタートがとても重要になります。ルーキーテストから得た追加のデータも使用しながら、レースに向けてさらに改善していきたいと思います」
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