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「ACCESS Twine(TM) for Car 2.0」を発表【ACCESS】

2018年12月18日

「ACCESS Twine(TM) for Car 2.0」を発表
―車載インフォテインメントの技術革新を加速―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役:大石 清恭、以下ACCESS)は、本日、車載インフォテインメント・プラットフォームとコンテンツストリーミング・サービスを組み合わせた、OEM企業向けWhite Label(ホワイトレーベル)ソリューションの最新版「ACCESS Twine(TM) for Car 2.0」の提供開始を発表しました。「ACCESS Twine for Car 2.0」は、CES 2019(https://www.ces.tech/International.aspx?lang=ja-jp)におけるイベント「SAE International Connect2Car(https://www.sae.org/attend/connect2car-ces)」(於:米国ラスベガス、日時:2019年1月8日)にて世界で初披露される予定です。

自動運転が当たり前になりつつある今、運転から解放された車内空間・乗車時間を価値ある空間・時間として活かした新ユーザー体験を創出・提供することが、自動車メーカーの大きな付加価値領域として期待されています。ACCESSはいち早く「ACCESS Twine for Car(https://www.access-company.com/news_event/archives/2018/0416/)」(2018年4月発表)を提供し、メディアシェアリング体験を提供してきました。最新版となる「ACCESS Twine for Car 2.0」では拡張機能により、自動車メーカーは、自社ブランドを保護しつつ、コネクテッドカーを全面的にパーソナライズされたメディアハブに進化させ、エンドユーザーにさらなる快適性と利便性を提供することが、従来にもまして可能になります。

最新版では、デザインを刷新した拡張可能なHMI/UI(Human to Machine/User interface)、車載向け電子番組ガイド(Electronic Program Guide、EPB)、燃料補給や駐車場等の支払いサービスサポート等の新しいサービスを追加し、LinuxおよびAndroid向けに提供します。

ACCESS Twine for Car v2.0をベースにデザインしたIVIイメージ

ACCESS Europe最高経営責任者(CEO)のDr. Neale Fosterは、 「自動車業界では、かつてないペースで技術革新が進んでいます。その中心となるテーマが、電気自動車と自動運転車です。これに伴い、豊富な情報やメディアを扱うエンターテインメント・サービスを提供する自動車メーカーにとって、顧客とのブランドエンゲージメントを強化する好機が到来しています。ACCESSはこうした技術革新の最前線にいますが、今回のリリースにより当社の画期的な車載インフォテインメント・ソリューションをさらに強化します。『ACCESS Twine for Car 2.0』は、実装も容易で、独自性の高い自社ブランドのエンターテインメント・サービスの創造を可能にします」と述べています。

「ACCESS Twine for Car」は、自動車メーカー向けの柔軟なマルチメディア・コンテンツサービスであり、ソフトウェアコンポーネント、動画/音声コンテンツ著作権管理、コンサルティングサービスから構成されています。本ソリューションは、自動車業界とコンテンツ業界の間の障壁を取り除き、ドライバーや乗員がコンテンツを視聴する際の安全性、快適性、柔軟性を向上させるために開発されました。自動車メーカーが自社ブランドとして、新しいコネクテッドサービスの導入やBYOD(Bring Your Own Device)環境への対応を図れるよう設計されています。ドライバーや乗員は、車載エンターテインメントシステム上だけでなく、手持ちのモバイル端末をクルマのWi-Fiホットスポットに接続し、端末上でエンターテインメント・サービスを楽しむことも可能になりました。

よりスマートなコネクテッドカー体験を目指して

ACCESS Twine for Car v2.0により多様な情報サービスを提供するIVIのイメージ

「ACCESS Twine for Car 2.0」は、車載インターネット環境を活用して次世代車載インフォテインメントサービスを提供するように機能強化されています。マルチメディアライブラリの機能拡張により、本プラットフォームは、車内Wi-Fiとつながる端末に保存されている、あらゆるコンテンツとストリーミングサービスを統合しますので、ユーザーにとって使い勝手の良いコンテンツ統合プラットフォームとなります。またニュースや、天気予報、株価、フライト情報サービスの統合も容易ですので、乗車中でも外の世界とつながる体験を提供できます。

パーキングや燃料の支払いといった補完サービスにも対応しています。この統合サービスを使い、自宅にいるかのように飲み物の購入や個人のカレンダー管理を行うことも可能になります。また位置情報サービスにも連携していますので、近隣のパーキングや店舗、小売店の位置情報や、店舗内のキャンペーン情報等も知ることが可能になります。

音声/動画OTTストリーミング機能には車載向けEPG(電子番組ガイド)が拡張されていますので、素早く、容易にインフォテインメントを選択することが可能です。同時に、BYODによる後部座席のエンターテインメントをサポートするためのマルチゾーン再生機能も拡張されています。クルマに持ち込まれる端末の種類の多様化に伴い、コンテンツのDRM(デジタル著作権管理)をサポートするためのセキュリティも拡張されています。こうした機能により、車載環境でのBYODを安全に利用するための先進のセキュリティを実現しています。

ACCESSは大手プロバイダ、番組制作会社、放送局、コンテンツ権利所有者、コンサルタント、弁護士、著作権管理事業者、DRM技術提供会社、インフラ事業者などと協力し、次世代の魅力的な車載サービスの実現を支援しています。番組制作会社や放送局にとってコンテンツ保護は引き続き最優先事項であり、「ACCESS Twine for Car」はそうした企業の資産をエンドツーエンドで保護し、自動車メーカーのサービスの法令順守を可能にします。

「ACCESS Twine for Car 2.0」の主な機能:
● HMI/UIの刷新により、新機能追加やプロモーションを迅速に実現
● 世界市場向け映画ラインナップを拡大
● 音声/動画OTTストリーミング
 (ラジオおよびテレビのライブ視聴と、キャッチアップ/オンデマンドのコンテンツを提供する
  電子番組ガイド付き)
● 車内Wi-Fiに接続された全デバイスの車内メディアライブラリーのコンテンツをインデックス化
● ヘッド・ユニットや後部座席エンターテインメントの両内蔵機器で利用可能なマルチゾーン再生機能が、
 個人のスマートフォンやタブレットとの連携
● ペアレンタル・コントロール機能
● あらゆるクラウドベースのサービスと拡張可能な、ニュース、天気予報、株価、フライト状況などの情報サービス
● 他の小売サービスと拡張可能な、駐車場/燃料支払い等の便利なサービス
● 近隣の駐車場検索、店舗検索、ショッピングなど、位置情報連動サービス
● 番組制作会社のストリーミングコンテンツ向けDRMサポート
● 車内環境でBYODの安全性を確保するためのプラットフォームセキュリティ
● 放送インフラ非依存のOTT配信

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカーへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
http://jp.access-company.com/

※ACCESS、ACCESSロゴ、NetFront、ACCESS Twine、ACCESS Twineロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。





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