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日産e.dams、フォーミュラE開幕戦で2台揃って入賞【日産自動車】

2018年12月13日

日産e.dams、フォーミュラE開幕戦で2台揃って入賞
初参戦のレースで鮮烈なデビューを果たす

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は、サウジアラビアで開催された「ABB FIAフォーミュラE選手権」の開幕戦において、日産e.damsチームのセバスチャン ブエミとオリバー ローランドがそれぞれ6位と7位となり、2台揃ってポイントを獲得したと発表しました。日産は日本の自動車メーカーとして初めて、この革新的な電気自動車フォーミュラカーレース「ABB FIAフォーミュラE選手権」に挑戦しています。

開幕戦当日は大雨のために練習セッションが中止となり、公式予選も形式が変更されました。通常は4グループに分かれて予選を行い、さらに「スーパーポール」セッションが行われますが、今回は22台のマシンを2グループに分けて予選が行われました。ブエミは予選では3位を獲得し、ローランドは予選14位からレースで7つポジションを上げ、日産e.damsチームはデビューレースでランキング4位となりました。

日産のグローバル・モータースポーツ・ダイレクターであるマイケル カルカモは、「2年以上かけて計画、準備してきたフォーミュラEのデビュー戦で、6位と7位という好成績をあげたことを大変誇りに思います。初めてのレースを終えた今、フォーミュラEは「ニッサン インテリジェント モビリティ」の優れたパフォーマンスを示す絶好の舞台であると再確信しました。第1戦は大きな成功を収めましたが、私たちは今後のレースに向けて何をさらに改善すべきか理解しており、マラケシュで行われる次戦に向けて準備をしていきたいと思っています」と語りました。

今回のレースは日産のデビュー戦であっただけでなく、新型のシャシーやバッテリー、新しいエアロダイナミクスを採用した新しい”Gen2″と呼ばれる第二世代のマシンのデビュー戦でもありました。新型マシンは航続距離が大幅に伸びており、過去のシーズンのようにレース途中で車両を乗り換える必要がありません。また、革新的な「アタックモード」も採用されました。ドライバーはレース中200kWで走行しますが、アクティベーション・ゾーンを走行する際には出力を25kW高めることができます。

日産e.damsのチーム監督ジャンポール ドリオは、「今日のレースには満足しています。ブエミとローランドはともに素晴らしいパフォーマンスを示しましたし、2台のマシンがともにポイントを獲得しました。私たちは明日もテストを行い、今後のレースに向かってクルマの開発を進めます」と語りました。

フォーミュラEの第2戦は、2019年1月12日にモロッコのマラケシュで行われます。

ドライバーコメント
セバスチャン ブエミ
「素晴らしいスタートで最初のコーナーで2位に上がりましたが、最終的に6位でフィニッシュすることとなり悔しいです。『アタックモード』は起動時に少しタイムロスがありますが、大きなパワーを得ることができます。しかし、私たちはこれを適切なタイミングで活用できず、ポジションを落とすことになりました。また、雨の後でグリップがあまりなく、難しいレースでした。次戦のマラケシュ大会に向けて、できる限り改善、準備を進めていきたいと思います」

オリバー ローランド
「スタートはとても混沌としていましたが、レース終盤のペースは十分でしたし、7位でフィニッシュできてうれしく思っています。私はシミュレーターで多くの準備をしてきましたが、レースでの難しさは毎周バトルする相手がいて、常に攻められるということです。もう少しレースを戦えばその難しさにも慣れ、より速く走るために細かいことにも集中できるようになるはずです。天候が悪く、何が起こるか予想できないレースでしたが、チーム全体で素晴らしい仕事をしてくれました」





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