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リチウムイオン2次電池市場へのビジネス展開を加速【SCREENファインテックソリューションズ】
2018年10月25日
リチウムイオン2次電池市場へのビジネス展開を加速
~ロールtoロール方式のタンデム型量産装置を重点顧客に納入~
株式会社SCREENファインテックソリューションズはこのほど、リチウムイオン2次電池※の正極・負極の各電極材料を、電極箔両面に連続して塗工・乾燥させることが可能なロールtoロール方式タンデム型塗工乾燥装置「RT-T700F」を製品化し、重点顧客に納入しました。当社は、今回の受注・納入を足掛かりに、電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車などの電動車両向けに需要の高まるリチウムイオン2次電池市場への、ビジネス展開を加速させます。
近年、低炭素社会に向けた、各国政府や自動車メーカーの「EVシフト」の方針が世界的に注目されています。電池メーカーでは、電動車両用電池の大型設備投資が計画されており、蓄電容量の累計は2017年の131GWhから、2025年には400GWhを超えると予想されています。そのため、リチウムイオン2次電池の量産化を強力に支援できる製造装置が求められています。
このような動向を背景に当社は、2014年にリチウムイオン2次電池市場向けに、ロールtoロール塗工乾燥装置「RTシリーズ」の出荷を開始。今回製品化したロールtoロール方式のタンデム型塗工乾燥装置「RT-T700F」は、従来の高精度な塗工技術、およびマイグレーションを抑制可能な高速乾燥技術を継承しつつ、タンデム型による生産性の向上を実現した装置となっています。その高い性能が認められ、重点顧客である2次電池メーカーから本装置を受注し、このたび納入しました。
当社は今回の納入を弾みに、リチウムイオン2次電池市場におけるビジネスのさらなる拡大を目指すとともに、同分野の発展に貢献していきます。
※ 化学的な反応(酸化・還元反応)を利用して、直流の電力を生み出す電気デバイス。正極と負極の間でリチウムイオンが移動することによって充電と放電が可能で、繰り返し使用できる。
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