ニュース

ルネサスとオープンシナジー、パロット·フォルシア·オートモーティブのセーフ·マルチディスプレイ·コクピットに採用【ルネサス エレクトロニクス】

2018年9月11日

ルネサスとオープンシナジー、パロット·フォルシア·オートモーティブのセーフ·マルチディスプレイ·コクピットに採用
~ルネサスのR-Carとオープンシナジーのハイパーバイザにより、メータ表示とIVI機能のディスプレイ共有を実現~

ルネサスのR-Carとオープンシナジのハイパーバイザにより、メータ表示とIVI機能のディスプレイ共有を実現

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下ルネサス)と、車載用ハイパーバイザのリーダーであるOpenSynergy GmbH(本社:ドイツ ベルリン、CEO:Stefaan Sonck Thiebaut、以下オープンシナジー)は、ルネサスのSoC (System on Chip) 「R-Car H3」と、オープンシナジーのハイパーバイザ「COQOS Hypervisor SDK」が、パロット·フォルシア·オートモーティブ社のセーフ·マルチディスプレイ·コックピットに採用されたことを発表します。R-Car H3上のCOQOS HypervisorゲストOSには、Android™の最新バージョンを搭載しており、AndroidベースのIVI(車載インフォテインメント)と、メータなどの安全に関わるインスツルメント・クラスタ機能をLinuxベースで実行可能です。COQOS Hypervisor SDKはR-Car H3のGPU(Graphics Processing Unit)をAndroidとLinuxで共有化し、アプリケーションを複数のディプレイへ自由に表示することができ、多様で柔軟なコックピットシステムを実現します。

   パロット·フォルシア·オートモーティブ社、Director of StrategyであるFrederic Fonsales氏は、次のように述べています。「オープンシナジーのハイパーバイザ技術とルネサスのR-Car H3により弊社のフロントおよびリア・インフォテインメントシステムに安全性とスケーラビリティをもたらすことが出来ました。この技術を採用した弊社初のマルチディスプレイ・コクピットは、欧州のプレミアムカーメーカーにて2019年より生産されます。」

   ルネサスのオートモーティブソリューション事業本部、テクニカルカスタマーエンゲージメント統括部長である吉田直樹は次のように述べています。「オープンシナジーとの強力なパートナーシップにより、Android上でIVI機能を実現させる革新的なコクピットソリューションを実現できました。今回、パロット・フォルシア・オートモーティブ社に採用された堅牢で柔軟なハイパーバイザシステムは2019年に生産が開始され、新たな可能性を編み出すでしょう。」

   オープンシナジーのCEOであるStefaan Sonck Thiebautは次のように述べています。「COQOS Hypervisor SDKはルネサスのハードウェアおよびソフトウェア仮想拡張機能をフル活用しており、完璧な組み合わせです。オープンシナジーのソリューションは、複数の仮想マシンがマルチディスプレイをフレキシブルに安全に使用できるディスプレイの共有機能等を搭載しています。これにより、お客様により多くオプションを提供すると共に開発期間の短縮を支援します。」

   ルネサスの車載向けSoC「R-Car H3」は、統合コクピットやコネクテッドカーに最適な機能と性能を有しています。R-Car H3のGPUやVideo/Audio用IPには仮想化機能が搭載されているため、ハイパーバイザによる仮想化が可能であり、複数のOSを完全に独立して安全に動作させることができます。  オープンシナジーの最新仮想化技術COQOS Hypervisor SDKは、LinuxやAndroidのような多目的OSと、リアルタイムOSやAUTOSARに準拠するソフトウェアも同時に1つのSoCで実行できる、安全で効率的に構築されたハイパーバイザです。このハイパーバイザは、R-Car H3の仮想化機能を活かすことにより、R-Car H3の性能を発揮させ、高い信頼性を確保しています。

   今回、パロット·フォルシア·オートモーティブ社が開発したコクピットシステムは、信頼性が求められるインスツルメンツ・クラスタ機能を、Linux ベースで行っています。インスツルメンツ・クラスタシステムに対して、Linuxは理想的なOSの一つですが、独自にはASILに対応する事は出来ません。このため、オープンシナジーは、Safe IC Guardを開発しました。これにより、ゲストOSが独立して動作し、信頼性が求められるOSの安全に関わる情報が正しく表示されているかを検証することが可能です。また、COQOS Hypervisor SDKは、すでに「Android P」を含む最新Android OSの動作をテスト済みであり、IVI機能を3つ目のゲストOSとなるAndroid上で動作させることが可能です。

   COQOS Hypervisor SDKは、複数のOS がR-Car H3のGPUを同時に使用したり、複数のディプレイへのアクセスを可能にします。例えば、Android上で起動しているIVIアプリケーションが、Linux上で起動しているインスツルメンツ·クラスタと、ディスプレイを共有化することが可能です。この際に、安全性が重要な情報を妨害しないように、スクリーンマネージャがインスツルメンツ·クラスタ内の画面共有化を管理します。また、COQOS Hypervisor SDKは、R-Car H3のArm®Cortex®R7 コアで起動するAUTOSARに準拠するCAN ゲートウェイにも対応しております。これにより車載ネットワークへのシームレスな接続が可能となりました。

オープンシナジーについて
オープンシナジーは、次世代の車に向けた組み込み用ソフトウェアを提供しています。オープンシナジーのハイパーバイザとコミュニケーション製品は、統合されたドライビングエクスペリエンスを提供します。 仮想化プラットフォームであるCOQOS Hypervisor SDKは、安全性とセキュリティに関するさまざまな要件を備えたソフトウェアベースの車両機能の統合をサポートします。 これは、AUTOSAR技術とLinuxやAndroidなどのオープンソリューションを組み合わせて、マルチディスプレイコックピットコントローラ、スマートアンテナ、または強力なドメインコントローラ向けに設計されています。 OpenSynergyの通信スタックは、自動車とクラウド間、あるいは自動車とモバイル機器の間の無線接続を可能にします。 OpenSynergyのBlue SDKは、世界中の多くのOEMににとってBluetoothの実装用リファレンとなっています。当社のエンジニアリングサービスが製品を補完します。 詳細は、opensynergy.comをご覧ください。

ルネサスについて
ルネサス エレクトロニクス株式会社(TSE:6723)は、人々が安心・安全に暮らせる社会を実現するために、あらゆるモノとモノをつなぎインテリジェント化することを通して、組み込み機器に進化をもたらしています。そして、無限の未来をカタチづくるために、自動車、産業、OA (Office Automation)・ICT (Information Communication Technology)分野に対して、世界トップシェアのマイコンに加え、アナログ&パワーデバイス、SoC、統合プラットフォームなどの各種半導体と幅広いソリューションを提供していきます。ルネサスの詳細は、renesas.comをご覧ください

*Android は Google Inc. の商標です。
*Arm、CortexはArm Limited(またはその子会社)のUSまたはその他の国における登録商標または商標です。
*本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。

ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。








ルネサス エレクトロニクス株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#ルネサス エレクトロニクス
#SoC
#インフォテインメント
#2018年9月12日