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新型Audi A8を発売【アウディ ジャパン】

2018年9月5日

 

  • 1994年の初代登場から、常に「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」を体現してきた、アウディのフラッグシップセダンの第4世代モデル
  • 量産車では世界初搭載となるレーザースキャナー1個を含む、最大23個のセンサーによる最先端の運転支援システムを搭載し、安全性や長距離ドライブの快適性を大幅に向上
  • デジタル時代にふさわしいタッチスクリーンによるユーザーインターフェイスやAudi connect、48Vのマイルドハイブリッドドライブシステムなどの先進技術を全車に搭載

 

2018年9月5日(水)、アウディ ジャパン(本社:東京都品川区 代表取締役:フィリップ ノアック)は、アウディのフラッグシップセダンであるAudi A8を8年ぶりにフルモデルチェンジし、10月15日(月)より、全国のアウディ正規販売店(126店舗:現時点)を通じて販売を開始します。

Audi A8は初代から常に、技術の最先端を歩み続けてきたフラッグシップセダンです。革新的なボディ設計技術であったアウディスペースフレーム(ASF)、高効率直噴エンジン、アダプティブエアサスペンション、前後不等分トルク配分のquattro(フルタイム4WD)、フルLEDヘッドライト、最先端のドライバーアシスタンスシステム、そして常に最新世代のMMIインフォテイメントを採用するなど、Audi A8はアウディの技術的ショーケースとしての役割を受け持ってきました。そして第4世代としてフルモデルチェンジを果たした新型Audi A8は、すべての要素を大幅にアップデートし、ふたたび技術の地平を切り拓いています。

先進のドライバーアシスタンス:レーザースキャナーで高精度な運転支援システムを実現
新型Audi A8には、量産車として世界初の搭載事例となるレーザースキャナー(フロント:1基)を始め、ミリ波レーダー、カメラセンサー、超音波センサーを合わせて最大23ものセンサーを搭載しています。またこれらセンサーからの膨大な情報を統合的に分析して高度な周辺環境モデルを構築する、セントラル ドライバーアシスタンス コントローラー(zFAS)の採用も特徴で、これにより人間の感覚に近い、遅れの少ない自然な制御を実現しています。

新たに追加された機能としては、見通しの悪い交差点でのフロントクロストラフィックアシストや、全方位からの事故について予防し、被害を軽減するプレセンス360、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)、アクティブレーンアシスト(ALA)、トラフィックジャムアシストの3つの機能を統合したアダプティブドライブアシスト(ADA)などがあります。夜間の視界も、安全性には大きく貢献します。新型Audi A8はHDマトリクスLEDを備え、広い照射範囲を得ています。車両前方を監視するセンサーからの情報を用いて、32個のLEDを個別に点灯制御することにより、前走車および対向車のドライバーを眩惑することなく、最大限の照射範囲を実現します。さらに70km/h以上で作動する特別なライトにアウディ レーザーライトがあります。これは一般的なハイビームの2倍の照射距離を持ちます。

パワートレイン:マイルドハイブリッドドライブシステムを採用した高効率エンジン
新型Audi A8のエンジンには250kW/340ps の3.0ℓV型6気筒直噴ターボ(Audi A8 55 TFSI quattro)と、338kW/460ps の4.0ℓV型8気筒直噴ツインターボ(Audi A8 60 TFSI quattro)の2種類のガソリンエンジンを用意しました。これらは軽量アルミ合金クランクケース、90度のVバンク角、バンク内ターボチャージャーなど、多くの技術を共有するモジュラー型の高効率エンジンです。3ℓで先代比+22kW/60Nm、4ℓで18kW/60Nmの強化を果たした一方、燃費は55TFSI quattroで10.5km/ℓ、60 TFSI quattroで8.7km/ℓ(数値はともにJC08モード)となっています。

トランスミッションはともに8速ティプトロニック(トルクコンバーター付きAT)で、quattro(フルタイム4WD)が標準装備されています。新型Audi A8のquattroはセルフロッキング センターディファレンシャルを備えるタイプで、通常時のトルク配分は前40:後60の割合ですが、ホイールのスリップ状況に応じて、フロントに最大70%、リヤに最大85%のトルクを配分することもできます。

エンジンの技術的ハイライトとして、マイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を搭載しています。これは48Vリチウムイオンバッテリーと、クランク軸にベルトを介して連結されるBAS(ベルト オルタネーター スターター)を中核技術とし、燃費を改善します。48Vという電圧を背景として、最大12kWという高いエネルギー回収効率が特徴です。減速時には22km/h以下でのアイドルストップ&スタートを、また55~160kmhの範囲でスロットルペダル オフにすると、エンジンを停止してのコースティング(惰性)走行を可能にするなど大きなメリットがあり、欧州基準での計測では100km走行あたり0.7ℓの省燃費効果があります。アイドルストップ状態からの再スタートは、BASによって、スムーズかつレスポンス良く行なわれます。

シャシー:オールホイールステアリング
新型 Audi A8にはシャシーにおいても多くの最新技術が投入されています。まずはダイナミック オールホイール ステアリング(四輪操舵)がオプションで用意されました。65km/h以下ではリヤタイヤはフロントと逆方向に最大5度まで電子制御により操舵され、特に都市部での取り回しの良さに貢献します。これにより最小回転半径は約0.5m小さい5.3mとなります。中高速ではリヤタイヤはフロントと同方向に操舵され、操縦安定性を向上させます。

前後サスペンションアームは、ほぼすべてがアルミニウム製であり、従来品よりも軽量となっています。電子制御式可変ダンパーと組み合わせたエアサスペンションは標準装備で、アウディドライブセレクトによってコンフォート、オート、ダイナミックなど任意でモード変更が可能です。

2019年以降に導入予定のテクノロジーとしては、AIアクティブサスペンションがあります。これは後述するレーザースキャナーやカメラセンサーを用い、路面の凹凸を先読みすることで、サスペンションストロークをアクティブ制御するものです。四輪それぞれに最大1100Nmを発生する電動式アクチュエーターとコントロールアームが連結されており、48Vバッテリーを電源として直接的にサスペンションストロークを操作、その結果としてロールやピッチをアクティブに制御します。ラグジュアリーセダンに相応しい滑らかでフラットな乗り心地から、まるでスポーティセダンのようなキビキビした身のこなしまでを実現します。またアクティブセーフティ機能も持ち、側面衝突が避けられないとセンサーシステムが判断した場合、ボディ片側を80mm持ち上げることで、衝撃を強固なサイドシルで受け止めることができ、キャビン変形と乗員への負荷を大幅に軽減します。

インテリア:MMIタッチレスポンス
先代より広くなったインテリアは、水平基調のデザインが空間の余裕を強調しており、またボタンの代わりにタッチ式スクリーンを採用したことで、クリーンな統一感が生まれています。技術志向と視野の広さを直感させるデザインは、まさに新型Audi A8の価値観を体現するものです。

タッチ式スクリーンは10.1インチのアッパー、8.6インチのローワーのふたつが備え付けられています。アッパーはナビゲーションや各種設定などのインフォテイメントを担当し、ローワーには主にエアコンディショナーの操作や、手書き入力を受け持ちます。ダッシュボードに溶け込むように設置された美しいスクリーンは、スマートフォンに似た直感的なコントロールと、ハプティックフィードバックを伴う精緻な操作感が特徴です。このインターフェイスにより、アウディは新しいユーザーエクスペリエンスを提供します。

常時LTEネットワークに接続されている新型Audi A8は、Audi connectによって目的地のオンライン検索を行なったり、ニュースや天気予報といった情報取得に加えて、最寄のガソリンスタンドや駐車場検索なども可能です。地図データのオンライン更新も当初3年間は無料です。またmyAudiアプリを使用すると、スマートフォンとAudi A8とを接続でき、車両状況をチェックや、ドアのロック/ロック解除、そしてナビゲーションに目的地情報を送ったりできます。

ボディ:デザインとマルチマテリアルのASF(アウディスペースフレーム)
エレガントかつ先進的、そしてスポーティさも兼ね備えたエクステリアは、新型Audi A8の機能的特徴である軽量構造や優れたパフォーマンス、quattroなどのユニークな価値観を余すところなくデザインとして映し出しています。

堂々たるボディサイズは全長5170mm、全幅1945mm、全高1470mm、そしてホイールベースは3000mmです(Audi A8 Lは全長、ホイールベースともに+130mm)。車重はAudi A8 55 TFSI quattroで2040kgに収まっています。トランク容量は505ℓ(VDA法)です。

ボディストラクチャーはアルミニウム、スチール、マグネシウム、そしてカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を効果的に組み合わせた複合素材で構成され、極めて高強度・高剛性を誇ります。異なる素材を精密かつ耐久性高く接合するため実に14種類もの接合技法が投入されており、その結果として、正確なハンドリングや静粛性を実現し、先代比24%アップの捩じり剛性を持つ、パフォーマンスの高いボディを作り上げています。

 

 

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