ニュース
米国で 3D プリンター向け材料開発・製造の合弁会社を設立【長瀬産業】
2018年8月28日
米国で 3D プリンター向け材料開発・製造の合弁会社を設立
~欧米での市場開拓の拠点に 年度内に水溶性サポート材の販売開始~
長瀬産業株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:朝倉 研二、以下「長瀬産業」)の 100%子会社
である Nagase America Corporation(本社:米国ニューヨーク州、以下「ナガセアメリカ」)は、スペ
シャリティケミカルや特殊樹脂等の開発に強みを持つ Interfacial Consultants LLC(本社:米国ウィス
コンシン州、以下「IFC 社」)との間で、合弁会社 Infinite Material Solutions LLC(以下、合弁会社)
を設立しましたのでお知らせいたします。
合弁会社では、産業用途に飛躍的な成長が見込まれる 3D プリンター向け特殊材料の開発・製造を行い
ます。すでに、3D プリンターの主流の一つである FDM(熱溶解積層)方式の 3D 印刷に向けた水溶性
サポート材フィラメントの製品化を進めています。本サポート材は、ABS 樹脂などの汎用エンジニアリ
ングプラスチック(以下、エンプラ)だけでなく、より機械特性・耐熱性などに優れた PEI 樹脂や PEEK
樹脂などのスーパーエンプラにも対応した業界初の水溶性サポート材*で、2019 年初めの販売開始を予
定しています。水溶性サポート材は、非溶解性に比べて微細なデザインを造形でき、除去作業の時間・労
力・コストを大幅に削減できる利点があります。
超エンプラを原料とする 3D 印刷は、自動車や航空宇宙産業、医療機器等向けの需要増により市場規模
が今後 5 年で約 10 倍になると見込まれており(IDTechEX 社調べ)、合弁会社では FDM 方式以外の 3D
印刷向けにもサポート材の開発を進めてまいります。
ナガセアメリカは、合弁会社が開発・製造した高付加価値製品を、世界の 3D プリンター市場の約 40%
(同社調べ)を占める欧米市場において先行的に販売する方針です。 (* IFC 社の特許技術)
◆本件に関するお問い合わせ先
長瀬産業株式会社
経営企画部 企画管理課
TEL:03-3665-3640 FAX :03-3665-3135
URL:https://www.nagase.co.jp/
長瀬産業株式会社ホームページはこちら