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徹底的な作業が結実し、フィンランドでシトロエン C3 WRC が 2 位入賞【プジョー・シトロエン・ジャポン】

2018年8月2日

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2018 年の世界ラリー選手権(WRC)に C3 WRC で参戦するシトロ エン・レーシングは、7 月 26 日〜29 日にかけて開催された第 8 戦 フィンランドに参戦し、3 台すべてが完走を果たしました。なかでもマ ッズ・オストベルグ/トルステイン・エリクセン組は、最終日まで激し い上位争いを演じ、2 位の座を守り抜きました。

ラリーの展開
このラリーフィンランドで過去4回(2008 年、 2011 年、2012 年、2016 年)の総合優勝を飾っているシトロエン・レ ーシングは、今年もその実力を発揮しました。ドライバーが絶対の自信をもち、フィンランドの超高速ステージを戦 うためには、精密なマシンが求められます。それは今年のラリーでも、例外ではありませんでした。26 日木曜日に 行われたシェイクダウンテストでは、オストベルグがベストタイムをマーク。過去 13 回のラリーフィンランド参戦歴 を誇るオストベルグは、シトロエン C3 WRC の出来を絶賛しました。さらにクレイグ・ブリーン/スコット・マーティン 組も僅差の 2 番手タイムで続きます。ラリー本番では、このふたりが強さを見せることが予想されました。

27 日の金曜日から本格的な競技が始まると、オストベルグはすぐに総合 2 番手につけ、SS4 では今大会最初の ベストタイムをマークして総合首位に浮上します。午後にはさらに 2 回の SS ベストタイムを刻み、2 番手とのタイ ム差を拡大。最終的には、ラリーを制したトヨタのオット・タナクに 5.8 秒差の総合 2 番手で金曜日の走行を終えま した。オストベルグは翌日の土曜日にも好走を続けますが、このフィンランドで過去 3 勝を挙げているヤリ‐マティ・ ラトバラ(トヨタ)が背後から追い上げます。オストベルグは用心のためにスペアタイヤを 1 本多く積んでおり、車重 が増していたにもかかわらず、2 番手を守り切りました。最終日となる 29 日日曜日を迎えた段階で、2 番手オスト ベルグと 3 番手ラトバラの差はわずかに 5.4 秒です。この日の序盤でオストベルグは今大会 4 度目となる SS ベ ストタイムをマーク。ラトバラの猛攻を見事に抑え切って、ラリーフィンランドでの自己最高位を更新しました。

一方のブリーンは SS2 で不運にもパンクに見舞われて大幅なタイムロスを喫してしまい、早々に上位争いへの望 みを断たれてしまいます。その後も懸命に走るブリーンでしたが、失ったタイムを取り戻すことはかなわず、残る日 程を不利な出走順で走らざるを得なくなってしまいました。しかし、ブリーンはわずかなチャンスも見逃すことなく、 本来のペースを披露。SS8 ではベストタイムを獲得したほか、パワーステージでも好タイムを刻みマークし、最終 的に総合 8 位でフィニッシュしました。また、第 5 戦アルゼンチン以来となる、今季 2 度目の WRC 参戦に臨んだ ハリ・アル‐カシミ/クリス・パターソン組は、土曜日の SS12 でミスを喫しリタイアとなってしまいましたが、最終日 にはラリー2 規定を適用して再スタートを切り、ラリーを走り切りました。

チームコメント
■マッズ・オストベルグ
「この素晴らしいステージで、上位を争う走りができて、本当にハッピーです! 自分のレーシングキャリアの中で、 最高の出来事と言ってもいいくらいです。シトロエンチームのみんなが懸命に働いてくれたことも、とてもうれしく思 います。素晴らしい仕事で、自分をこの位置に押し上げてくれました。このチームのメンバーであることを、私は誇 りに思います。ラリー前に行ったテストから、シトロエン C3 WRC は過去フィンランドを走ったなかで最高のマシン だと分かっていましたし、今回、それを披露することができてうれしく思います」

■クレイグ・ブリーン
「金曜日に喫したパンクが大きな痛手となりました。残り 2 日間で早いスタート順を割り当てられたために砂利掃き 役をしなくてはならなくなり、厳しい週末となってしまいました。その一方、悪条件下でも良いタイムが出せることを 示せた部分もあります。特に最終 SS のパワーステージを、5 番手タイムでフィニッシュし、1 ポイントを追加できた 点はよかったと思います。これで、次のドイツをポジティブな感触で迎えることができます」

■ハリ・アル‐カシミ
「土曜日にミスをしてしまったため、自分たちにとっては厳しいラリーになりましたが、最終日は競技に復帰できて、 この最高のステージを楽しむことができました。さらに、これまでの必死の作業が素晴らしいリザルトで報われたチ ームのことも、とても喜ばしく思います」








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