ニュース

新型 Cクラスを発表【メルセデス・ベンツ日本】

2018年7月25日

サマリー
・セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの4車種を同時に刷新
・効率化と高性能化のための新技術「BSG (ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)
 +48V(ボルト)電気システム」 を搭載した新型直列4気筒エンジンを一部モデルに採用
・安全性と快適性、効率性を高次元で融合する「インテリジェントドライブ」がさらに進化

メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社: 東京都品川区)は、メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて本日より注文の受付を開始します。なお、お客様への納車は9月より順次予定しております。

Cクラスは1982年に「190クラス」として登場以来、動力性能や快適性、安全性などあらゆる面において常にセグメントのベンチマークとされているモデルです。2014年から販売している従来型Cクラスは、セダンとステーションワゴンを合わせて、日本で累計約6万9千台を販売し、2015年以来、年間のセグメントナンバー1*1を達成し続け、数々の賞を受賞するなど、多くのお客様に高い評価をいただいてまいりました。
*1: 欧州委員会の分類概念に基づいた輸入車Dセグメント

そして2018年、安全性と快適性、効率性を高次元で融合する「インテリジェントドライブ」がフラッグシップモデルの「Sクラス」と同レベルに大きく進化、新開発のパワートレインを導入するなど、安全性と快適性、効率性をさらに向上し、デザインを一新して生まれ変わりました。

デザイン
新型「Cクラス」は、フロントおよびリアバンパーを刷新し、よりダイナミックなデザインとなっています。「LEDハイパフォーマンスヘッドライト」*2はヘッドライト内部にマルチチャンバーリフレクターが上下4列ずつ立体的に並び、近未来的な印象を演出しています。 さらに上位の「マルチビームLEDヘッドライト」*3はEクラスやSクラスと同様のシステムで、片側84個のLED光源を瞬時に個別に制御することにより、前走車や対向車のドライバーを幻惑することなく、広い範囲を明るく照射し続けます。雨天の照り返しを抑えるモードや、高速道路モードなど様々な状況に対応することができるだけでなく、最長650m先まで照射するウルトラハイビームも新たに搭載しました。さらに、セダンのテールライトユニットは内部がCクラスの“C”の文字をモチーフにしたライトデザインに変更され、新型「Cクラス」の新たな特徴の一つとなっています。
*2: <セダン/ステーションワゴン>C 180 (受注生産モデル), C 180 アバンギャルドに標準装備
<クーペ/カブリオレ>C 180 スポーツに標準装備
*3: <セダン/ステーションワゴン>C 200 アバンギャルド、C 200 4MATIC アバンギャルド、C 220 d アバンギャルド、
メルセデスAMGモデルに標準装備
<クーペ/カブリオレ>C 180 スポーツにオプション、メルセデスAMGモデルに標準装備

「AMGラインエクステリア」*4は、フロントに新たに「ダイヤモンドグリル」を採用し、左右のエアインテーク部に2本のフィンが装着されるなど、高級感とダイナミックさを両立したデザインとなっています。また、フロントバンパー左右に新たに設けられたエアカーテンは、バンパー及び、フロントタイヤ周辺の空力性能を向上する効果があります。さらに、新設計の「18インチAMG5ツインスポークアルミホイール」*5は、外周部にプレートを備えるなど、空力性能を追求したデザインとなっています。
*4、5: <セダン/ステーションワゴン>C 180 アバンギャルド、C 200 アバンギャルド、C 200 4MATIC アバンギャルド
C 220 d アバンギャルドにオプション装備
<クーペ/カブリオレ>C 180 スポーツに標準装備

インテリアは、ダッシュボードからドア、シートまで流れるような一体感がありつつ、スポーティなデザインコンセプトを継承しながら、ダッシュボード中央にはナビゲーションやエンターテインメントシステムの表示画面となる、高精細10.25インチの「ワイドディスプレイ」を装備しています。また、インストゥルメントクラスターの機能を持つ、高精細12.3インチのCクラス専用デザイン「コックピットディスプレイ」*6は速度計や回転計、ナビゲーションや安全運転支援システムなどの情報を表示することができるほか、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3種類のデザインの中からお好みで設定することができます。

ステアリングホイールはSクラスと同じデザインの、メルセデス・ベンツ最新世代のステアリングホイールが採用されており、上質かつスポーティなデザインとなっているほか、手を放さずに、ナビゲーションの操作や車両の設定などが行える、「タッチコントロールボタン」や、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」を設定するスイッチも備えており、操作性の向上にも寄与します。また、カラーがゆっくりと変化し続ける「マルチカラーアニメーション」を搭載した「アンビエントライト(64色)」*7を装備するなど、最新のメルセデス・ベンツモデル共通のデザインや装備を採用しています。さらに、総出力225W、9スピーカーの「アドバンスドサウンドシステム」を新たに設定*8したほか、ハイエンドオーディオ専門メーカー「ブルメスター社」と共同開発した、2つのFront Bass®スピーカー を含む13個のハイパフォーマンススピーカー(総出力590W)、9チャンネルのアンプなどにより、極めて高精細なナチュラルサウンドを表現する「Burmester®サラウンドサウンドシステム」*9も選択することができます。
*6: <セダン/ステーションワゴン> C 200 アバンギャルド、C 200 4MATIC アバンギャルド、C 220 d アバンギャルド、
メルセデスAMG C 63にオプション装備、メルセデスAMG C 43 4MATIC、メルセデスAMG C 63 Sに標準装備
<クーペ/カブリオレ>C 180 スポーツにオプション装備、メルセデスAMGモデルで標準装備
*7: <セダン/ステーションワゴン>C 180 (受注生産モデル)を除き標準装備、 <クーペ/カブリオレ>全モデル標準装備
*8: <セダン/ステーションワゴン>C 180 アバンギャルド、C 200 アバンギャルド、C 200 4MATIC アバンギャルド、C 220 d アバンギャルドに標準装備、 
<クーペ/カブリオレ>C 180 スポーツに標準装備
*9: <セダン/ステーションワゴン>C 200 アバンギャルド、C 200 4MATIC アバンギャルド、C 220 d アバンギャルド、メルセデスAMG C 63、メルセデスAMG C 63 S にオプション装備、メルセデスAMG C 43 4MATICに標準装備
<クーペ/カブリオレ>メルセデスAMGモデルに標準装備

パワートレイン
「C 200 アバンギャルド」には新開発の1.5リッター直列4気筒ターボエンジン「M264」と「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」、「48V(ボルト)電気システム」などの新技術を採用することにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現したパワートレインを搭載しています。

「M264」エンジンは単体で最高出力184PS(135kW)、最大トルク280Nmを発生します。ターボチャージャーにはツインスクロールシステムを採用したほか、可変バルブタイミングを実現する「カムトロニック」も搭載されており、状況に応じた最適な吸気を実現しています。また、エンジン内部の摩擦低減対策として、メルセデス・ベンツが特許を取得した、「CONICSHAPE®加工」を採用しています。これは、シリンダーウォールをフォームホーニング加工する際に、シリンダーウォールを底部に向けてやや広がる形とすることで、ピストンスカート部に発生する摩擦を低減する技術です。

さらに、ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター、「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」と「48V(ボルト)電気システム」は、回生ブレーキ等により発電した48Vの電気を1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、必要な際に最高出力14PS(10kW)*10、最大トルク160Nmを発生し動力を補助します。回生ブレーキによる燃費低減効果だけでなく、ターボチャージャーの過給圧が十分に高まるまでの間のアシストを行い、スムーズな加速に貢献します。また、このモーターはギアシフト時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行います。これにより、シフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現します。 そのほかにも、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することができるほか、エンジンを止めた状態で走行するコースティング*11の実現や、エンジンの始動の際の低騒音、低振動を実現しています。
*10: 回生時 16PS (12kW)
*11: ダイナミックセレクトでECO選択時

「C 220 d アバンギャルド」にはEクラスにも搭載されている、最高出力143kW(194PS)、最大トルク400N・m(40.8kg・m)を発生する、メルセデス・ベンツ最新の2.0リッター直列4気筒BlueTECエンジンが搭載されます。従来型のクリーンディーゼルエンジンより高出力化された一方、振動、騒音も低減されており、快適なドライブを実現します。また、シリンダーブロックと、ピストンに熱膨張率の異なる素材を採用することや、メルセデス・ベンツが開発した表面コーティングNANOSLIDE®を導入することで、摩擦を低減し効率性を向上しています。さらに、排出ガス浄化経路の短縮やsDPF(DPF with SCR Coating:選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)を採用するなど、排気の浄化にも注力して開発され、欧州において導入されているRDE(実路走行試験)規制に適合したエンジンです。

インテリジェントドライブ
メルセデス・ベンツの自動運転開発の次のステップとなる技術は、特に高速道路での渋滞の際に、運転支援機能によりドライバーにかかる負担を大きく軽減するシステムです。
「新型Cクラス」には昨年発表された新型Sクラスと同等のシステムが全てのモデルで選択することができます*12。先行車との車間距離のみならず周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視して、従来よりもステアリングアシストが作動する状況が大幅に拡大しました。車線が不明瞭または表示されていない場合には先行車を追従します。また、システム起動時に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を大幅に低減します。その他の革新技術、「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、ドライバーがウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して、自動で車線を変更します*13。さらに、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載しました。
*12: メルセデスAMGモデルに標準装備、その他のモデルでオプション装備
*13: 高速道路を走行中アクティブステアリングアシスト作動時に起動します。
テレマティクスサービス「Mercedes me connect」を全モデルに標準装備

自動車が通信することによりお客様の利便性を向上する先進的なテレマティクスサービス「Mercedes me connect」は、「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間無償でご提供する「安心安全サービス」、「リモートドアロック&アンロック」などを3年間無償でご提供する「快適サービス」、「メルセデス・ベンツ 24時間コンシェルジュサービス」を1年間無償でご提供する「おもてなしサービス」*14の3つのサービスカテゴリーから構成されます。

「安心安全サービス」
24時間緊急通報サービス:事故検知時(エアバッグ、シートベルトテンショナー展開時)または車内にあるSOSボタン押下時に、コールセンターが消防に連絡します。
24時間故障通報サービス:ツーリングサポートが必要な際に、車内からツーリングサポートセンターに連絡できます。

「快適サービス」
  ・リモートドアロック&アンロック:スマートフォンの操作で車両のドアロック、アンロックができます。
  ・リモート(車両)ステータス確認:車両の走行距離、燃料計、平均燃費等の状態をアプリ等で確認できます。
  ・MB Apps:天気情報やインターネットラジオをMB Appsで表示、使用できます。
  ・駐車位置検索:駐車した車両の位置をアプリの地図上に表示します。 
  ・Send2Car:スマートフォンから、ナビゲ―ションの目的地を遠隔設定できます。

  「おもてなしサービス」*14
メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービス:車内から専用ボタンを押すだけで専門のオペレーターが24時間365日対応します。
車載された通信モジュールを利用し、ナビケーションの目的地を設定
レストランやホテル等の検索・予約*15
メルセデス・ベンツ正規販売店の検索・ご案内
緊急時の病院の案内 など

*14: メルセデスAMGモデルに標準装備 *15: 施設により本予約と仮予約のいずれかのご提供となります

メルセデスAMG
「新型Cクラス」には、メルセデスAMGが専用開発した高出力V6エンジンと、パフォーマンス志向の四輪駆動システム「AMG 4MATIC」を備えた「メルセデスAMG 43シリーズ」とトップパフォーマンスモデルの「メルセデスAMG 63シリーズ」がラインアップされます。

「メルセデスAMG 43シリーズ」はターボの大型化と制御の改良により従来モデルより23PS(17kW)高出力化し最高出力390PS(287kW)となり、さらに伸びやかな加速を実現します。また、高性能エンジンのパワーを四輪に最適に配分するMercedes-AMGが開発した四輪駆動システム「AMG 4MATIC」を搭載しており、31:69とリア寄りのトルク配分により、スポーツ走行時などで強力なトラクションと安定感あるハンドリングを提供します。エクステリアは、従来「メルセデスAMG 63シリーズ」に採用されていた、イリジウムシルバーマットに塗装されたツインルーバーの「AMGラジエターグリル」を採用し、リアには新しく、左右それぞれに「ツインラウンドテールパイプ」を装備することで、スポーティさを強調しています。また、新設計のフロント/リアエプロンは、空力性能の向上に寄与しています。インテリアには、新たに非常にスポーティなデザインの「AMGパフォーマンスステアリング」を採用し、ドライバーのパフォーマンスへの期待感を高めます。

 「メルセデスAMG 63シリーズ」には、新たに「AMGパナメリカーナグリル」を採用しました。「AMGパナメリカーナグリル」はモータースポーツに由来し、クロームメッキを施した12本の垂直フィンの基本デザインは、1952年メキシコで開催された伝説の公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝したレーシングカー「メルセデス・ベンツ300 SL」で初めて採用された由緒あるものです。また、新しくデザインされたフロントスポイラー内のフィンは、空力性能を向上するとともに、ワイドでスポーティな外観を強調しています。インテリアには最新のAMGデザインのステアリングホイールが採用されており、スポーティな印象を与えるとともに、正確な操舵のためのグリップを実現するデザインとなっています。さらにSモデルには、ステアリングホイールから手を離さずに走行モードを変更することができる「AMGドライブコントロールスイッチ」が装備されます。右側のスポークの根元に位置するボタンは「Comfort、Sport、Sport+、Race、Individual、Slippery」など、 ダイナミックセレクトの走行モードを選択することができ、左側はエグゾースト、サスペンション、マニュアルモード、ESPなどの調整を行うことができます。さらにSモデルに設定される「AMGパフォーマンスパッケージ」には、耐熱性能の強化と軽量化による性能強化を目的とした「AMGカーボンセラミックブレーキ(フロント)」と横方向のサポートを強化した「AMGパフォーマンスシート」が採用され、更なるハイパフォーマンスを追求しています。トランスミッションには新たに9速の「AMGスピードシフトMCT」を採用し、軽量化とレスポンスの向上を図っています。

なお、新型「Cクラス」には、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。

また、メルセデス・ケア期間中には、ご希望のモデルを3回無料でご利用いただける週末貸出サービス「シェアカー・プラス」もご利用頂くことが可能です。

さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージでご提供する「メンテナンス プラス*16」をご用意しています。
*16: 新車登録日から59ヶ月後の応当日の前日、または総走行距離75,000km到達時のいずれか早い時点で終了となります。








メルセデス・ベンツ日本株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#メルセデス・ベンツ日本
#2018年7月25日