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若狭湾沖 水深約90mの海底で、旧日本海軍潜水艦の発見に貢献【東陽テクニカ】

2018年7月10日

若狭湾沖 水深約90mの海底で、旧日本海軍潜水艦の発見に貢献
~マルチビーム測深機「Sonic2024」を使い、 沈没潜水艦の3D画像を取得~

株式会社東陽テクニカ(本社︓東京都中央区、代表取締役社長︓五味 勝)は、一般社団法人ラ・プロ ンジェ深海工学会(代表理事 浦 環・九州工業大学特別教授)による、第二次世界大戦後海没処分され 若狭湾沖に沈む旧日本海軍の潜水艦調査「呂 500 探索プロジェクト」に協力し、東陽テクニカが販売するマル チビーム測深機「Sonic2024」を用いて、「呂号第500潜水艦(呂500)」ほか2艦の3D画像を取得する ことに成功いたしました。
 東陽テクニカは2017年にも、ラ・プロンジェ深海工学会が実施した長崎県五島列島沖海域の沈没潜水艦調 査「伊 58 呂 50 特定プロジェクト」に協力し、海没処分潜水艦 24 艦の発見・撮影成功に大きく貢献しています。

 第二次世界大戦では旧日本海軍は多くの潜水艦を乗組員と共に失い、終戦時に日本国内に残された潜水艦は僅か 49 艦(ラ・プロンジェ深海工学会調べ。解体処分/触雷沈没は含まず)で、それらも全て連合国軍総司令部(GHQ)により海没処分されています。
 そのうち、舞鶴港で終戦を迎えた 3 艦(呂 500、伊 121、呂 68)が若狭湾沖に沈められていることが文献 や漁業従事者からの聞き取り調査でおおよそ明らかとなったため、2018年6月18~21日まで探索・調査を実施。今回のマルチビーム測深機「Sonic2024」による 3 艦の沈没位置特定と発見、それに続く ROV(有索遠 隔操作型無人潜水機)を使用しての映像による艦名特定につながりました。

  マルチビーム測深機は、港湾土木工事の ICT 化である“i-Construction”に必須の最新の海洋調査機器で、 海外においても港湾浚渫調査や戦艦「武蔵」などの沈船探索調査に用いられています。
 今回の調査に用いられた「Sonic2024」は、小型漁船などに容易に取り付けることが可能で、五島列島沖沈 没潜水艦の調査においても沈没位置特定に活躍しました。

  東陽テクニカは、これまでにサミット警備や海底遺跡調査、津波遭難者捜索などに協力してまいりました。今後 も、海洋調査機器の輸入・販売だけでなく、機器の運用・データ解析までをサポートすることにより、社会に貢献し 続けてまいります。



★ 本件に関するお問い合わせ先 ★
㈱東陽テクニカ 海洋計測部
TEL:03-3245-1243(直通) E-mail:ocean@toyo.co.jp
「Sonic2024」サイト:https://www.toyo.co.jp/kaiyo/products/detail/rts_sonic2024


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