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非営利団体 フリート・フォーラムと「EVデモンストレータープログラム」を開始【日産自動車】
2012年4月12日
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は12日、非営利団体フリート・フォーラムと2011年3月に締結したパートナーシップに関する覚書に基づき、100%電気自動車「日産リーフ」を使った「EVデモンストレータープログラム」を開始することを発表しました。50を超える、フリート・フォーラム加盟団体から、5つの国際的な非営利団体が選ばれ、スイス、イタリア、イギリスで本プログラムを開始します。
参加団体として選ばれた団体は以下の通りです。
国連世界食糧計画(United Nations World Food Programme)
赤十字国際委員会(International Committee of the Red Cross)
国連難民高等弁務官事務所(United Nations High Commissioner of Refugees)
イスラミック・レリーフ(Islamic Relief)
国連ロジスティックベース(United Nations Logistics Base)
本プログラムは非営利団体に対し「日産リーフ」を無償貸与することで、車両運用効率を高め、コストを削減し、環境への影響を最小化させるひとつの方法として、電気自動車を利用することのメリットを直接体験してもらうことを目指しています。
フリート・フォーラムのダイレクター、ポール・ヤンセン氏は、「今回のプログラムは、各団体にとって実体験を通じた学びの素晴らしい事例となるでしょう。このプログラムを通して、各団体は彼らの目標を達成するために電気自動車をどのように活用できるのかを学ぶことができます。フリート・フォーラムとして、本プログラムを通じて非営利団体の車両運用効率を向上させ、環境負荷を低減させる方法としてこのプログラムを推進できることをうれしく思っています。」と述べました。
ジュネーブで開催される年次会合では、参加団体のうちスイスで車両を活用する国連世界食糧計画、赤十字国際委員会へキーが手渡されます。
ヤンセン氏は、「日産とのパートナーシップは、登録団体へ移動のための製品およびサービスに関する実用的な知識と経験を提供するというフリート・フォーラムの使命にぴったり合ったものです。参加団体は直接的なメリットを享受できますが、最終的には全ての登録団体にとって有益なものとなります。私たちは日産と協力して試験データを収集・分析していきます。また、電気自動車の運用に関する知識を得て、電気自動車を最大限に活用する方法について登録団体へアドバイスすることができるようになります。フリート・フォーラムは電気自動車を推進しています。なぜなら、電気自動車は、私たちの登録団体の事業活動が環境に与えるインパクトを低減するための非常に建設的な方法だからです。」と語りました。
日産は、ブルーシチズンシップについて、「『人々の生活を豊かに』というビジョンを実現するための、私たち日産の決意です。日産はお客さま、株主、従業員、地域社会を大切に思い、将来にわたって価値ある持続可能なモビリティの提供に努めます。事業を通じて経済貢献すると同時に、社会の一員として、持続可能な社会の実現をめざします、」と表現しています。
フリート・フォーラムは、NGO、国際機関、国連、学術機関、資金提供者、企業パートナーなどの協同組織です。生命を守り、コストを削減し、資源を節約するため、交通安全、コスト効率、環境への影響に関する交通関連のパフォーマンスを向上させることを目指しています。
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