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シーメンスの Simcenter Testlab、試験ベースのエンジニアリング によるイノベーションと生産性の促進を実現【シーメンスPLMソフトウェア】
2018年6月25日
- 複合領域にわたる試験ベースの性能エンジニアリングのための次世代プラットフォーム、Simcenter Testlab Neoを発表
- データ収集とデータ分析を組み合わせたエンドツーエンドの耐久性試験を導入
- 直感的な音質エンジニアリングソリューションをリリース
- 物理試験に仮想シミュレーションを組み込んだモデルベースのシステム試験を通じて、すべての開発段階でシステム検証を可能に
シーメンスは本日、振動騒音、音響、耐久性などの主要分野における試験ベースの性能エンジニアリングのためのデータ収集、分析、モデリング統合ソフトウェアSimcenter Testlab(TM)の最新バージョンを発表しました。これまでLMS Test.Lab(TM)と呼ばれていたSimcenter Testlabは、厳しいスケジュール下で革新的なスマート製品を開発するためのフル機能をテストチームに提供するために設計されています。
Simcenter Testlab Neoは試験ベースのエンジニアリングのための次世代プラットフォームです。試験ベースのエンジニアリング機能を拡張して、データ収集とデータ分析を独自に組み合わせたエンドツーエンドの耐久性テストを可能にし、さらに新しい音質エンジニア リングソリューションも搭載しています。また、物理試験に仮想シミュレーションを組み込んだモデルベースのシステム試験を通じて、すべての開発段階でシステム検証を可能にすることで、Simcenter(TM)ポートフォリオ内の統合性も強化されています。Simcenter Testlabの最新バージョンは、 生産性の向上、確かな洞察の導出、信頼性の向上、コラボレーションの強化を促進する機能を提供します。
スペインの日産テクニカルセンター・ヨーロッパの機能・耐久性担当マネージャーのGuillermo Gonzalez氏は、「Simcenter Testlabは、荷重データの収集とデータ処理のためのエンドツーエンドの統合ソリューションです。このソリューションは、テストリグ・キャンペーンや信頼性の高いシミュレーションの準備段階で、耐久性に関する重要な洞察を迅速に導き出してくれます。より速く、より簡単でロバストです」と述べています。
試験サイクルの短縮、相反する性能要件、製品の複雑化、全体コストの削減などの課題を試験ベースのエンジニアリングで解決できるよう開発されたSimcenter Testlabの最新バージョンは、Simcenter Testlab Neoプラットフォームとの新しいユーザーインターフェースを提供します。このプラットフォームは、生産性と信頼性の向上、確かな洞察の導出、コラボレーションの強化といった最重要分野に高い基準を設定しました。
データ収集とデータ分析を単一の環境に独自に組み合わせた完全エンドツーエンドの耐久性テスト機能をSimcenterポートフォリオに組み込んだことで、さらに機能が拡張されました。チャンネルのセットアップから測定、検証、統合、解析、レポートまでの一般的な試験キャンペーンのすべての段階をカバーします。さらに、荷重データの統合、正確なレインフロー法、実験的疲労解析などの長時間を要するタスクも、Simcenter Testlabの新しい荷重・疲労解析ソリューションによって迅速に実行することができます。また対話型および自動解析、高効率処理、アクティブ・レポートなどの機能と高速可視化ツールとの統合により、耐久性に関する重要な洞察を迅速に導き出すことができます。Simcenter Testlabの新しい音質評価ソリューションは、対話型フィルタリング処理による校正済みオーディオ再生、利用頻度の低いユーザーのためのビルトイン・ガイダンス、騒音・振動・ハーシュネス(NVH)の柔軟な組み合わせ、音質メトリクスなどのさまざまな機能を提供して、騒音問題の対話型トラブルシューティングと設計バリエーションの迅速なベンチマークを可能にします。
モデルベースのシステム試験では、仮想モデルまたは仮想モデルと物理モデルの組み合わせ、あるいは物理プロトタイプとの組み合わせにより、開発サイクルを通して属性固有の評価を行うことができます。さらにSimcenter Testlabは、コシミュレーション用のSimcenter Amesim(TM)ソフトウェアで作成された多種多様なモデルの統合や、実測値を使ったモデルベースの仮想チャンネルの作成を可能にして、デバイスの詳細な物理的洞察を導き出します。
Simcenter Testlabの最新バージョンは、電気自動車(EV)のNVHや音響の設計機能を強化したことで、特にデジタル化と電動化に対する今日の課題にも対応します。EV車では、ICE(内燃機関)の騒音が低いため(または無音であるため)、風や路面、コンポーネント内の電気モーターなどの抑止しがたい二次的騒音源がより顕著に感じられます。そのため、空力騒音試験、ロードノイズの伝達経路解析(TPA)、車内音響解析などの追加の試験手法やエンジアリング対策を施す必要がありますが、これらもSimcenter Testlab内で解決することができます。
シーメンスPLMソフトウェアのシミュレーション&テストソリューション担当シニア・バイスプレジデントのDr. Jan Leuridanは、「Simcenter Testlab の最新バージョンがSimcenterポートフォリオの一部としてリリースされたことは、これらの試験ソリューションが当社のエンドツーエンドソリューションの一部として欠かせないことを示しています。Simcenterポートフォリオにシームレスに統合されたこれらの試験ソリューションは、長年培ってきた試験機能の強みを基盤として、プロトタイプやそのデジタルツインの評価を通じてイノベーションの促進をサポートすることで、革新的な製品開発を後押しします」と述べています。
Simcenter Testlabの詳細については、下記をご覧ください。
https://www.plm.automation.siemens.com/global/en/products/simcenter/testlab.
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シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットです。製造業がイノベーションを実現するための新たな機会
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