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安全性を向上させた「樹脂ピン式内部収縮ステアリングコラム」を開発【日本精工】

2018年5月22日

~軽量化及び快適性を向上させたステアリングコラム~

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)は、ステアリングコラムとして、衝突安全性を向上させ、かつ軽量で高い振動剛性*1を有するチルト・テレスコピックコラム*2を開発し、発売しました。



樹脂ピン式内部収縮ステアリングコラム

開発の背景

ステアリングコラムは、自動車の3大機能 “走る”,“曲がる”, “止まる”の “曲がる”を司る部品です。加えて、万が一の事故の際には、コラム自体が縮んでドライバーへの衝撃を吸収する安全性能を有しています。
昨今、自動車には更なる安全性・快適性の向上、環境への配慮が求められており、ステアリングコラムにも同様の対応が要求されています。
NSKは、これらの要求に応えるチルト・テレスコピックコラムを開発しました。

*1:高い振動剛性
コラムの共振振動数が高いこと。一般に高いほど外部からの振動を感じにくくなる
*2:チルト・テレスコピックコラム
ハンドルを上下方向(チルト)や前後方向(テレスコ)に位置調整できるコラムのこと

製品の特長

◆新たな離脱構造の採用による安全性の向上(離脱荷重のバラツキを25%低減)
離脱構造をコラムパイプ部に設定することにより、コラム構造体の離脱荷重を一定に保つことができ、衝突に対して安定した衝撃吸収を実現。安全性がさらに向上しています。

◆従来比約15%(約560グラム)の軽量化を達成
離脱構造の変更により部品点数の削減と形状の簡素化を実現。ステアリングコラムの軽量化で、自動車の燃費向上に貢献します。
◆従来比約11%(約7Hz)の振動剛性アップによる快適性の向上
チルトブラケットを最適に設計することで高い振動剛性を実現。ハンドル操作の安定性が高まり、快適性が向上しています。


NSKは、今回開発した樹脂ピン式内部収縮ステアリングコラムにより、自動車の安全・快適・環境に貢献していきます。

プレスリリース記載の情報は報道発表日時点の情報です。 予告なしに変更され、ご覧になった時点と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。








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