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中国開発拠点を移転・拡充【デンソー】

2012年4月10日

㈱デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、中国市場の拡大に対応するため、上海市にあるテク二カルセンター(開発拠点、中国統括会社の一部門)を移転・拡充し、2013年6月に稼動を開始する予定です。中国における更なる事業拡大に向け、市場ニーズに適した設計や現地で完結する設計の推進等を通じて、より一層の顧客サービスの充実と製品の競争力の向上を目指します。テクニカルセンターの規模としては、人員を現状の2倍以上に増強すると共に、2013年度までに約72億円の投資を計画しています。

今回の移転・拡充により、風洞設備などの大型評価設備を新たに設置して、設計・開発の対応領域の拡大・強化を図り、顧客による中国での現地開発・自主開発に貢献できる体制を整えます。

中国市場では、カーメーカーの現地開発が進展すると共に、製品の価格競争力の向上が課題となっています。デンソーは、上海テク二カルセンターを中心に、顧客や市場のニーズを精査し、そのニーズに合致した価格競争力の高い製品の開発に取り組んでいきます。

上海テク二カルセンター(移転後)の概要

<参考>デンソーの中国事業について

1994年に山東省烟台(えんたい)市に最初の生産拠点を設立して以来、拡大する中国市場に応えるべく拠点を順次設置してきました。現在は22の生産会社においてカーエアコンやエンジン制御部品、燃料噴射部品、オルタネーター、スターター、カーナビなど様々な製品を生産しています。開発拠点としては、上海テク二カルセンター以外にカーナビを中心とした量産製品のソフトウェア開発を行う電装(上海)信息技術有限公司(日名:デンソーソフトウェア上海有限会社)が上海市にあります。


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