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ILJINとBASFスチールとプラスチックを融合させた 世界初のハイブリッド・サスペンションアームを発表【BASFジャパン】

2018年5月9日

(この資料はBASF本社が 2018年4月9日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。)
・スチールとBASFのポリアミドUltramid®で作られたハイブリッド・サスペンションアーム
・従来のスタンピングで作られるものと比べてアームが15%軽量化
・ステアリング性能とダンピング性能が向上し、より快適な乗り心地を実現

韓国を拠点とするホイールベアリング・メーカーILJINは、BASFの高性能ポリマーを利用してスチールと融合させた、世界初となる電気自動車用ハイブリッド・サスペンションアームを発表しました。このサスペンションアームにはBASFのUltramid®(ウルトラミッド)ポリアミド(PA6 50%ガラス繊維強化グレード)が使用されており、スチールスタンピングで製造された従来製品比で15%の軽量化を実現しました。

コントロールアームとボールジョイントの組み合わせは、車のサスペンションシステムにおける重要な要素です。ボールジョイントは、コントロールアームをステアリングナックルにつなぐ球状のベアリングです。エンジニアリングプラスチックであるウルトラミッドで作られたボールジョイントは摩擦を大幅に低減し、ステアリング性能を向上させます。また、ダンピング性能も従来のメタル製アームと比べて優れており、より快適な乗り心地を実現します。

BASF アジア太平洋地域 パフォーマンスマテリアルズ事業本部シニア・バイスプレジデントのアンディ・ポスルスウェイトは次のように述べています。「今回の提携は、BASFのサステイナブル・モビリティへの貢献を示しています。私たちはILJINのようなパートナー企業と力を合わせ、燃費効率の良さと優れた性能の両方を備えた、新しい軽量ソリューションを市場に届けることを目指しています。」

BASF独自のCAE(コンピューター援用工学)解析ツール、Ultrasim®(ウルトラシム)を使用することで、ハイブリッド・サスペンションアームの開発が可能となりました。このツールは、ハイブリッド・サスペンションアームにかかる高レベルの圧力に耐えられるよう、コンポーネントの設計を最適化するのに役立ちます。

ILJINの研究開発センターの責任者兼エグゼクティブディレクターのY.C. リー氏は、次のように述べています。「BASFの軽量ソリューションは、車のエネルギー効率を高めるだけでなく、ワンショット射出成形プロセスで生産の合理化を実現しています。」

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

■ILJINについて
1973年の設立以来、ILJINは成長とイノベーションで世界のホイールベアリング市場をリードしてきました。韓国に本拠を置くグローバル企業として、世界に32以上の拠点を持ち、合計6,300名の従業員を擁しています。世界の大手自動車メーカー向け第3世代ホイールベアリングの市場シェアは31%で世界一を誇ります。2017年のベアリングとシャーシコンポーネント事業の売上高は、26億ドルを達成しました。お客様を大切にすることで顧客満足を高め、クリエーティブなイノベーション管理に基づいて全社で品質に取り組む。ILJINはお客様にとって最高レベルの価値を実現する世界有数の企業です。ILJINに関する詳細につきましては、 をご覧ください。 www.iljin.com をご覧ください。

■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く、世界をリードする化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で115,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの事業部門から成ります。2017年のBASFの売上高は約645億ユーロでした。BASFは、フランクフルト(BAS)、ロンドン(BFA)およびチューリッヒ(BAS)の証券取引所に上場しています。BASFの詳しい情報は、 www.basf.com(英語)をご覧ください。

  

  

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