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「川崎式BK117C-2型 ドクターヘリ」を西日本空輸へ納入【川崎重工業】
2018年4月19日
【川崎式BK117C-2型ヘリコプター】
川崎重工は、西日本空輸株式会社向けに「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を納入しました。C-2型ヘリコプターとしては国内45機目の納入で、同社により救急医療用のドクターヘリとして運用されます。
BK117は、当社と欧州のヘリコプターメーカーのエアバス・ヘリコプターズ社(旧メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム社)が共同開発し、国産ヘリコプターとして初めて型式証明を取得した中型の多用途双発機です。機体後部に大きな観音開きドアを備え、担架などの大きな資機材の搬出入が容易なことをはじめ、広いキャビンスペース、コンパクトなボディ、機動性の良さなどが高く評価され、消防・防災用、救急医療用、物資・人員輸送用、警察用および報道用など、全世界で使用されています。
BK117は、国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来改良を重ね、当社納入(2018年4月18日時点)で178機、エアバス・ヘリコプターズ社納入分を合わせると全世界で1,400機以上の納入を誇るベストセラー機です。
今後も当社は、培ってきた技術力、国産機ならではのサポート体制を活かし、BK117の積極的な営業活動を展開していきます。
【川崎式BK117C-2型ヘリコプターの主要諸元】
全長 : 13.03m
全幅 : 1.73m(胴体)
定員 : 11名(最大座席数)
最大全備重量 : 3,585kg
巡航速度 : 246km/h
航続距離 : 700km(標準タンク)
主な装備 : 自動操縦装置、EMSキット※等
※ EMS(Emergency Medical Service)キットは、ドクターヘリによる救急医療サービスを実施するための装備で、主な構成は、医療専用床、担架、医療席、看護師席、付添人席、側壁医療機材ラック、天井および側方レール、前方医療用キャビネット、照明灯および医療用機材の電源ユニット等です。
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