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「asset テクノ Z34」がST-3クラス優勝 ~ スーパー耐久シリーズ開幕戦 レースレポート ~【日産自動車】

2012年3月26日

3月25日 富士スピードウェイ(静岡県)
スーパー耐久シリーズ(S耐)の開幕戦が当地において開催され、ST-3クラスで#34「asset テクノ Z34」(佐々木雅弘/前嶋秀司)が優勝。ST-1クラスに参戦している#3 「ENDLESS・ADVAN・380RS-C」(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一)が2位表彰台を獲得しました。

国内の主要モータースポーツカテゴリーの中で、今年いちばん最初に開幕するのがスーパー耐久です。今回は4時間の耐久レース。開幕戦の舞台が富士スピードウェイになることはスーパー耐久史上初めてで、例年とは違った雰囲気でシーズンの幕が開けることとなりました。7つに区分されたクラスのうち、ST-1クラスに1台、ST-3クラスに4台、計5台のフェアレディZがサーキットに集いました。

ST-3クラスでは、#34 Z(Z34)が予選から速さを見せました。予選でポールポジションを獲得すると、決勝でも後続に対するリードを大きく広げていました。義務付けされている2度のピットインを終え、2番手との差は1周以上。しかし、このまま圧勝を飾るかと思われたレース終盤、黄旗追い越しによるピットストップペナルティが課されました。これで2番手が一気に近付いてきましたが、最終スティント担当の佐々木がマージンを守りきってトップチェッカーを受けました。

ST-1クラスは、フェアレディZと、ポルシェ、BMW Z4の戦いです。#3 Z(Z33 380RS-C)は、今年から新たにシーケンシャルミッションを装着し競争力がアップしています。予選2番手から決勝レースはスタート。スタートドライバーの峰尾が序盤にトップに躍り出ると、前日の練習走行で「決勝でラップタイムの良いマシンセッティングを煮詰めていた」と話していた通り、速いペースで後続とのリードを広げていきました。しかし、第2スティントで駆動系にトラブルが発生し緊急ピットイン。ポジションを落とすことになりましたが、その後は順調に走りきり、2位表彰台を獲得しました。

さらに3位表彰台を#15「岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34」(長島正明/田中徹/田中哲也)が獲得。#35「asset テクノ Z33」(小泉和寛/吉田広樹/堀田誠)は4位、#5「岡部自動車メーカーズZ34」(今村大輔/安宅光徳/白井剛)は5位となり、フェアレディZは全車が開幕戦でポイント獲得を果たしました。

佐々木雅弘(ST-3クラス決勝優勝)
「昨日夜に、チームが遅くまでかかってセットアップを変更してくれたのですが、それが当たり、クルマの調子はとても良くなりました。最後にペナルティをもらってしまったのは残念ですが、それまでに作っていたマージンも大きかったし、タイヤマネージメントも上手く出来ていたので抜かれることはないと思っていました。前嶋さんとコンビを組んで長いこと走っていますが、2年ぐらい勝てていなかったのでとても嬉しいです」

スーパー耐久シリーズ 第1戦 ST-1クラス

スーパー耐久シリーズ 第1戦 ST-3クラス


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