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セミオープンハッチ型ばら積運搬船「HOLLY ARROW」の引き渡し【川崎重工業】
2018年2月6日
川崎重工は、本日、中国遠洋海運集団と共同運営している南通中遠川崎船舶工程有限公司(NACKS、中国南通市)において、CARDINALMARITIME S.A.(カーディナル マリタイム エス エー)向けセミオープンハッチ型ばら積運搬船「HOLLY ARROW(ホーリー アロー)」(当社第8028番船/NACKS第NE238番船)を引き渡しました。
本船は、当社がNACKSと共同で新開発したセミオープンハッチ型ばら積運搬船の5番船です。
本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。
<引き渡し>
2018年2月6日
<主要目>
全長 199.90 m
長さ(垂線間) 197.00 m
幅(型) 32.24 m
深さ(型) 18.60 m
満載喫水(型) 13.00 m
総トン数 35,516 トン
載貨重量 60,803 トン
貨物艙容積 69,954 m3
主機関 HHM-MAN B&W 6S50ME-B9.2-TII ディーゼル機関1基
連続最大出力8,130kW X 108回転/分
航海速力 約14.45ノット
乗船定員 25名
船級 日本海事協会(NK)
船籍 パナマ
<特 長>
1)船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材、木材パルプ、材木などの貨物が積載可能な5船倉を
有しています。 また、ハッチカバー上には材木などの積載も可能です。
2)本船は、通常のばら積運搬船とオープンハッチ型ばら積運搬船の中間に位置する船型で、
全ての船倉を大きなハッチ開口を有した二重船殻構造にするとともに、木材パルプなどの
製品貨物の荷役に効率の良いボックスシェイプを採用しています。
3)各ハッチカバー間の船体中心線上には4基の36トンデッキクレーンを装備しており、
荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能です。
4)省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関および推進効率の高い形状の船首やプロペラを採用し、
さらにプロペラ周りには当社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよび
コントラフィン付セミダクトを装備することにより、燃料消費量を低減させています。
5)主機関および発電機用エンジンは、海洋汚染防止条約によるNOx排出量二次規制に対応しています。
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