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メンターのVeloceエミュレーションプラットフォーム、 インフィニオンのAURIXマイクロコントローラファミリの 検証を支援【メンター・グラフィックス・ジャパン】
2018年2月2日
メンターのVeloceエミュレーションプラットフォーム、 インフィニオンのAURIXマイクロコントローラファミリの 検証を支援
メンター,シーメンス・ビジネス(以下メンター)は、インフィニオン テクノロジーズ(本社: ドイツ、以下インフィニオン)が同社の車載チッププラットフォームを構成するハードウェア/ソフトウェアコンポーネント両方の厳格な検証要件を満たすために、Veloce®エミュレーションプラットフォームを活用していることを発表しました。インフィニオンの実装は、ドライビングエクスペリエンスの全側面に大変革をもたらしています。
具体的には、インフィニオンはVeloceを用いて、同社のAURIXマルチコアマイクロコントローラのプリ/ポストシリコン検証とバリデーションを完了させました。自動車市場のキーコンポーネントとして使用されるAURIXファミリは、内燃機関制御、電気自動車/ハイブリッド車、トランスミッションシステム、シャーシドメイン、ブレーキシステム、電動パワーステアリングシステム、エアバッグ、先進運転支援システム(ADAS)など、幅広い車載アプリケーションに理想的なプラットフォームです。
「インフィニオンでは、AURIXファミリやその他のインフィニオン IPの検証とバリデーションには、エミュレーション技術が不可欠であると考えています。メンターのエミュレーションチームとの共同作業により、高度な設計メソドロジを用いて今日および将来の検証要件に確実に対応し、お客様の開発サイクルを短縮できるようになりました。」インフィニオン、Automotive Microcontroller Development、Vice President、Michael Neuhaeuser氏は、上記のように述べています。
インフィニオンは、他の多くのエミュレーションユーザと同様に、未解決の検証課題の解決に焦点を当て、設計または検証フローの初期段階に問題を解決できるように取り組んでいます。Veloceの仮想エミュレーション機能は、この検証要件を満たすための基盤となります。
インフィニオンでは、Veloceエミュレーションプラットフォームを以下の目的で使用しています。
● テストパターン/テストプログラムの作成
● SoCレベルでの検証パターン準備/シリコンデバッグ
● ソフトウェアテストのための故障注入
● パワー解析の支援
「インフィニオンとの共同作業を通じ、エミュレーションが自動車市場に大きなメリットをもたらすことを実証できました。将来リリースされる新たなVeloceテクノロジに加え、システムの完全なバリデーションにエミュレーション技術の共通活用を見込む、IPプロバイダ、ソフトウェア開発者、Tier1 OEMによる強固なエコシステムが出現しています。」メンター、Emulation Division、Vice President and General Manager、Eric Selosseは、上記のように述べています。
Veloceエミュレーションプラットフォームの詳細については、以下をご覧ください。
www.mentorg.co.jp/products/fv/emulation-systems/
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