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車載用の新たなボイステクノロジーを発表【ボーズ・オートモーティブ】

2018年1月10日

ボーズ、車載用の新たなボイステクノロジーを発表
~ CES2018 開催中の米国ラスベガスより~


※本プレスリリースは、米国本社が現地時間2018年1月9日に発信した英文プレスリリースの翻訳版です。内容については、英語原文が優先されます。

ボーズは、CES 2018が開催されている米国ラスベガスで、車載向けの新たなボイステクノロジーを発表しました。それは、車内でのハンズフリー通話や音声テキスト変換、そしてVPA(バーチャル・パーソナル・アシスタント)におけるクリアな音声伝達をかなえるテクノロジーです。また、ボーズは、車載向けサウンドシステムの最新技術と、それに関連した開発中の技術コンセプトのデモンストレーションも行いました。

これらの技術は、ボーズが長年研究してきた音響特性や音響処理、音再生に関する技術を結集したもので、ドライバーやパッセンジャーの車内体験を、ボーズ独自の新しいソフトウェアやハードウェアによって最適化することを提案しました。


BOSE CLEARVOICE について
今日、多くのクルマでは、ハンズフリー通話や音声入力を用いた機能を用して外部と常につながった環境を確立することが求められています。ですが、バックグラウンド・ノイズ(背景雑音)や反響音、そしてその他の様々な音が、純粋な音声通話や音声コマンド入力の妨げとなります。そしてクルマの中で電話を受信しても、現在のシステムでは、車載スピーカーで再生されていたコンテンツをいったん中断せざるを得ない状況です。

この状況を解決すべく、ボーズが提案するのがBose ClearVoiceです。これは信号処理ソフトとマイクロフォン・アレイを組み合わせた技術で、車の中と外で交わされるコミュニケーションの明瞭化を目指すものです。

具体的には、ボーズ独自の信号処理技術を用いることで、他のパッセンジャーの話し声やナビゲーションの音声信号、そして流れてくるラジオのトークや番組コンテンツなどを含む、不要なバックグラウンド・ノイズ(背景雑音)や反響音をキャンセルしながら、本来の会話音声だけを際立たせます。結果として、車外にいる通話相手には、背景雑音が取り除かれたクリアで聞こえやすい音声だけが届けられます。

Bose ClearVoiceは、現在開発中の技術です。このCES期間中に、世界の自動車メーカーに対してデモンストレーションを行いながら、今後の車種開発に向けて提案してまいります。


新たなオーディオテクノロジーとコンセプト
また、ボーズは、車内でのより優れた音楽体験をかなえる技術のデモンストレーションも行いました。そのひとつが、Bose SoundTrue圧縮音源エンハンスメント技術です。

Bose SoundTrueテクノロジーは、ストリーミング配信音楽や、サテライトラジオ、地上デジタルラジオといったデジタル音源の再生クオリティを改善するものです。

ボーズ独自のSoundTrue信号処理アルゴリズムは、再生音楽のクオリティを継続的にモニターし、元の音源が圧縮されたときに失ってしまった音の奥行き感や広がり感を自動的に補正します。その結果、デジタル音源の如何に関わらず、アーティストが本来意図した音楽の再現を可能にします。

また、このCES期間中には、さらにいくつかの車載関連テクノロジーのコンセプトをお披露目しました。例えば、搭乗者同士の車内コミュニケーションの伝達クオリティを改善する技術や、前席と後席それぞれにおける音量を制御するための新しい手法などです。

詳細については、今後 Bose Automotiveのウェブサイトでご紹介していく予定です。


ボーズ・コーポレーションについて
ボーズ・コーポレーションは1964年、マサチューセッツ工科大学の教授であったアマー G. ボーズ博士によって設立されました。お客様へ真に貢献できる新たなテクノロジーを生み出す。このたったひとつの命題のもと、創業から今日に至るまでたゆまぬ研究開発を続けています。
永年の研究開発の成果でもあるボーズの革新的な技術は、さまざまな分野において新たなカテゴリーを創造してきました。近年では、家庭用オーディオ、モバイルオーディオ、専用カーオーディオや公共空間における音響システムなど、ボーズはそのカテゴリーを象徴するブランドとして知られています。その研究成果は、音と過ごすライフスタイルそのものにも変化をもたらしてきました。 ボーズは株式を公開することなく収益を研究開発に再投資し、世界中のどこでもどんな場所でも、卓越を目指す情熱から生み出される研究成果を通じて、感動体験を提供し続けていくことを約束します。


ボーズ・オートモーティブ合同会社について
ボーズ・オートモーティブ合同会社は、オーディオ機器メーカー、ボーズ・コーポレーション(本社:米国マサチューセッツ州)の車載向けサウンドシステム部門の日本法人です。

ボーズ・オートモーティブでは、自動車メーカーとの連携のもと、車両開発の初期段階から参画し、車種ごとに最適化した専用設計のサウンドシステムを共同開発しています。1980年代にオートモーティブ部門を立ち上げてから現在に至るまで、数多くの自動車メーカーおよびブランドに、細部までつくりこんだ専用設計のサウンドシステムを提供しています。近年では、車内エンジンサウンドを制御する技術など、カーオーディオの域を超えた、新たなカテゴリーにおける実績も伸ばしています。ボーズ・オートモーティブは、自動車業界で三十年以上にわたり培ってきた豊富な経験とノウハウを糧に、今後もさらなる革新技術を開発・提供していきます。

ボーズ・オートモーティブ・サウンドシステムについての詳しい情報は、下記WEBサイトをご覧ください。

www.boseautomotive.com (米国)
www.boseautomotive.jp (日本)








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#2018年1月10日