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Solido Design Automationを買収して、集積回路市場への存在感を高める【シーメンスPLMソフトウェア】

2017年12月6日

この資料は2017年11月20日に米国テキサス州PLANOより発表されたプレスリリースを翻訳したものです。


- シーメンスは、機械学習ベースのばらつき考慮設計および特性評価ソフトウェアの大手プロバイダーを買収して、メン
  ター・グラフィックスの集積回路(IC)設計・検証技術への存在感を高める
- シーメンスは、デジタライゼーション戦略の推進と、北米とカナダにおけるソフトウェア・ビジネスの拡大を継続

シーメンスは、世界中の半導体メーカーにばらつき考慮設計および特性評価ソフトウェアを提供している大手プロバイダーのSolido Design Automation Inc.(本社カナダ・サスカトゥーン、以下Solido社)を買収する契約を締結しました。 Solido社の機械学習ベースのソフトウェア製品は40社を超える大手企業の生産現場で使用され、これまでにない高い競争力のある製品の設計、検証、製造を可能にしています。
シーメンスは、Solido社の買収により、メンター・グラフィックスのアナログ/ミックスシグナル(AMS)検証ポートフォリオを拡充して、自動車、通信、データセンター・コンピューティング、ネットワーキング、モバイル、IoTなどの用途にますます多く使用されるICの設計と検証の課題を解決していきます。この買収の条件は開示されていません。シーメンスは2017年12月上旬にこの買収を完了する予定です。

シーメンスPLMソフトウェアのプレジデント兼CEOのTony Hemmelgarnは、「シーメンスはメンター・グラフィックスを買収して、EDA(Electronic Design Automation)に大きくコミットしました。
このたび新たにSolido社を買収することで、IC業界のお客様に対する当社のプレゼンスと存在感をさらに高めるものとなります」と述べています。

Solido Design Automationの創設者でプレジデント兼CEOのAmit Gupta氏は、「Solido社は、お客様がばらつきの影響を解決して、ICの性能、電力、面積、歩留まりを向上させられるようサポートしている重要なパートナーとなっています。
当社のテクノロジー・ポートフォリオとメンター・グラフィックスの卓越したIC機能およびマーケット・リーチを組み合わせれば、これまでの半導体市場の規模を大きく拡大して世界をリードするソリューションを提供できるようになります。
機械学習を応用した当社のエンジニアリング・テクノロジーと専門知識がシーメンスの広大なデジタライゼーション戦略に貢献できることを非常に嬉しく思っています」と述べています。

ばらつき考慮設計と特性評価は、電力、性能、コストを最適化した先進の半導体製品を開発する上で基本的な要素となっています。今日の複雑な用途に向けたアナログ、ミックスシグナル、メモリ、スタンダード・セルのICを設計する場合、その検証ソフトウェアは、非常に高い信頼性のシミュレーション結果を出力する一方で、多くの時間とリソースを消費する解析方法をなくさなければなりません。
機械学習に基づいたSolido社独自のばらつき考慮設計および特性評価ソフトウェアは、必要とされる信頼性を提供し、時間とリソースを大幅に削減し、他社の追従を許さないデータ・ビジュアライゼーションを実現することが実証されています。

メンター・グラフィックスのIC検証ソリューション事業部担当バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャーのRavi Subramanianは、「Solido社とメンター・グラフィックスの業界をリードするアナログ/ミックスシグナル回路検証製品を組み合わせれば、今日のIC回路検証における問題を解決する業界一強力なソリューション・ポートフォリオが構築されます。
Solido社は絶妙なタイミングでメンター・グラフィックスに加わることになります。
シーメンスのような大企業がEDAに本格参入することで、業界の動向は大きく変わっていくでしょう」と述べています。


Solido Design Automation Inc.について
Solido Design Automation Inc.は、世界中のテクノロジー企業にばらつき考慮設計/特性評価ソフトウェアを提供して、かつてない競争力のある製品の設計、検証、製造を可能にしている大手プロバイダーです。Solido社の製品は、40社を超える大手企業の生産現場で使用されています。Solido社は、Machine Learning(ML)Labを通して、同社の機械学習技術と専門知識を半導体企業のソフトウェア製品開発に使用できるようにしています。ベンチャーキャピタルからの資金調達で設立された非上場企業で、米国、カナダ、アジア、ヨーロッパにオフィスを構えます。同社の詳細についてはwww.solidodesign.comをご覧ください。


シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットです。製造業がイノベーションを実現するための新たな機会を創出し、産業のデジタル変革を牽引するソフトウェア・ソリューションを提供して世界をリードするグローバル・プロバイダーです。米国テキサス州プラノを本拠地とし、これまで世界140,000社以上のお客さまにサービスを提供しています。シーメンスPLMソフトウェアは、あらゆる規模のお客様と協働して、アイデアの実現方法、製品の実現方法、稼働中の製品や設備資産の有効活用と状況把握の方法を変革できるよう支援しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細はwww.siemens.com/plmにてご覧いただけます。


シーメンスAG について
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、170年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に世界中で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界でもっとも多く提供している企業のひとつであり、海洋風力発電の建造では世界一、コンバインドサイクル発電では主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。
さらにシーメンスは、コンピューター断層撮影や磁気共鳴画像診断システムなどの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、また臨床診断および臨床情報技術のリーダーでもあります。2017年9月30日を期末とする2017年度における売上は830億ユーロ、営業利益は62億ユーロでした。2017年9月末現在の全世界の社員数は372,000人です。
シーメンスに関する詳細はwww.siemens.comにてご覧いただけます。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。








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