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初のAEC-Q100準拠アナログスイッチを発表【ビシェイジャパン】
2017年11月30日
ビシェイ社、初のAEC-Q100準拠アナログスイッチを発表
シグナルの高精度化と向上したバンド幅が車載用途に最適
－40℃～＋125℃の動作温度を実現、0.37Ωの低抵抗値平坦性、338MHzの高バンド幅を小型miniQFN16で提供
ビシェイ・インターテクノロジー社（米国ペンシルバニア州、NYSE: VSH 、日本法人：ビシェイジャパン㈱、東京都渋谷区、代表取締役社長：小澤政治）は本日、2.7Vで0.37Ωの低抵抗値、338MHzのバンド幅を特長とする、AEC-Q100（グレード1）準拠のデュアルDPDT／クアッドSPDTアナログスイッチを、小型2.6mm x 1.8mm x 0.55mm miniQFN16 パッケージで発表しました。ビシェイSiliconixブランドのDGQ2788Aはスペース制限のある車載用のアプリケーションで、アナログとデジタルのシグナルスイッチングに最適です。低抵抗値平坦性、シグナルの高精度化を実現し、寄生容量、対応バンド幅が向上しています。
本日リリースされたデバイスは車載対応アナログスイッチの最初の製品で、今後は多くの車体対応製品のリリースが予定されています。テレマティクス、インフォテインメント、ADAS、先端診断システム、エンジン制御モジュール、トラクション安定制御モジュール、パワーウィンドウ、ドアロック、ミラーなど、急成長する車載セグメントでのシグナルスイッチング要件に対応します。これらのアプリケーションでは信号のブリッジ、ルーティングを行うために、オーディオ、ビデオ、バス、ブリッジや通信インタフェーススイッチングが必要となります。
同等の抵抗値を提供する一般的な競合デバイスの稼働電圧は4.3Vまでですが、DGQ2788Aは5.5Vまでの広い電圧範囲を提供し一般的な5 Vベースの設計に対応します。競合デバイスの値平坦性は500mΩですが、DGQ2788Aは平坦性が10mΩです。これによりTHDも-100dB（20dBの向上）と改善されています。また、寄生容量はCONが26pF、COFFが14.5pFと70%低く、バンド幅-3dBの3倍、338MHzを実現します。一般的な競合デバイスの最適化されたバンド幅は2.3V～3.6Vの狭い電圧範囲です。DGQ2788Aのスイッチゲート制御設計は88%
低いスイッチRCマトリックスを提供します。幅広い動作温度範囲、低抵抗、高バンド幅を提供する新デバイスは、BOMを簡素化し、幅広い設計要件に対応します。
DGQ2788Aの動作温度範囲は－40℃～＋125℃、4つの独立した選択可能SPDTスイッチと2つの制御入力を特長とします。スイッチは全て双方向に等しく動作し、マルチプレクサやデマルチプレクサとして利用可能です。スイッチは単一の1.8V～5.5V電源で動作しますが、デジタル入力は1.2 Vのロジック閾値となっており低電圧TTL/CMOS互換性を保証します。デバイスはRoHS準拠で、ブレークビフォメークスイッチング、パワーダウン保護機能、2kV以上のESD耐性（人体モデル）を提供し、ラッチアップ電流はJESD78に準拠し300mAです。
サンプルおよび製品は既にご提供可能で、量産時の標準納期は8週間です。
ビシェイ・インターテクノロジー社について
ビシェイ・インターテクノロジー社はニューヨーク株式市場上場（VSH）のフォーチュン1000企業で、世界最大手のディスクリート半導体 （ダイオード、MOSFET、赤外線オプトエレクトロニクス等）および受動電子部品 （抵抗製品、インダクタ、コンデンサ等） メーカーのひとつです。 同社の部品はコンピュータ、自動車、コンシューマー、通信、軍用、航空宇宙、電源、医療等多種多様な界の製品に組み込まれています。ビシェイは革新的な製品、企業買収における優れた戦術、「ワンストップショップ」サービスで、業界のリーダーとしての地位を確固たるものにしています。 詳細は、ビシェイ社のホームページをご参照ください。http://www.vishay.com
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