ニュース

山形県警がクラウドGISを利用した「交通事故状況公開システム」の運用を開始【ESRIジャパン】

2017年11月9日

山形県警が「交通事故状況公開システム」の運用を開始
交通事故の情報をWebマップ上に可視化し、
再発防止に貢献できるシステムの構築を目指す


山形県警察本部(以下「山形県警」という)は、ESRIジャパン㈱(本社:東京都千代田区、代表取締役:正木 千陽)のクラウドサービス ArcGIS Onlineを利用した「交通事故状況公開システム」の運用を開始しました。

山形県警では、交通事故の発生を防止するために、かねてより様々な施策を実施し、時代の情勢に合わせた効果的な手法について検討を重ねてきました。

こうした背景のもとに、山形県警では、インターネット上にクラウド型のGIS(地理情報システム)を活用して、Webマップ上に交通事故情報を公開する「交通事故状況公開システム」を構築しました。スマートフォン向けに特化したアプリの公開は、身近に起きている交通事故の情報を周知し、県民への利用拡大と交通事故防止対策の推進を目的としています。

交通事故情報は、Webマップ形式で山形県警ホームページ上の「山形県警察本部マップギャラリー」で公開されています。今まで目に見えにくかった交通事故情報を、GISを活用することで天候や時間帯、月別などの交通事故発生の分布状況を、地図上にビジュアルに表現することで直感的に把握することができます。また、交通事故情報のデータは出力・印刷できるようになっており、学校関係者、交通関係者やボランティア団体及び各種事業者の方が交通安全活動の資料として利用することができます。

このシステムは業者に委託することなく、警察職員がWebマップ作成や編集・更新・削除を自由に行えるため、スピーディーかつタイムリーな情報公開が可能となります。

現在「山形県警察本部マップギャラリー」には、パソコン利用者向けサービスとスマートフォン向けアプリを含め、5種類のWebマップが公開されています。運用期間中、システムの機能や公開する情報の内容について継続的に検討・見直しを行い、バージョンアップを重ねながら、交通事故防止に貢献できるシステムの構築を目指していきます。


■山形県警察本部マップギャラリー
https://police-yamagata.maps.arcgis.com/apps/PublicGallery/index.html?appid=547f44b5e08649adb9024be3e24d7550


■交通事故発生状況マップ(スマートフォン)
スマートフォンで交通事故発生状況を閲覧するためのマップです。
背景地図は[衛星画像][道路地図]を選択して表示することができます。


■交通事故発生状況マップ
交通事故の発生状況を確認し、出力・印刷することができます。印刷した交通事故情報は非商用用途であれば再配布が可能であるため、交通安全活動の資料として利用することができます。


■周辺の交通事故発生状況マップ
選択地点を中心に半径1Km以内(最大10Km以内)の交通事故発生状況を素早く表示することができます。


■交通事故発生状況ダッシュボード
交通事故に関する情報を集約し、事故類型・市町村・警察署別等の交通事故発生状況をグラフ表示することができます。


■毎月の交通事故発生状況[月別スライダー表示]
過去の交通事故データを月別にスライダー表示することができます。


■ArcGIS Onlineについて
ArcGIS Online は、誰もがマップを作成、利用できる位置情報ポータル環境のクラウドサービスです。組織のデータを常に最新に保つことができ、いつでも必要とする情報にアクセス・公開できます。
http://www.esrij.com/products/arcgis-online/plan/organization/

※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。


【この件に関するお問い合わせ先】
[会社名]ESRIジャパン㈱
[部署名]マーケティンググループ
[TEL]03-3222-3941
[Email]gisinfo@esrij.com







ESRIジャパン株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#ESRIジャパン
#クラウド
#可視化
#2017年11月9日