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自動運転に向けた車載決済システムや ADASなどの先端技術を日本で初公開【ゼット・エフ・ジャパン】
2017年11月9日
■ 自動車メーカー向けの試乗会を日本で初開催
■ 自動決済システム「Car eWallet」を搭載したEVをドイツ国外で初披露
■ 高速道路における日本初のデモンストレーション
ZFジャパン㈱(本社:神奈川県横浜市中区山下町;代表取締役社長:中根義浩;以下、ZF)は、静岡県の富士スピードウェイおよび周辺の東名高速道路において、同社の先端技術に関するデモンストレーションを行いました。11月6日から9日にかけて国内の大手自動車メーカー向けに初開催した試乗会「Vision Zero Days Japan」では、自動料金決済システム「Car eWallet」を組み込んだ電気自動車(EV)のプロトタイプや先端運転支援システム(ADAS)を搭載したデモンストレーション車両などを使いZFの最新技術・製品を紹介しました。
開発パートナーであるIBM社のブロックチェーン技術を応用したCar eWalletは、車両のユーザー情報を安全に維持・管理し、有料道路や駐車場など様々な料金の電子決済を可能にします。さらにパブリック・クラウドサービス・プラットフォームを活用して、将来的にはカーシェアリング、給油や充電、さらに配達サービスなどの料金支払いを行うネットワークの構築も進めています。9月にドイツのフランクフルトで開催されたIAA2017(通称、フランクフルト・モーターショー)でワールドプレミア(世界初公開)されたこのプロトタイプ車両は、今回がドイツ国外で初のお披露目となりました。
運転支援システムを搭載したデモンストレーション車両は、ZF製カメラとレーダーのセンシングにより、一般的な車間距離の保持や車線維持機能に加え高速道路上における分流(一部自動でのインターチェンジ流出)機能も搭載されています。ADASおよび自動運転機能に関しては、欧州と中国、アメリカおよび神奈川県横浜市の「ジャパン・テックセンター」が連携して開発を進めており、2018年よりお客さまである自動車メーカーの要望に応じた様々なソリューションの提供を行っていきます。
ZFジャパン代表取締役社長、中根義浩は次のように述べています。「今回の試乗会では、当社の目指す交通事故と排気ガスの無い『ビジョン・ゼロ』社会を実現する『see. think. act.(見て、考えて、動かす)』技術を実際にお客様に見て頂きました。ZFは自動車業界のメガトレンドをリードする統合システムサプライヤーとして、お客様のニーズにより一層お応えして参ります。」
伝統的に駆動系およびシャシ・システムなどの機械機構に強みをもつZFは、2015年にセンサーや安全技術を得意とする米TRWオートモーティブ社を統合し、グローバルなメガサプライヤーの仲間入りを果たしました。2020年までに交通事故と排気ガスをゼロにするという、「ビジョン・ゼロ」の実現に向け、ZFは日本の自動車メーカーのニーズに対応した安全、効率、自動運転に関わるシステムをワンストップで提供できる体制を整えていきます。
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