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業界初、D-PAKパッケージで接合部温度が150度のSCRサイリスタ「SJシリーズ」を発売【Littelfuseジャパン】
2017年10月26日
業界初、D-PAKパッケージで接合部温度が
150度のSCRサイリスタ「SJシリーズ」を発売
暖房装置の位相制御、モーター速度制御、変換器、整流器、
CDIなどのスイッチアプリケーションに最適
回路保護分野におけるグローバルリーダー、リテルヒューズ・インク(本社:米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ:LFUS)の日本法人であるLittelfuseジャパン合同会社(本社:東京都港区)は、高温動作対応のD-PAKパッケージSCRサイリスタ「SJシリーズ」を、本年11月上旬より発売します。
「SJシリーズ」は、業界で初めて、コンパクトな表面実装型D-PAK(TO-252)パッケージで、接合部温度が150度のSCRサイリスタです。また、スルーホール型V-PAK(TO-251)パッケージも提供可能です。標準的な「SJシリーズ」は約1.5Vで6mA、最大でも15mAという低いゲートトリガ電流を実現し、高感度タイプは、200μA以下というさらに低いゲートトリガ電流値を実現しています。なお、高感度ゲートタイプはセンスコイル、近接スイッチ、マイクロプロセッサの電流で簡単に作動可能です。
また、コンパクトなD-PAK、V-PAKパッケージにもかかわらず、接合部温度が150度と高いため、より大きいサイズのTO-220AB、TO-263パッケージ品の性能に匹敵します。接合部温度が高く、優れたサージ処理性能を備え、より大型のTO-220AB、TO-263パッケージSCRサイリスタの代わりに使用することができるため、従来よりも小型の製品の設計を可能にします。
なお、同製品は、当社の国内販売代理店を通じて販売します。
■特長
●接合部温度が150度と高いため、従来の設計においては広い動作範囲を提供し、次世代設計においては小型ヒートシンクの使用が可能。
●コンパクトなD-PAK、V-PAKパッケージにより、TO-220AB、TO-263パッケージに比べて基板サイズの縮小可能。
●高いサージ処理性能を実現する、頑強なクリップアタッチパッケージのデザインにより厳しい動作条件に対応。
●高い臨界オフ電圧上昇率(dv/dt)により、CDIアプリケーションにおける高電圧出力が可能。
■用途
オートバイ用エンジンのCDIシステム、携帯用発電機のエンジンイグニッション、ストロボライト、くぎ打ち機、汎用整流器、バッテリー電圧レギュレータ、変換器、AC-DCコンバータの突入電流制限回路、電動工具、黒物家電(テレビ、ラジオ、デジタルメディアプレーヤー、コンピューターなど)、白物家電
■仕様
定格オン電流(IT(RMS))(A):4~12
繰り返しピークオフ電圧(VDRM)(V):600
最大リーク電流 IDRM@VDRM 25度(mA):0.005、0.01
最大ゲートトリガ電流(IGTMAX)(mA):0.2~20
オン電圧(VTM)(V):1.6
非繰り返しサージ電流(ITSM 60Hz)(A):20~120
臨界オン電流上昇率 di/dt @ 110度 (A/μs):50~100
最小臨界オフ電圧上昇率dv/dt @ 125度 600V(V/μs):15~225
最大ターンオン時間(μs)参考値:0.5~6
サイズ:TO252、TO251
※詳細については、SJシリーズの製品ページをご覧ください。
リテルヒューズ について
1927年創立のLittelfuse, Inc.(本社:米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ:LFUS)は、回路保護分野におけるグローバルリーダーで、電力制御およびセンサー分野での世界的な躍進を確かなものにしつつあります。 同社は、ヒューズ、セミコンダクタ、ポリマー、セラミック、リレーおよびセンサーといった技術を必要とする電子機器、自動車および工業市場において世界中のお客様にサービスを提供しています。リテルヒューズは、北南米やヨーロッパ、アジアの40カ所を超える拠点に1万人以上の従業員を抱えています。詳細についてはリテルヒューズのウェブサイトlittelfuse.comをご覧ください。
本製品に関するお問い合わせ
Littelfuseジャパン合同会社
TEL:03-6435-0750
FAX:03-3453-5505
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