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世界ラリー選手権(WRC)メキシコ ~ローブとヒルボネン、初のワンツーフィニッシュ~【シトロエン】
2012年3月11日
2012年ラリーメキシコは、ドラマティックで興奮さめやらぬフィニッシュを迎えました。
※結果はFIAの最終確認を条件とする。
セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組が、シトロエン・レーシングのクルーにとって69回目となる輝かしい勝利をささげました。また、2位にミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組が入り、シトロエン・トタル・ワールド・ラリー・チームにとって素晴らしい結果となりました。ローブとヒルボネンは、ドライバーズ世界選手権ポイントの1位、2位を独占、シトロエンチームもマニュファクチャーラ-ズ世界選手権ポイントを加算し、トップを独走しています。
最初の2日間に較べ短い競技区間になっていたラリーメキシコの最終日は、選手達にとっては楽な設定ではありませんでした。4回目で最後の足馴らしであるレオン・オートドローム周辺の最後のスーパー・スペシャル・ステージを”前菜”としてこなした後、この日最長54.3 kmのグアナファトSSが”メインコース”となりました。
ライバル達から十分なリードを保っているセバスチャン・ローブとミッコ・ヒルボネンは、更にリードを広げようとせず最終パワーステージに向けてタイヤを温存させる作戦をとりました。
最終ステージひとつ前のデラマデオSSでは、セバスチャン・ローブは更にステージ優勝を加えました。8度の世界チャンピオンを誇る王者セバスチャン・ローブはパワーステージで意地を見せ、2位に入って2点のボーナスポイントを獲得しました。
「全く完璧な週末だった。これでエレナとの勝利が69勝目となった。ラリーは本当に難しいよ。ヒルボネンを引き離すために懸命に走ったからね。でも、少し差をつけてからラリー展開が楽になった。でも、彼の存在はずっと気になっていたよ。ラリー中は何時もスピンやパンクに気をつけていた。モンテカルロで優勝して、スウェーデンでまあまあ、そしてメキシコで優勝っていういつも通りのシーズンスタートを切れたかな。この後もいつも通りの展開でチャンピオンになれるといいね」と、サービスパークに戻ったセバスチャン・ローブは熱く語りました。
スウェーデン同様2位となったミッコ・ヒルボネンは、この結果に満足していました。「1-2フィニッシュでチームへ貢献できて嬉しいよ。ローブは強い!最後まで彼と競い合うことになったけど、僕にもチャンスはあった。3日間の闘いは僕にとっていい勉強になったし、少しずつDS3WRCにマッチしたドライビングが出来るようになってきたと思う。素晴らしい週末だったし、この先も素晴らしいシーズンになると思うよ」
「我々の2つのクルーは今週末素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれた」とシトロエン・レーシング監督のイブ・マットンはつけ加えました。「このラリーは最後まで恐ろしい程難しかった。我々のDS3WRCはあらゆるコンディションにおいて素晴らしい信頼性を示してくれた。この結果を残してくれたシトロエン・レーシング・チーム全員とシトロエン・トタル・ワ-ルド・ラリー・チームの2台のDS3WRCにもお礼を言いたい。そして、ナサール・アル-アッティーヤとティエリー・ヌービルの活躍も賞賛したい。アル-アッティーヤは彼のラリーレイドでの経験を十分生かした頭脳的なラリー展開をしたし、ヌービルは不運にもラリー2ルールでの再スタートとなったが、グラベルコースでの彼のパフォーマンスを見せてくれた。彼は、次戦のポルトガルでここメキシコの経験を生かしてくれるだろう」
次回のWRCは、3月29日~4月1日にポルトガルで開催されます。
2012年もプジョー・シトロエン・ジャポンでは、圧倒的な強さを誇るシトロエン・レーシングとDS3WRCの世界ラリー選手権での活躍をタイムリーに配信して参ります。
総合成績
ドライバーズ ポイント
マニュファクチャラーズ ポイント
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