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「第45回東京モーターショー2017」におけるアウディの出展車両概要【アウディ ジャパン】
2017年10月23日
10月25日(水)から東京ビッグサイトで開催される「第45回東京モーターショー2017」でアウディは「Audi AI」をブースコンセプトに掲げ、「AI」という形の特定できないものを表現するため、ドライバーの視点や居場所、そして個人の感覚に呼応して構成されるインスタレーションと空間デザインを日本オリジナルで作りました。ブースの中央に位置するNew Audi A8に乗車すると、400本以上もの3D LEDで表現された光のインスタレーションが視界に拡がります。ドライバーが装着する特別なアイウェアに施されたセンサーが「顔の向き」などを感知し、作り出されるインスタレーションは一つとして同じものはありません。コミュニケーションのテーマである「Audi AI」を表現し、さらには「Vorsprung durch Technik」(技術による先進)を体験いただける空間となっています。
展示車両はコンセプトカーのAudi Elaine concept、Audi Q8 sport conceptのほか、来年以降日本で販売を予定しているNew Audi A8、New Audi A8L、Audi RS 4 Avant、Audi Q7 e-tron quattro、今年日本で発売したばかりのAudi SQ5、Audi RS 5 Coupéなどのモデルを出展します。そのうちAudi Elaine conceptは数年以内に導入を計画しているフル電気駆動のSUVクーペを予告するコンセプトモデルであり、Audi Q8 sportback conceptは同様に発売を予定しているスポーティなプレミアムSUVコンセプトカーです。Audi Elaine conceptと新世代のフラッグシップセダンであるNew Audi A8には、アウディが世界で初めて実用化に成功した高度な自動運転機能やAudi AIの各システム*が搭載されています。
*日本導入時期は未定
≪参考出品モデル≫
Audi Elaine concept(アウディ エレーヌ コンセプト)
Audi Elaine conceptは、欧州で2019年に導入が計画されているアウディにとって2番目となる電気自動車のコンセプトモデルです。3つのモーターを用いたフル電動のquattroシステムを採用しており、エネルギー容量95kWhのリチウムイオンバッテリーを床下に搭載し、一度の充電で最大500kmを超える航続走行を可能にしています。Audi Elaine conceptにはまた、新型Audi A8に搭載されるAudi AIトラフィックジャムパイロットの機能をさらに拡張したAudi AIハイウェイパイロットという高度な自動運転機能が備わっており、高速道路を130km/h以下の速度であれば、車線変更も含む運転操作をシステムが自律的に行います。
Audi Q8 sport concept
Audi Q8は次世代のプレミアムSUVとしてアウディが導入を計画しているモデルで、Audi Q8 sport conceptはそのシリーズの発展の可能性を示す1バリエーションであり、スポーティさを際立たせたスタイリングとマイルドハイブリッドのシステムを備えた高性能かつ高効率なパワーユニットを特徴にしています。搭載する3.0ℓ V6 TFSIエンジンは、2つのターボチャージャーに加えて電動コンプレッサーを備え、331kW(450PS)の高出力と鋭いレスポンスを誇っています。スタータージェネレーターと48ボルトの電源システムを採用したことで20kWという高い回生能力も実現しており、ブーストモードではスタータージェネレーターが電気モーターとして駆動力を補完し、合計350kW/700Nmのシステムパワー/トルクが発揮されます。
New Audi A8
第4世代に進化したフラッグシップセダンのNew Audi A8は、新しいデザイン言語、タッチスクリーンを多用した革新的な操作方式、マイルドハイブリッドシステムを採用した効率的なドライブ機構などにより、アウディブランドの新しい時代の幕開けを告げるクルマになっています。またこのNew Audi A8では、市販モデルとしては世界初の「レベル3」の高度な自動運転システムが設定されており、アウディは2018年以降、法的条件などがそろった国から徐々に、New Audi A8の市販モデルにAudi AI(リモート)パーキングパイロット、Audi AIリモートガレージパイロット、Audi Aiトラフィックジャムパイロットといった先進的な自動運転機構を搭載してお客様に提供していく方針です。
New Audi A8L
ホイールベースを130mm伸ばしたNew Audi A8のロングバージョンであるNew Audi A8Lは、全長5,300mmの雄大なボディを誇ります。後席が3人掛けベンチシートの標準仕様に対し、このAudi A8Lでは、左右独立したリラクゼーションシートをオーダーすることができ、その場合中央にはフルサイズのセンターアームレストが設置され、助手席の後ろの席には、ヒーターとマッサージ機能を備えたフットレストを配備することも可能です。またNew Audi A8は、後席リモートコントロール機構としてスマートフォンサイズのタッチパネル式操作ユニットを搭載しており、室内照明やマッサージなど様々な機能を操作できるほか、電話をかけることも可能です。
Audi RS 4 Avant
運動性能と実用性をきわめて高いレベルで両立させたオールラウンドな高性能モデルである新型Audi RS 4 Avantには、2つのターボチャージャーを装着し331kW(450PS)/600Nmの強力なパワー/トルクを発揮する2.9ℓV6 TFSIバイターボエンジンが搭載されています。フルタイム4WDのquattroドライブを採用しており、100km/h加速を4.1秒で完了し、トップスピードは280km/hまで可能になっています。さらに精悍さを増したエクステリア、特別な意匠を各所にちりばめることでエクスクルーシブ感を演出したインテリア、基準車のAudi A4 Avantと変わらない日常的な使い勝手のよさも、このユニークな本格スポーツモデルの魅力になっています。
Audi Q7 e-tron quattro
Audi Q7をベースにしたこのクルマでは、アウディの市販モデルとして初めて、quattroフルタイム4WDとプラグインハイブリッドのシステムが組み合わされています。外部から充電可能なリチウムイオンバッテリーを搭載することで、EVモードで約50kmの走行を可能にしており、TFSIエンジンと電気モーターを併用するハイブリッドモードと併せて、トータルで1,000kmを超える航続を可能にしています。2.0 TFSIエンジンと電気モーターを併せたシステムパワー/トルクは270kW(367PS)/700Nmに達し、大型クラスに属するこのSUVを0-100km/h まで5.9秒で加速させ、220km/hのトップスピードを可能にしています。その一方で、100km走行あたりのガソリン消費は2.5ℓに過ぎません。
≪市販モデル≫
Audi SQ5
10月に日本で発売したばかりの新型Audi Q5の高性能バージョンがSQ5です。運動性能を高めるだけでなく内外装にも特別な意匠を凝らし、すべての面でハイグレードなプレミアムSUVに仕上げています。搭載する3.0ℓV6バイターボエンジンは、従来型のSQ5より15kW(21PS)、60Nm高い260kW(354PS)、500Nmを発揮。それにより新型Audi SQ5は0-100km/hを5.4秒で加速し、トップスピードは電子リミッターが作動する250km/hに達する一方で、燃料消費率は従来型に対して8.6 パーセント改善されています。全モデル8速ティプトロニックのトランスミッションのほかダンピングコントロール機能付きのスポーツサスペンション、マトリクスLEDヘッドライトなどを標準で備えます。
Audi RS 5 Coupé
Audi RS 5 Coupéは、最高出力331kW(450PS)を発揮する2.9 ℓ V6バイターボエンジンとquattroフルタイム4WDシステムを搭載した高性能グランツーリスモであり、スーパースポーツカーに匹敵する運動性能とエレガントなスタイリング、日常での優れた使い勝手を完璧に融合したクルマです。新設計の2.9 TFSIバイターボエンジンは、圧倒的なパワーに加えて、本格的なRSサウンドでも乗る人を魅了します。日本向けのモデルには、可変ダンパー機構のダイナミックライドコントロール(DRC)を備えた「RSスポーツサスペンション」、RS用に特別にチューンされたダイナミックステアリング、後輪左右間のトルク配分をアクティブに制御するスポーツディファレンシャルなどが標準で備わります。
Audi R8 Spyder V10
高性能なV型10気筒エンジンをリヤミッドシップに搭載し、quattroドライブにより4輪を駆動して走るスーパースポーツモデル、Audi R8のオープントップ仕様がAudi R8 Spyderです。今年の6月から日本での販売が始まりました。油圧電動式のソフトトップは、アルミ及び鍛造マグネシウム製のフレームを使って大胆な軽量化を図るとともに、遮音性に優れたクロスで快適性も高めています、トップの開閉に要する時間は20秒で、50km/h以下であれば走行中の操作も可能です。自然吸気のV10エンジンは5.2ℓの排気量から540PSのパワーを発揮。7速Sトロニックとの組み合わせで、Audi R8 Spyderを0-100km/hわずか3.6秒で加速させ、そのまま318km/hのトップスピードまで導きます。
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