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「東京モーターショー2017」に出展【NTN】
2017年10月20日
会場 東京ビッグサイト
ブースNo. E3203
NTNは、「東京モーターショー2017」に出展いたします。
『世界をなめらかにする仕事。』をテーマに、クルマにおける「走る」「曲がる」「止まる」の操作と制御を支える当社の最新技術をご紹介します。
ブースでは、内燃機関から電気自動車(EV)まであらゆるクルマに使用される世界シェアNo.1の「ハブベアリング」やNo.2の「ドライブシャフト」をはじめ、EV向けなど電動化に対応したモータ・ジェネレータ機能付ハブベアリング「eHUB」や「電動モータ・アクチュエータ」シリーズ等のモジュール商品、クルマの低燃費化や高効率化に貢献する各種商品などを展示します。
さらに、クルマのスケルトンモデル内部に取り付けられた軸受(ベアリング)やドライブシャフトがどのように活躍しているかをご覧いただけるほか、「ドライブシミュレータ」では、ドライブシャフトがクルマの乗り心地向上に貢献してきた進化の歴史を体感いただけます。
また、ベアリングの組み立て体験や話題のハンドスピナーを使用したゲームなど、2018年に創業100周年を迎える当社技術を身近に感じられるコーナーもご用意しています。
皆さまのご来場をお待ちしております。
主な展示商品
▶ モータ・ジェネレータ機能付ハブベアリング「eHUB」
タイヤの回転を支えるハブベアリングにモータ・ジェネレータを組み合わせたモジュール商品。前輪駆動車の場合は後輪(非駆動輪)に搭載し、エンジン負荷の軽減や電力回生をサポート。本商品を既に実用化された「48V MHEV」と組み合わせることで、従来のエンジンのみの自動車と比較して最大25%の燃費向上を実現。また、車両姿勢の安定制御に活用することも可能。
▶ 多目的オフロード車両用「超高角DOJ」
業界最大の作動角39度を実現し、超高角時の強度や耐久性も確保。より大きなトルクを伝達できるようボール径を大きくし、ボールを保持するケージ(保持器)も肉厚設計としながら、これまでに培った軽量・コンパクト化の技術により、多目的オフロード車両に搭載可能なレベルに外径寸法を最小化。
▶ 低フリクションハブベアリングII
さらなる低フリクション化のため、シールの先端リップが接触する枚数を削減。接触枚数を減らすことで生じる耐泥水性の低下に対しては、シール部のラビリンス構造(すきま)とシール形状の工夫により、高い耐泥水性を確保。また、グリースについてもトルク低減に寄与する仕様を適用。これらの工夫により、耐泥水性を損なうことなく回転フリクションを従来品比で50%低減、車両燃費も約0.42%改善。
ドライブシャフト
1963年、当社は日本で最初にドライブシャフトの量産を開始。その後、FF(前輪駆動)化など、自動車産業の変化に対応して開発に取り組み、これまでに7億本を超えるドライブシャフトを世界中のお客さまに販売。ドライブシャフトのパイオニアとして、耐久性、振動性能、伝達効率の追求はもちろん、基盤商品であるハブベアリングとのモジュール化など、当社だからこそ生み出せる価値を追究している。
ブースに設置したシミュレータでは、ドライブシャフトの機能向上により、ステアリングやシートの振動軽減など、クルマの乗り心地が向上してきた進化の歴史を体感することが可能。
ハブベアリング
当社は、1980年代初めに部品点数削減と軽量化により生産性を向上させた「第3世代ハブベアリング」を国内メーカで初めて量産化。世界No.1シェアを誇るハブベアリングのリーディングカンパニーとして、ABSセンサの内蔵やドライブシャフトとのモジュール化など、さらなる安全性向上や低燃費化に対応した商品の開発・提案を実施。
電動モータ・アクチュエータ
コア技術である軸受やボールねじの製品技術とモータの設計技術、車両制御のための電子制御技術とを組み合わせ、「電動モータ・アクチュエータ」としてシリーズ開発。構成部品や諸元を共用化し、形式やサイズにバリエーションを持たせたラインナップにより個別設計が不要となり、開発期間の短縮が可能。
パーキング機能付電動ブレーキシステム
きめ細やかで安全なブレーキを再現するため、電動モータと独自の直動機構でブレーキパッドを動かすブレーキシステム。回生ブレーキの協調制御でEV・HEVの電費向上に貢献。また、パーキングブレーキ機能の追加で利便性向上。
▶ トランスミッション用「超低フリクションシール付玉軸受」
シールリップのすべり接触部に円弧状(半円筒状)の微小突起を等間隔に設けた新開発の接触タイプシールを採用することで、回転トルクを従来品比で80%低減し、非接触タイプシールに匹敵する低トルク効果を実現。回転時には、微小突起によるくさび膜効果によって、シールと内輪の摺動面の間に油膜が形成され、シールの引き摺りトルクを大幅に低減。突起は微小なため、軸受に有害な硬質異物の侵入を防ぐことが可能。
▶ 自動車用ULTAGE円すいころ軸受
転がり疲労寿命を最大化する円すいころ形状の最適設計技術を新たに小形シリーズ向けに改良適用することで、従来品と比べ1.3倍の高負荷容量を実現、軸受定格寿命は2.5倍以上に向上。また、ころと内輪及び保持器とのすべり接触部の形状最適化により許容回転速度が約10%向上し、世界最高水準の高負荷容量と高速回転性能を実現。
ISG搭載エンジン用可変ダンパ式オートテンショナ
オルタネータをスタータとして兼用するISGエンジンに適用することで、始動時にベルト張力を強く、定常運転時に弱く自動調整し、始動時の安定性と走行時の低燃費を両立。アイドリングストップ採用車両のエンジン効率向上に貢献。
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