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東京モーターショー2017に出展!「高解像度ヘッドランプ」体験コックピットで自動運転時代の新たなライティングソリューションを提示【市光工業】
2017年10月20日
大手自動車部品メーカーの市光工業㈱(本社:神奈川県伊勢原市板戸 代表取締役会長:オードバディ・アリ、以下 市光工業)は、2017年10月27日(金)から11月5日(日)まで東京ビックサイトにて開催される「第45回東京モーターショー2017」において、自動運転時代の新たなニーズに応えるライティングと電子ミラーの最新技術を展示します。 ブースは、東8ホール E8102です。
今回、市光工業は、高輝度の光源と電子デバイスによって実現可能な「高解像度ヘッドランプ」の活用例としてより進化したグレアフリー(防眩)ハイビームや路面描画機能など6つのシーンを体験できるコックピットを設け、これまでの照らすという役割に加えて運転手や歩行者に情報を伝えるという役割を担う自動運転時代の新たなライティングの世界を来場者の皆様に体験していただきます。
夜間の走行時は、前照灯をハイビームにすることで歩行者などを遠くから発見でき、早めに事故の回避行動をとることができます。ハイビームで他のドライバーを眩惑させないように、対向車や先行車をフロントカメラで検知し、配光を自動的に調整するグレアフリーハイビームがすでに実用化されていますが、今回体験する「高解像度ヘッドランプ」では、対向車や先行車の運転席部分のみ、歩行者の上半身のみといった最小限の範囲に光が当たらないように緻密にコントロールすることが可能になります。
また「高解像度ヘッドランプ」により、ロービームでの路面に記号や絵を表示し、例えば、路面上に進行方向を矢印で投影する、車幅を示すラインを表示し狭い道でのすれ違い時の運転操作を補助する、などの多彩な運転者アシストが可能になります。また、「横断歩道」の形状を路面に表示して歩行者に安全に渡れることを伝える歩行者アシストの機能も提供できます。
また、市光工業のブースでは、自動運転時に車両がドライバーの代わりとなり光で意思を表現する「コミュニケーション・ライティング」も展示します。360°どの位置から見ても視認できるように車両全周にLEDライトによるコミュニケーションランプを配置し、色や発光パターンにより、周囲の歩行者やドライバーに自車の動きや検知合図を送ります。また、グラフィカルなポジションランプとテールランプにより、車両起動時にユーザーを迎えるウェルカムメッセージを表示したり、走行開始の合図を出したりすることも可能です。
さらに、2016年6月の保安基準の改定により実用化が可能となった「カメラモニターシステム」も展示します。これは、従来のドアミラー、ルームミラーをカメラとディスプレイに置き換えるシステムです。ドアミラーの代わりとなるクラス3は、空力性能を高め、直接視界を改善し、デザインの自由度を広げます。ルームミラーの代わりとなるクラス1は、座席や乗員、荷物などの室内環境に左右されることなく、常に広い視界を提供します。
(参考)
<市光工業とは>
市光工業株式会社は、1903年創業以来、自動車用ランプとミラーの純正部品専門メーカーとして、国内主要自動車メーカー及び、海外主要自動車メーカーに製品を納入してきました。
1932年には初代ダットサン(日産)へランプを装着し、日本初のプロジェクターヘッドランプや世界初の電動格納ミラー、水銀フリーHIDヘッドランプやLEDヘッドランプなど独自の製品開発を主体的に行ってきました。
2000年、仏ヴァレオ社と照明機器部門でアライアンス関係を締結し、2017年に同社子会社となりました。仏ヴァレオ社との連携を活かし、電子ミラーや自動運転対応などの新製品の共同開発、スケールメリットを活かした共同調達や共同研究開発による費用の削減、積極的な営業活動によるグローバル市場での追加のシェア獲得、顧客基盤の拡大や地理的な相互補完関係などの強化を進めております。
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