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ハネウェルの次世代カーエアコン用冷媒「ソルスティス™ yf」サービス缶、 米 車用品小売大手NAPA AUTO PARTSにて取扱を開始【ハネウェルジャパン】
2017年8月21日
ハネウェルの次世代カーエアコン用冷媒「ソルスティス™ yf」サービス缶、
米 車用品小売大手NAPA AUTO PARTSにて取扱を開始
北米カーアフターマーケット用R-1234yf需要に向け全国的に小売展開
ハネウェル(本社米国ニュージャージー州、日本法人ハネウェルジャパン㈱/東京都港区/代表取締役社長 エリック・ワグナー)は、米国を中心に展開する車用品小売大手であるNAPA Auto Parts(ナパ・オート・パーツ)が、全米規模の小売チェーンとして初めて、当社の次世代カーエアコン用冷媒「ソルスティス™ yf(R-1234yf)」サービス缶(8オンス)の取扱を開始したことを発表します。北米市場では新車モデルに順次R-1234yf仕様のカーエアコンが採用されており、これに伴いメンテナンス需要が増加しています。本年5月のサービス缶北米上市に続き、この度の小売展開により店頭での入手が可能となることで、自動車整備工場でも冷媒在庫の調達管理が行いやすくなります。
ハネウェル、フッ素化学品事業、自動車用冷媒担当グローバルビジネスディレクターのリック・ウィニックは、「世界各国では、GWP(地球温暖化係数)の高い現行冷媒であるR-134aの使用削減に向けた法整備が着々と進んでいます。そのような中、ハネウェルのソルスティス yf は世界標準の次世代カーエアコン用冷媒として認知されています。この度全米のNAPA Auto Parts店舗でソルスティス yfの在庫を完備することで、自動車整備の現場でもこれまでに比べ容易に冷媒を調達し、迅速にメンテナンスサービスが提供できるようになります。」とコメントしました。
R-1234yf冷媒は、本年末までに世界中で4千万台の自動車に搭載される見通しで、需要が急速に増加しています。ソルスティスyfサービス缶は、4缶入りパッケージにて数千店舗の米国内の車用品店で販売されます。(以下写真はNAPA Auto Parts、米デラウェア州ミドルタウン店)
自動車産業では旧来冷媒であるR-134aからR-1234yfへの移行を積極的に進めています。R-1234yf (HFO-1234yf) は、ハネウェルの画期的なHFO(ハイドロフルオロオレフィン)をベースとする、環境配慮性に優れた次世代の冷媒です。ハネウェルは、HFO-1234yfの開発で米国化学会から栄誉ある賞を受賞しています。ソルスティスyfは、GWP(地球温暖化係数)が1未満と二酸化炭素よりも低く、また従来冷媒のR-134a(GWP:1,400※)に比べGWPを99.9%低減します。R-1234yfは現在世界中で2千万台の自動車に搭載されており、その数は急激に増加しています。加えて、2014年モデルイヤーに米国内で販売されたR-1234yf搭載車両についてはメーカー保証期間の終了が近づいていることから、カーエアコンシステムの点検メンテナンスのニーズが増えています。
ハネウェルは、ソルスティス yf冷媒のほか、従来の機器性能を損なうことなくカーボンフットプリントの削減を可能にする「ソルスティス」ブランド製品群として、業務用冷凍冷蔵用および空調用冷媒、フォーム用液状およびガス発泡剤、 溶剤および エアゾール用噴射剤 を開発、製造、供給しています。
ハネウェルのソルスティス冷媒について詳しくは、日本語ウェブサイト
www.honeywell-refrigerants.com/japan/ をご覧ください。また、ソルスティスyf冷媒の使用法説明ビデオ(日本語)はこちらからご覧ください。
※注記:R-134aのGWP値は、 IPCC AR4(第4次報告書)によるものです。ソルスティスyf(HFO-1234yf)は、AR54(第5次報告書)以降に掲載されています。
ハネウェル(www.honeywell.com)は、フォーチュン(Fortune)100社にノミネートされた、テクノロジーおよび製造分野におけるトップレベルの複合企業であり、航空宇宙・自動車分野の製品およびサービス、ビル・住宅・産業向け制御テクノロジー、ターボチャージャー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機から車両、家庭からビル、工場から物流、そして作業者まで、あらゆるものを「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、www.honeywell.com/newsroomをご覧ください。
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