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熱可塑性エラストマー「テファブロック™」スチレン系QEシリーズ 成形性・触感を向上させた新グレードを開発【三菱ケミカル】

2017年8月10日

熱可塑性エラストマー「テファブロック™」スチレン系QEシリーズ
成形性・触感を向上させた新グレードを開発
—自動車内装部材に新規採用—


三菱ケミカル㈱(本社:東京都千代田区、社長:越智仁、以下「当社」)は、熱可塑性エラストマー「テファブロック™ 」(以下「テファブロック」)のスチレン系QEシリーズについて、この度、成形性・触感を向上させた新グレードを開発し、当該新グレードが自動車の内装表皮材やアシストグリップなどの内装部材に新たに採用されました。

テファブロックQEシリーズは、その柔軟性・耐摩耗性の高さから、これまで電動工具や自動車のシフトレバー等、小型のグリップ類・パッキン類などで広く採用されています。

近年、自動車内装部材に対して高度な意匠性と良好な触感を求める声は強く、こうした要求を満たす素材のニーズが高まっております。当社は、こうした需要に応えるべく、テファブロックQEシリーズが持つ柔軟性・摩耗性を維持したまま、流動性を2倍以上向上させることにより、複雑な形状や大型の成形品であっても優れた意匠性を発揮することができる高い成形性と、ドライ感に優れ、革や合成皮革のような触感を持つ新グレードを開発いたしました。

こうした優れた性能を持つ新グレードは、従来品では対応が難しかった自動車の内装表皮材やアシストグリップ等の大型用途において、新たに採用が始まっており、今後もその用途が拡大していく見込みです。

当社は、引き続きお客様からの多様なニーズに応じるべく、熱可塑性エラストマーのラインナップの拡充に努め、機能性樹脂事業の拡大を一層加速させていきます。

※以前は「ラバロン™」という名称でスチレン系熱可塑性エラストマーを販売していましたが、本年4月に「テファブロックTM」へブランド統合しました。


【ご参考】
1)採用事例

新グレードを使用した自動車内装表皮材の拡大写真
成形性が向上したことにより、実際に縫ったかのようなステッチ柄を金型成形で再現可能に


2)特殊触感評価による比較

触感を向上させ、革・合成皮革のようなドライな触感を有するエラストマーを開発


本件に関するお問合せ先
㈱三菱ケミカルホールディングス 広報・IR室
電話:03-6748-7140








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