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ルーカス・ディ・グラッシとチームABT Schaeffler Audi Sportが、フォーミュラE電気自動車レースシリーズでチャンピオンに【シェフラージャパン】
2017年8月9日
白熱したシーズンの最後を飾った劇的な最終戦 モントリオール大会にて、ルーカス・ディ・グラッシが、フォーミュラE 2016/2017年シーズンのチャンピオンになりました。このブラジル出身のレーサーは、3年目にして自身とチームABT Schaeffler Audi Sportのためにタイトルを獲得。チーム部門では、チームABT Schaeffler Audi Sportは昨年に続き、第2位となりました。ABT Schaeffler FE02に搭載するパワートレインの専属開発パートナーとして、電動モビリティのパイオニアであるシェフラーは、3年前からフォーミュラEに参戦することで先見の明を証明し、そして今、自動車メーカーと世界中の人々の注目を集めた革新的なレーシングシリーズで勝利を祝うまでになりました。
カナダのモントリオールで開催されたフォーミュラE最終戦で、ルーカス・ディ・グラッシは10ポイントの差をつけられた状態でカナダで行われた2つの最終レースに臨みました。ポールポジションからスタートした土曜日に優勝して逆転すると、シーズン最終レースの日曜日には、タイトル獲得に十分な第7位に着けました。
ルーカス・ディ・グラッシは次のように述べています。「感動で胸がいっぱいです。私たちは、本当にやってのけたのです。過去に2回、僅差で敗れました。3年以上もの間、私たちはこの瞬間のために必死でやってきました。チームの皆が示してくれたすばらしい献身に感謝したいです。私たちは、本当に家族のようです。ABTと、それから驚くほど豊富な専門知識で私たちのABT Schaeffler FE02用のパワートレインをともに開発してくれたシェフラーに、心からお礼を申し上げます。このABT Schaeffler FE02が、私をフォーミュラEのチャンピオンへと導いてくれたのです。私たちは一緒に、3度目となる挑戦で初めてフォーミュラEレースに勝利し、タイトルを獲得することもできました」
シェフラーは、2014/2015年のシーズン1からチームABT Schaeffler Audi Sportのパートナーを務めています。レギュレーションによってシーズン2より技術開発の機会が増えると、シェフラーは、モーター、トランスミッション、リアサスペンション、制御ソフトウェアを含めたパワートレインにおけるABTとの独占的な共同開発に加わりました。シーズン3終了時の成績は、ドライバータイトルの初獲得だけでなく、合計7回の優勝、これまでで最多となる24回の表彰台獲得、そして4回のポールポジションという結果でした。チーム部門ではシーズン1に第3位となり、以降2季連続で第2位となりました。
2017年12月に香港で開幕するシーズン4は、アウディが引き継ぐチームによる新しい時代の始まりとなります。数週間前に、アウディとシェフラーは今後のパワートレイン開発における3年間の協力契約を締結しました。
フォーミュラEへの参戦は、「未来のモビリティ社会のために」というシェフラーの全社戦略と合致しています。この戦略により、グローバルに活躍する技術グループであるシェフラーは、モビリティの未来を形作っていくことができます。フォーミュラE電気自動車レースシリーズはシェフラーにとって、ますます重要性が増す電動モビリティ部門のエンジニアが、知見を得てモチベーションを高める場として理想的です。
シェフラーは、当初から技術に関する専門知識でフォーミュラEに貢献してきましたが、公道用の電動モビリティのパイオニアでもあります。シェフラーの研究開発部門は20年にわたってこの分野で研究を続けています。最近では、電気自動車向けコンポーネントの開発チームが2倍の規模になり、チームのメンバーは自分たちの研究に関してレースで得たノウハウを直接利用しています。今では、シェフラーは電動モビリティとパワートレイン全体の電動化において、48Vハイブリッド化や高電圧ハイブリッドモジュールの技術から、まもなくプレミアムクラスの電気自動車に使われるようになるモジュラー式電動アクスルに至るまで、幅広い製品を展開しています。グローバルに活躍する技術会社であるシェフラーが掲げるその他の注目テーマは、自動車より安価な電気自動車コンセプトと、環境にやさしくて経済的な「未来のモビリティ社会のために」を目指した、明確なビジョンのある革新的なモビリティコンセプトすべてとの相互作用です。
*本リリースは、2017年7月31日にドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハ、カナダ・モントリオールで発表されたプレスリリースの抄訳です。
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