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光学式ピンホール検査ユニット「C12190シリーズ」を新発売【浜松ホトニクス】

2012年2月21日

アルミラミネートフィルムや金属箔のピンホール検査向け
生産ラインに後付け可能で、省スペース、安価、ワイドレンジな
光学式ピンホール検査ユニット「C12190シリーズ」を新発売

当社は、生産ラインに後付け可能で、省スペース、安価、ワイドレンジな光学式ピンホール検査ユニットの新製品「C12190シリーズ」を、アルミラミネートフィルムや金属箔などのピンホール検査用途に向けて、国内の樹脂フィルムや金属箔メーカーなどに3月1日から発売します。
なお、本製品は、2月29日(水)から東京ビックサイト(東京都江東区有明)で開催される「第3回国際二次電池展~バッテリージャパン~」に出展します。

製品の概要

本製品は、アルミラミネートフィルムや金属箔の生産時に発生する50μm径から2mm径までの微小な穴(ピンホール)の有無をインラインで検出する検査ユニットです。光検出器に光半導体素子のフォトダイオードアレイを採用したことで、当社従来品に比べ、省スペースで安価、ワイドレンジになりました。また、制御機能を省いて検出ユニットと光源ユニット、コントローラのみのシステムにしているため生産設備に合わせて任意にカスタマイズできるだけでなく、稼働中の生産設備にも後付けしやすくしています。さらに、生産ラインの幅に応じて300mmから1800mm幅までに拡張可能な上、ピンホールの位置を特定しやすくするために検出部を4つに分割してあります。

開発の背景

当社は、これまで高感度で微弱光検出が特長の光電子増倍管を用いて数μm程度のピンホールを検出するピンホール検査器を、1998年から電子部材や自動車、製缶、製薬メーカーなどの生産ライン向けに製造、販売してきました。
ピンホール検査には目視、カメラ、エアリーク、電流検知などの方式がありますが、電池のフィルムなど付加価値の高い部材や、飲料缶などの品質管理が求められる製品のピンホールの検出には、本製品のようにワークからの透過光を検出する光学式が用いられています。
本製品は、アルミラミネートフィルムや金属箔の分野で、100μmから数mm程度の比較的大きなピンホールの検査需要が多いため、検出器にフォトダイオードアレイを用いた省スペース、安価、ワイドレンジなピンホール検査ユニットを開発しました。

主な特長

1、 生産ラインに後付け可能
一般的なピンホール検査は、ピンホールの位置を特定するエンコーダやチャンネル分解能、カウンターなど回路系の制御機能も内蔵した大型装置ですが、本製品は制御系を省いたユニットなため、顧客の要望により新設のラインだけでなく既存の生産ラインにも後付けが可能です。

2、 省スペース、安価、ワイドレンジ
検出器にフォトダイオードアレイを採用したため、当社従来品に比べ約4分の1とコンパクトで価格も半額と安価な検出ユニットになりました。さらに、広いダイナミックレンジにより50μmから2mmまでのピンホールを検出できます。

3、 1800mm幅までの生産ラインに拡張可能で、検出エリアを4分割
生産ラインの幅に応じ300mmユニットを6つまで拡張して1800mm幅までに対応可能な上、検査対象物の幅方向に4チャンネルにエリア分割を可能にしたため、ピンホールの位置を特定しやすくなります。

主な仕様

発売日

2012年3月1日

製品価格(税込)

「ピンホール検査ユニットC12190-01」1,753,500円
ユニット構成:検出ユニット、光源ユニット、コントローラ

販売目標金額

1年目5,000万円/年 3年後3億円/年


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