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燃料電池システムを開発・製造する合弁会社を設立【スズキ】
2012年2月7日
スズキ、英国インテリジェント・エナジー社と
燃料電池システムを開発・製造する合弁会社を設立
スズキ㈱は、英国の燃料電池システムの開発企業であるインテリジェント・エナジー社(Intelligent Energy Ltd 以下IE社)を傘下に持つ、インテリジェント・エナジー・ホールディングス社(Intelligent Energy Holdings PLC 以下IEH社)と燃料電池システムを開発・製造する合弁会社「㈱SMILE FCシステム(以下SMILE FC)」を設立する。
スズキとIE社は、2007年、2009年、2011年の東京モーターショーに共同開発の空冷式燃料電池システムを搭載した二輪車を出品し、2011年3月には「バーグマン フューエルセル スクーター」が、二輪車、四輪車の燃料電池を搭載した車両としては世界で初めて欧州統一型式認証:WVTA(*)を取得するなど、燃料電池システム搭載車の開発を進めてきた。
スズキは、次世代環境車のひとつである燃料電池を搭載した二輪車・四輪車の開発、製造に本格的に取り組むために、IEH社と燃料電池システムを開発、製造する合弁会社「SMILE FC」を2012年2月に設立し、IE社が持つ燃料電池の開発技術にスズキの制御技術と量産技術を組み合わせて製品化を加速させる。「SMILE FC」の出資比率はスズキとIEH社それぞれ50%出資し、本社を静岡県浜松市のスズキ本社内、研究施設をスズキの横浜研究室に設置する。
スズキとIE社は「SMILE FC」を軸に、軽量、コンパクトで低コスト化が見込める空冷式燃料電池システムをはじめとした、燃料電池の量産技術の開発、製造および、燃料電池部品のグローバルなサプライチェーンの開拓と燃料電池車の普及に努めていく。
(*) WVTA:欧州においては、車両の販売を行う際にEU(欧州連合)の各加盟国の型式認証を個別に受ける必要があるが、「欧州統一型式認証:WVTA= Whole Vehicle Type Approval」の取得により、全ての加盟国での販売が可能となる。
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