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WTCC第4戦ニュルブルクリンクにて歴史的なダブル優勝を飾り、世界選手権首位に【ボルボ・カー・ジャパン】

2017年5月29日

世界で最も難易度の高いサーキットであるニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで開催されたFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)第4戦において、ポールスター・シアン・レーシングは、オープニングレース、メインレース両方で優勝する快挙を成し遂げました。

テッド・ビョークがレース1(オープニングレース)、チームメイトのニッキー・カッツバーグがレース2(メインレース)で優勝を飾りました。これにより、カッツバーグはドライバー選手権の首位に立ちました。

「すばらしいレースでした。車はレース2のために完璧にセットアップされていたので、前に出てレースをコントロールすることができました。ニュルブルクリンクは大好きなサーキットで、ここで優勝できたことは私のキャリアにおいて大きな経歴になります。また、チームは目標だった選手権の首位に立つことができました。シーズン最後までこの調子を保ちたいと思います」とニッキー・カッツバーグは述べました。

STCC チャンピオンに4度輝くテッド・ビョークは、6番手からスタートしてレース 1 の優勝を飾り、選手権ランキングでは首位と8ポイント差の3位です。

「良いスタートが切れたので最初のコーナーの手前で6番手から3番手まで浮上しました。その後も好調で、スリップストリームを利用して最高の勝利を挙げることができました。モンツァに続いてニュルブルクリンクでも優勝できて本当にうれしいです」とテッド・ビョークは述べました。

ネストール・ジロラミは再び不運に見舞われました。レース1において、200km/h を超える速度で2番手を走っているときにパンクが発生しました。彼は無傷で脱出しましたが、車の損傷は修理時間の制限を超えており両方のレースをリタイヤせざるを得ませんでした。

「サーキットの高速セクションでパンクしたのでどうしようもありませんでした。この不運は忘れて、次のポルトガル戦にエネルギーを集中します。選手権首位のニッキーと3位のテッドについてはとてもうれしく思います」とネストール・ジロラミは述べました。

WTCCシーズンの中盤に差し掛かる中、ポールスター・シアン・レーシングは、WTCCレース・ドイツラウンドでの勝利によって、ライバルのホンダとの差を40ポイントに広げました。

レース覇者のニッキー・カッツバーグは、公式練習において、ニュルブルクリンクのノルドシュライフェとGPサーキットを組み合わせた約25kmのコースで、WTCCレース最速ラップタイム(8:34.813)を記録しました。

「この週末は喜びに満ちていました。私達はボルボのレーシングカーとロードカーの開発のためにこのサーキットで多くの時間を費やしてきました。その経験をこのような形で活かすことができ、本当にうれしく思います。ニッキー、テッド、ネストール、そしてチームの全員はすばらしい活躍を見せてくれました。世界タイトル獲得のためにこの調子を継続したいと思います」とポールスター モ ータースポーツ部門責任者のアレクサンダー・ムルドゼフスキー・シェドビンは述べました。


■WTCC ドイツラウンド
サーキット:ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ + GPコース コース全長:25378m
ラップレコード(WTCC):8:40.688(ロペス)


■レース結果
レース1 – トップ5
1 テッド・ビョーク(ボルボ S60) 3周
2 メフディ・ベナーニ(シトロエン C-Elysée) +2.538
3 ロブ・ハフ(シトロエン C-Elysée) +3.096
4 トム・チルトン(シトロエン C-Elysée) +3.732
5 エステバン・グエリエリ(シボレーCruze) +8.487

6 ニッキー・カッツバーグ(ボルボ S60) +8.910
リタイヤ:ネストール・ジロラミ(ボルボ S60)

レース2 – トップ5
1 ニッキー・カッツバーグ(ボルボ S60) 3周
2 ノルベルト・ミケリス(ホンダ Civic) +3.065
3 ロブ・ハフ(シトロエン C-Elysée) +3.401
4 テッド・ビョーク(ボルボ S60) +4.167
5 トム・チルトン(シトロエン C-Elysée) +5.763

リタイヤ:ネストール・ジロラミ(ボルボ S60)

予選 – トップ5
1 ノルベルト・ミケリス(ホンダ Civic) 8:38.072
2 ニッキー・カッツバーグ(ボルボ S60) +0.608
3 ロブ・ハフ(シトロエン C-Elysée) +1.469
4 ティアゴ・モンテイロ(ホンダ Civic) +2.130
5 テッド・ビョーク、ボルボ S60 +2.924

10 ネストール・ジロラミ(ボルボ S60) +6.558

MAC3
1 ボルボ 9:01.365
2 ホンダ +20.205


■選手権ランキング
ドライバーズ – トップ5
1 ニッキー・カッツバーグ(ボルボ S60) 127ポイント
2 ティアゴ・モンテイロ(ホンダ Civic) 125(-2)
3 テッド・ビョーク(ボルボ S60) 119(-8)
4 トム・チルトン(シトロエン C-Elysée) 106(-21)
5 ロブ・ハフ(シトロエン C-Elysée) 102(-25)

9 ネストール・ジロラミ(ボルボ S60) 52(-75)

マニュファクチャラーズ
1 ボルボ 404 ポイント
2 ホンダ 364(-40ポイント)


■ウェイトハンディ(ドイツ戦)
モデル – タイム差 – ウェイト
ボルボ S60 ポールスター – 0.0秒 – +80kg
シトロエン C-Elysée – +0.0秒 – +80kg
ホンダ Civic – 0.1秒 – +70kg
シボレーCruze – +0.5秒 – +30kg
ラーダヴェスタ +1.4秒 +0kg



ポールスターについて
ポールスターはボルボ・カーズのパフォーマンスブランドです。1996年にモータースポーツチームとして設立されたポールスターは、各種のボルボモデルでレースに出場し、数多くの選手権で成功を収めてきました。ポールスターは、2009年にパフォーマンス関連の製品を提供し始めると、それをきっかけにボルボ・カーズとの業務関係を強化しました。2014年には、ボルボ S60とV60をベースにした初めてのコンプリートカーが発売されています。ボルボ・カーズは、確かなパフォーマンスを提供するという積極的な取り組みとして、またより一層のパフォーマンスの実現を目指し、2015年にポールスターのパフォーマンス部門を買収しました。


シアン・レーシングについて
シアン・レーシングはポールスターのモータースポーツパートナーです。クリスチャン・ダール氏が所有し、ポールスターの全てのモータースポーツ事業を運営しています。過去にポールスター・レーシングと名乗っていたシアン・レーシングは、ボルボ 850、S40、C30、S60によって、5回のSTCC(スカンジナビアツーリングカー選手権)ドライバーズタイトルと7回のSTCCチームタイトルを獲得しています。












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