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《速報/人テク2017横浜》ドライビングシミュレータ”DiM”【鷺宮製作所:小間番号99】
滑らかで持続的なGと、実車両のコクピット重量を想定した高い許容荷重を、独自技術によりコンパクトに実現したシミュレータであり、
モデルベース開発に求められるリアルな体感と省スペースを両立できる。
鷺宮製作所のドライビングシミュレータ“DiM”は、多くの大手自動車メーカから高い評価を得ており、特にポルシェ社のルマン2連覇に貢献した事は同社のWEBサイトなどに掲載されている。
ドライビングシミュレータに求められる動きの再現は、6軸アクチュエータ(Hexapod)を用いるのが一般的であるが、低周波領域の持続的なGの再現に必要なストロークの確保が困難とされてきた。
ドライビングシミュレータ“DiM”は、浮上させたHexapod部を、3本のアクチュエータ(Tripod)で水平方向に駆動する事によって、低周波領域の再現に必要なロングストロークをコンパクトサイズで実現している。
この浮上方式は滑らかな動きには好都合であるが、重心点が高い重量物の姿勢維持には高度な技術が必要であり、ここに鷺宮製作所のノウハウが投入されている。
展示会では “DiM”の実物は展示できないが、Tripod(展示用コンパクト版)を始めて展示するので、その特徴的なメカニズムを展示ブースで見る事ができる。
フルスペックの“DiM”は、狭山事業所にあるシミュレションセンターで見学する事ができるとともに、顧客の車両モデルを試験する為のレンタル使用も受け付けている。
なお展示会では“DiM”以外にも、鷺宮の“HILS”を初めとした各種自動車関連試験装置を紹介する。
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