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自動車ソフトウェア標準化団体JASPARに加盟【FFRI】
2017年5月8日
FFRIが自動車ソフトウェア標準化団体JASPARに加盟
~自動車のサイバーセキュリティ分野で将来的に起こりうる脅威と
対策技術の研究を推進~
サイバーセキュリティ領域において国内で独自の研究開発活動を展開している㈱FFRI(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鵜飼裕司、以下 FFRI)は、2017年5月1日付で日本の自動車ソフトウェア標準化団体である、一般社団法人JASPAR(Japan Automotive Software Platform and Architecture、以下 JASPAR)に加盟いたしました。
IoTがさまざまな分野で加速的に広がり、私達の生活が便利になる反面、サイバー攻撃の脅威はもはやPCやスマートフォンの中だけの問題にとどまらなくなってきています。自動車のネットワーク化も進み、自動車のハッキングに関する報道も増えてきています。特に2015年に米国で開催された情報セキュリティ国際会議「Black Hat USA」で発表されたジープのハッキングデモは、日本でも大きく報道されました。
JASPARは、高度化・複雑化する車載電子制御システムのソフトウェアやネットワークの標準化及び共通利用による、開発の効率化と高信頼性確保を目指し、2004年9月に設立されました。現在、自動車メーカー、サプライヤー、半導体メーカー、組込みソフトウェアメーカーの各業種から技術者が参画し、海外・国内の関連団体との協調の下、車載LAN、ソフトウェア、マイコン及び情報系領域における標準化を推進しています。
FFRIはサイバーセキュリティの研究開発企業として、また、日本における同分野でのリーディングカンパニーとして高い技術力を有し、次に起こり得るサイバー攻撃を先回りした対策技術を製品やサービスとして提供しています。自動車のサイバーセキュリティに関する研究にもいち早く取り組み、日本発情報セキュリティ国際会議「CODE BLUE」などでもその研究成果を発表してまいりました。自動車のネットワーク化により新たな脅威が顕在化しており、自動車のサイバーセキュリティの重要性はますます高まると予想されます。FFRIではより積極的にこの分野の調査研究を深める必要があると考え、このたびのJASPAR加盟に至りました。
今後はJASPARにおける自動車ソフトウェアの標準化に関わる活動を通じて、FFRIでは自動車のサイバーセキュリティ分野で将来的に起こりうる脅威とその対策技術に関する研究活動をさらに推進し、便利で安心・安全なカーライフをサイバーセキュリティ分野からサポートし、未来の自動車のイノベーションに貢献してまいります。
■㈱FFRIについて
当社は2007年、日本において世界トップレベルのセキュリティリサーチチームを作り、IT社会に貢献すべく設立されました。現在では日々進化しているサイバー攻撃技術を独自の視点で分析し、日本国内で対策技術の研究開発に取り組んでいます。研究内容は国際的なセキュリティカンファレンスで継続的に発表し、海外でも高い評価を受けておりますが、これらの研究から得られた知見やノウハウを製品やサービスとしてお客様にご提供しています。主力製品となる、「FFRI yarai」はミック経済研究所調べ(※1)によるエンドポイント型標的型攻撃対策分野における出荷金額においてNo.1、ITR調べ(※2)によるEDR市場(2015年度)における売上金額においてNo.1を獲得しております。
※1 出典:「情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望2016【外部攻撃防御型ソリューション編】」
※2 出典:ITR「ITR Market View:情報漏洩対策市場2016」
本件に関するお問い合わせ先
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㈱FFRI
経営管理本部 経営企画部 IR広報担当
TEL:03-6277-1811
E-Mail:pr@ffri.jp
URL:http://www.ffri.jp
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