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ゼノー・テック、高精度な冷間鍛造金型の開発にSimufactを活用【エムエスシーソフトウェア】
2017年4月25日
エムエスシーソフトウェア㈱ (代表取締役社長:加藤 毅彦、本社:東京都新宿区 以下MSC)は、本日、ゼノー・テック㈱(代表取締役:岸本 泰博、本社:岡山県岡山市 以下 ゼノー・テック)が、メタルフォーミングプロセスシミュレーションソフトウェア「Simufact Forming」を導入し、高精度な冷間鍛造金型のプロセス設計や金型設計の開発に活用していると発表しました。
自動車部品の中でも、オイルポンプ用部品やクラッチ用部品、ABS用部品、パワーステアリング用部品などを製造する粉末冶金金型は、非常に高い精度が要求されます。ゼノー・テックは主力製品である粉末冶金金型において高精度で複雑な形状の金型作りを得意とし、全国トップシェアを獲得しています。また現在では、鍛造金型、精密プレス型などの設計から製造、製品試作までを一貫して自社で行っています。
ゼノー・テックでは、新たに挑戦する冷間鍛造金型分野への進出に伴い、2003年に鍛造金型および鍛造製品の開発用に「MSC.SuperForge」を導入しました。その後、MSC.SuperForgeを進化させたSimufact Formingにリプレースを行い、冷間鍛造金型の開発に活用しています。特に多軸プレスや複動ダイセットを用いるような複雑な部品の試作においては、各軸の速度やタイミングなどの条件が非常に多く、より最適な条件の選定にシミュレーションの活用が重要になります。
ゼノー・テック㈱ 技術開発部 開発課 課長の河野 正宏氏は、次のように述べています。「開発案件の場合、当社のビジネススタイルとしてこちらからお客さまに鍛造工法や金型を提案し、受注する流れになっています。その金型の提案資料に解析結果を加えることで提案の説得力が増し、お客さまとの打ち合わせもスムーズに行えます。また設計した成形工程のシミュレーション結果が事前に提示できることの意味は、営業的にも大きいと思います。」
上記は㈱NTTデータエンジニアリングシステムズの「人とシステム2017年1月号」記載のお客様事例より内容を抜粋しました。
*記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
MSC Softwareについて
MSC Software Corporationは複合領域シミュレーションソリューションのグローバルなリーディングカンパニーとして製品の設計やテストにおける品質向上時間短縮コスト削減を支援するソフトウェアおよびサービスを提供しています。MSC Softwareはシミュレーション技術ソフトウェアならびにサービスにより短期間でより優れた製品を開発できるよう世界中の何千社もの企業と協業しています。
MSC Softwareは米カリフォルニア州ニューポートビーチを本社とし、世界20カ国に支社・支店を展開しています。1982年2月に日本法人を設立し、本社の他大阪・名古屋に営業拠点があります。従業員数は世界で約1,300名です。
ホームページ:http://www.mscsoftware.com/ja
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