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車載型流量検出器 FP-4135 車載型流量計 DF-2200【小野測器】
2017年3月15日
㈱小野測器(社長 安井哲夫)は、車載での燃費計測を可能にした流量検出器 FP-4135と流量計 DF-2200を開発し、4月3日より受注を開始いたします。
【内容】
昨今の燃費問題や自動車を取り巻く環境の変化により、欧州及び国内ではRDE (Real Driving Emissions)と呼ぶ、ランダム且つダイナミックな実路走行による新たな試験法規の導入が検討されています。また、車両開発においても過渡計測の要望から走行時の「瞬時」燃費計測の要求が高まっています。
FP-4135 / DF-2200は、ガソリン車で主流となったリターンレスエンジンをメインターゲットにしています。エンジンルーム内へ搭載可能なコンパクトさと高機能を両立、内燃機関のあらゆる燃費計測を可能にします。
FP-4135 車載型流量検出器は、流量範囲0.1〜200 L/hのワイドレンジを実現。小型〜大型乗用車のアイドリングから高負荷域までの測定が可能です。 また、標準で低温から高温までの環境温度、アルコール燃料への対応、車載計測からシャシーダイナモメータによる計測まで様々な環境での燃費計測を実現します。
・初年度販売予定:50台
・販売価格 :FP-4135 車載型流量検出器 ¥1,000,000(税抜き)
DF-2200 車載型流量計 ¥350,000(税抜き)
【特長】
FP-4135 車載型流量検出器
① ワイドレンジ、高精度
流量計測範囲 0.1〜200 L/h、精度 ±0.2%、分解能 0.01mL
② 温度対応
エンジンルーム内の温度変化と環境試験までを配慮、-30〜100℃の耐環境温度に対応
③ 小型化
フィルタ内蔵により、当社既存流量計と比較し60%以上小型化
④ 使用燃料
ガソリン〜アルコール、軽油まであらゆる燃料へ標準対応
DF-2200 車載型流量計
① CAN出力
実車計測で必須となったCAN出力を標準装備、瞬時流量・温度・圧力をリアルタイムに出力
② 入力電源電圧ワイドレンジ化
乗用車からディーゼル車まで、実車での電源供給を考慮、入力電源DC12〜24Vのワイドレンジ化、オプションの
ACアダプタによりAC100〜240Vまで、多彩な電源に対応
③ 車載に適したコンパクト設計
170(W)×49(H)×120(D)mmのコンパクトさと、流量・温度・圧力データの同期を実現
【主なユーザー】
・自動車メーカー、建機メーカー、船舶メーカーなどエンジンの設計、研究、開発を行っている部門
・車両、船舶の出荷検査などでエンジンの燃費計測をする部門
小野測器では、充実のサポート体制で製品のバックアップをいたします。
また、お客様のご要望に応じたシステム提案も行います。
㈱小野測器 https://www.onosokki.co.jp/ お客様相談室:0120-388841
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