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自動運転システム開発に不可欠な“移動体GNSS精密データ” 収集走行を開始【ライトハウステクノロジー・アンド・コンサルティング】
2017年3月7日
自動運転システム開発に不可欠な“移動体GNSS精密データ”
全国版のパッケージ販売に向け、収集走行を開始
衛星測位システム設計/製造/販売を手がける、ライトハウステクノロジー・アンド・コンサルティング㈱(本社:東京都新宿区、代表取締役:前田 裕昭)は、自動運転など移動体の高精度測位システムに欠かせないビッグデータとなる、全国主要道路における精密なGNSS(全地球航法衛星システム)データの収集走行を開始しました。
公式サイト:http://lighthousetc.jp/
■データ収集走行開始の背景
衛星測位システムを利用した農業機械や建設機械の自動運転はすでに実用化段階ですが、これまで難易度が高かった公共道路を高速走行する自動車の自動運転技術は、近年のセンサー・画像認識・AI技術の急速な進歩、さらに準天頂衛星システム(日本版GPS)を利用したセンチメーターレベルの高精度測位への期待から、日本国内各社の開発競争が加速しています。
こうした自動運転システムや移動体用の衛星測位応用技術には、実車走行試験前の開発・試験・チューニング段階で、精度が高くバリエーションに富んだ大量のフィールドデータが不可欠で、かつ評価のためには同時取得した精密なリファレンス位置データが必要です。
■収集したデータの活用について
2017年12月までに収集を終え、その後整備を行ったデータパッケージ「Mobile GNSS Field Data set」の販売と、移動体応用技術開発用の高精度測位システム製品の販売を計画しています。
「Mobile GNSS Field Data set」は、フィールドデータ、精密なリファレンス位置データをワンパッケージで提供することにより、高精度なデータ収集のシステム構築から全国走行、データ整備にかかる時間・工数・費用を大幅に削減し、利用各社における開発の効率化と加速に寄与します。
■「Mobile GNSS Field Data set」の詳細
<コース>
東日本:高速/有料/一般道路
西日本:高速/有料/一般道路
市街地:高速/一般道路
<シーズン>
春/夏/秋/冬
<走行距離 パッケージトータル(3コース×4シーズン)>
20,000マイル(約32,000km)
<各データセット詳細>
データセット名:車載GNSS受信機データセット
内容:生観測データ/LEX・L6補強データ
主な用途:プレイバック再生用
データセット名:精密リファレンス位置データセット
内容:位置/速度/姿勢
主な用途:評価用
データセット名:周辺障害物データセット
内容:点群/画像(上空、前方、後方)
主な用途:評価用
■会社概要
ライトハウステクノロジー・アンド・コンサルティング㈱
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿6丁目12-5-502
代表者:代表取締役 前田 裕昭
事業内容:衛星測位システム、受信システム、信号生成システム、高精度測位サービス、
長寿命エフェメリスサービス、監視サービスなどのサービス提供、システムエンジニアリングや開発
URL:http://lighthousetc.jp/
■製品やサービスに関するお問い合わせ
ライトハウステクノロジー・アンド・コンサルティング㈱
E-mail:support@lighthousetc.jp
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