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3月発売予定のパワーアナライザ PW3390 新燃費基準WLTPモードの性能評価試験が可能【日置電機】

2017年3月1日

HIOKI(日置電機㈱:長野県上田市、代表取締役社長:細谷和俊)はこのたび、パワーアナライザPW3390を発売いたします。新製品PW3390は新燃費規格WLTPモードの性能評価試験に対応した機能を搭載しています。当社従来製品(3390)を超える業界クラストップレベルの電力基本確度±0.09%を実現し、高確度な電力解析ができるようになりました。このほか、測定周波数帯域を200kHzにまで拡大したほか、位相補正機能を新たに搭載しました。



PW3390の主な使用用途

・新燃費規格WLTPモードを含む車両の燃費性能評価試験
・EV/EHVインバータモータの解析/評価 など


PW3390の特長

1.新燃費規格WLTPモードの性能評価試験に対応
WLTP規格に対応した燃費計測では、システムの各バッテリにおける充放電の電流積算と電力積算の正確な測定が求められます。以下2.〜5.に記載の特長を含め、高確度電流センサとPW3390の優れたDC確度、50msインターバルの電流積算と電力積算は、車両の燃費性能評価に大変有効です。 ※右写真:WLTPモードの試験サイクル例



2.電力基本確度±0.09%を実現
今回発売するPW3390は、業界クラストップレベルの電力基本確度±0.09%、電力DC確度±0.12%を実現しました。従来機種(3390)の電力基本確度が±0.1%、電力DC確度が±0.2%でしたので、より高精度の電力測定が可能になりました。



3.測定周波数帯域を200kHzまで拡大
従来機種(3390)の測定周波数帯域が、150kHzまでであったのに対して、PW3390は200kHzにまで拡大しました。



4.車両測定に最適な電流センサを用意
PW3390には、クランプタイプの高確度センサをご用意しました。このセンサはラインを切らずに簡単に結線ができます。また、使用温度範囲は-40℃〜85℃で、優れた温度特性を持っていることから、車両のエンジンルーム内でも高確度測定が可能です。







5.位相補正機能を新たに搭載
インバータ2次側の電力測定では、電流センサの位相特性の影響から、スイッチング周波数に含まれる高周波かつ低力率な電力成分は、実際の値と測定値の誤差が大きくなる課題がありました。
PW3390には、新技術のバーチャルオーバサンプリングによる位相補正機能を搭載しました。これにより、位相誤差に起因する測定誤差を大幅に低減し、インバータ2次側の電力測定をより正確に測定できるようになりました。


価格

PW3390-01:800,000円(税抜)
PW3390-02(D/A出力機能付):900,000円(税抜)
PW3390-03(D/A出力、モーター解析機能付):1,030,000円(税抜)



※PW3390のニュースリリースはこちらから
https://www.hioki.co.jp/jp/information/detail/?id=1983


【本製品に関するお問合せ先】

プロダクトマーケティング1課
TEL:0268-28-0550(代表)
Email:yodas@hioki.co.jp


記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに価格、仕様、そのほか本リリースに記載の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。








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