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ボルボのAWDモデル登場20周年、未来を見据えてウィンタードライブを実施【ボルボ・カー・ジャパン】
2017年1月27日
本プレスリリースは、2017年1月25日スウェーデン本社発、プレスリリースの翻訳版です。
ボルボ・カーズは、AWDシステムの登場20周年を祝い、最新の電子制御式四輪駆動(AWD)システムを搭載し、路面条件を選ばない走破性と、あらゆる天候に対応する性能を兼ね備える最新のXC90、V90 Cross Country、およびV40 Cross Countryを用いたウィンターテストドライブを、スウェーデン北部オーレのスキーリゾート周辺の凍結した湖にて実施します。
ボルボ・カーズの開発担当上級副社長であるヘンリック・グリーンは、次のように述べています。「ボルボは、私たちがスウェーデン語で『framkomlighet(アクセス容易性)』と呼ぶ、どんな気象条件でも、どこへでも行きたい場所に行けることで知られています。これはボルボの伝統において重要な部分であり、私達が何者で、どこから来たのかを明確に示すものです。最新のボルボのハイエンドラインである90シリーズには、電子制御式AWDシステムが用意されています。これにより、私達の『重要な分野』におけるパフォーマンスに一層磨きをかけています」
AWDシステムの進歩は、ハンドリングや安定性、およびトラクションの改善や、俊敏で楽しいドライビング体験を実現すると共に、燃費性能の向上にも貢献しています。
「電気モーターで後輪を駆動するAWDシステムは、ボルボ車によりいっそうの柔軟性をもたらすでしょう。その兆しは、後輪を駆動する電動リア・アクスル・ドライブ・ユニットを備えた『XC90 T8 Twin Engine』で見て取れます。未来のボルボ車は、完全バッテリー駆動の電気自動車や、その他のパワートレインの採用へと移行していきます。これにより、路面状況やドライビング・スタイルに基づき、各モーターとホイールを個別に制御する機会がますます増えるでしょう」と、ヘンリック・グリーンは述べています。
一方、エンジンを動力源としたAWDシステムも進歩を続け、システムの軽量化にともない、効率性が向上しています。最新のボルボ車に搭載される効率的な「アクティブ・オン・デマンド」テクノロジーは、四輪が常に作動状態となり、必要に応じて瞬時に後輪へトルクを配分することができます。この時に配分されるトルクは、ハンドリングや安定性、およびトラクション特性が、常に適切となるように制御されます。AWDシステムは現在のモジュラー設計に組み込まれており、全てのボルボ車に採用されています。
ヘンリック・グリーンは、次のように付け加えました。「私達は、お客様のニーズを理解しています。それは、現実に起こりうる、あらゆる気象状況に素早く自動的に適応する柔軟なAWDソリューションが必要ということです。AWDシステムは、ビークル・ダイナミクス・システム(自動車自体が安全の確保に介入する機能)と同等の安全機能であり、ドライバーが車を完全にコントロールしていると感じられる、バランス性に優れた楽しいドライビング体験の実現に取り組んでいます」
ボルボ車のAWDモデルは、最新の90シリーズにおいて受注台数全体の50%以上を占めています。
さらにボルボ・カーズのより幅広いモデル・レンジ全体で見ると、AWDモデルの割合は40%以上に達しています。
【参考】ボルボのAWDシステムの歴史(概要)
ボルボのAWDシステムにおける研究とテストの出発点は20年以上前にさかのぼります。量産モデルとして初めてAWDを搭載したボルボ車は、1996年5月に発売されたボルボ850エステートです。このモデルは193psを発生する2.5リッターのターボチャージャー付きI5Tエンジンと、5速マニュアル・トランスミッションを搭載していました。
このボルボ850エステートをベースにしたボルボV70は、1997年にAWDを備えて登場しました。同年にはボルボ初のクロスカントリーモデルであるV70XCが生産されています。V70XCは力強いデザインと、オンロードとラフロード共に優れた走行性能を発揮するモデルとして、新しいカテゴリーの発展に貢献しています。
ボルボ・カーズは、初代XC90の開発を開始する時点で、AWDプログラムの導入を決定しています。
初代XC90は、2002年のデトロイトショーでお披露目され、SUVセグメントで数々の賞に輝きました。
ターボチャージャー付2.5Tガソリン・エンジン搭載モデルには、ハルデックス製の「Traction Generation 2」AWDシステムがオプションとして用意され、3.2リッター・エンジンを搭載するT6には、AWDシステムが標準装備されていました。
※V90 Cross Countryの日本での発売は2017年春を予定しています。
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