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CES 2017でマイクロソフト、NXP Semiconductors、IAV、オート・モビリティ・パートナーが安全、セキュア、パーソナライズした自動運転を実現する革新的技術を発表【NXPセミコンダクターズN.V.】
2017年1月16日
マイクロソフト、NXP Semiconductors、IAVと、オート・モビリティ・パートナーであるCubic Telecom、Esri、スイス・リーは、1月5日から8日まで米国ラスベガスで開催されたCES 2017で、共同開発の安全でセキュアなエンド・ツー・エンド・モビリティを実現する高度自動運転のデモを行いました。
ラスベガス・コンベンション・センターのGold Lot/North Plaza NP-2で、クラウドと人工知能(AI)がパーソナライズされた車内体験をいかに可能にするかを来場者に理解してもらうため、高度自動運転車の試乗会が開催されました。クルマと他の複数のクルマ間のセキュアな通信、周囲で起きる事象の監視による安全性の向上、よりパーソナルな運転体験を提供するための異なる運転スタイルへの適応の可能性などが試乗会で紹介されました。また、これらの次世代技術によって新しいフレキシブルな保険モデルが可能になることも紹介されました。
CESでのコンセプト・デモで発表された技術は以下の通りです。
● マイクロソフトは、人口知能ボットによりドライバーの安全性、エンゲージメント、カレンダーや個人的嗜好との統
合の向上を可能にする未来のシナリオを紹介しました。また、Microsoft Azure Cloudを使用し、V2X、レーダー、
カメラ、ライダー(LIDAR)などのセンサ・データに基づき、リアルタイムで現在の交通状況と歩行者密度の解析を
行いました。
● NXP Semiconductorsは、車車間(V2V)、周囲のインフラと車(路車間:V2I)の間のセキュアな通信により道
路の安全性と交通の流れを改善する技術を紹介しました。具体的な採用例として紹介された技術は衝突警告、インテ
リジェントな交通信号機、交差点での交通弱者検知などで、これらの技術はすべてNXPの車載RoadLINK製品をベー
スとしています。NXPは車載ユニットや路側ユニットの開発で、デルファイ・オートモーティブやSavariと協力して
います。
● IAVは高度自動運転技術を開発しました。自動運転は都市部の交通渋滞の緩和と渋滞に伴う環境汚染の低減に大きく
貢献します。高度自動運転車はインフラ、歩行者、Microsoft Azure Cloudサービスと「つながる」ことができ、そ
の周囲で自動的かつ安全な反応を可能にします。
● Esriのマッピングと空間解析技術は、マイクロソフトのCortanaと会話し地理空間的周辺情報を提供することで、路
上の安全性とドライバーの総体的な利便性を向上します。Microsoft Azure CloudにおけるEsriのエンタープライズ
GISプラットフォーム・サービスは、地理空間的情報と解析結果の提供により、ドライバー挙動に対する理解の向
上、道路状況の予測による交通の流れの改善、エコシステム内でのコネクテッド・カーのセンサ・データの共有を実
現します。こうした機能により、スマート・シティでは道路の危険な穴の補修や路上からの障害物の撤去などの課題
に対し、より迅速な対応が可能になります。
● スイス・リーのスマート保険モデルは未来のコネクテッド・モビリティ・ソリューションの提供のために、マイクロ
ソフトのAzure技術を使用し、パーソナライズされたフレキシブルな保険補償内容のシミュレーションを行います。
● Cubic Telecomによるフル4G LTEコネクティビティは、Wi-Fiホットスポット・サービス、パーソナル・アプリなど
の競争の厳しいバンドル型サービス・プランへのアクセスとともに、高品質の常時使用可能なインフォテインメント
を提供します。
コメント
マイクロソフトのビジネス・デベロップメント担当コーポレート・バイス・プレジデントのKevin Dallas氏は「クルマがよりスマートになるに伴い、より多くのソフトウェアと解析機能が必要になっています」と述べ、さらに「CES 2017で発表した今回の協力の成果は、試験の継続、問題の解明、自動車メーカーに対する、ドライバーへの真にパーソナライズされた体験およびユニークな挙動から学習し、長期間にわたる改善を可能にするサービスの提供の助力で、私たちがいかに協力できるかを示す1つの例となりました」と語りました。
NXP Semiconductorsのオートモーティブ担当シニア・バイス・プレジデント兼最高技術責任者のLars Regerは「自動運転車は完全に安全でセキュアでなければなりません」と述べ、さらに「そのために必要なのは、第1に一連の高性能センサ、第2にクラウド・コネクティビティを備えた強力な検知/センサ・フュージョン・システム、第3に業界のリーダーとの効率的なシステム協力です。CESにおける共同発表で、このすべてが結実したことを嬉しく思います」と語りました。
IAVのアクティブ・セーフティ・アンド・ドライバー・アシスタンス担当シニア・バイス・プレジデントのKarsten Schulze氏は「IAVはこの未来の技術の現状を紹介するため、欧州と米国で試験車両のデモを行っています」と述べ、さらに「これらの試験車両はドライバーの介入をほぼ必要とせずに、すでに膨大な距離を走行しました」と語りました。
CESの開催期間中、1月5日から8日までGold Lot/North Plaza NP-2でコネクテッド・ビークルのライブ・デモが実施されました。技術の詳細を説明するため、全参加企業のエグゼクティブが参加しました。
全パートナーのウェブサイト
マイクロソフト:https://www.microsoft.com/ja-jp/
NXP Semiconductors:http://www.nxp.com/jp/products/automotive-products:MC_50802
IAV Automotive Engineering:https://www.iav.com/en
Esri:(@Esri):http://www.esri.com/
Swiss Re:http://www.swissre.com/
Cubic Telecom:(@cubictelecom):http://www.cubictelecom.com
当プレスリリースは、以下のURLでご覧いただけます。
http://media.jp.nxp.com/pressrelease/article.php?id=955&tid=pr_jp_955_CES_Partners
NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションとセキュア・インフラを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、セキュアなコネクテッド・ビークル、エンド・ツー・エンドのセキュリティ/プライバシー、スマートなコネクテッド・ソリューションの市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPでは世界35か国強で4万4,000名の従業員が活動しています。2015年の売上高は61億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/jp/(日本語)をご覧ください。
NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造する車載、認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品やプロセッシング・ソリューション、高出力RFおよびスタンダード製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪および名古屋に営業所があります。
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