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新型「クアトロポルテ」発表 – 2種類のトリム・オプション「グランルッソ」と「グランスポーツ」を新たに導入 -【マセラティ ジャパン】

2017年1月16日

マセラティ、新型「クアトロポルテ」発表
‐ 2種類のトリム・オプション「グランルッソ」と「グランスポーツ」を新たに導入 -

力強さと気品をさらに高め、先進安全技術を搭載したモデルへ進化


マセラティ ジャパン㈱(代表取締役:グイド・ジョバネッリ 本社:東京都港区)は、マセラティのフラッグシップ・スポーツ・セダン「クアトロポルテ」にスタイリングを一新し先進安全技術を搭載した新型「マセラティ クアトロポルテ」を2017年1月16日に発売いたします。これにあわせ、1月21日および22日に全国のマセラティショールームにてデビューフェアを開催します。

車両本体価格(税込)は、最高出力350psの「クアトロポルテ」が12,060,000円~、410psの「クアトロポルテS」および「クアトロポルテSQ4」がそれぞれ14,060,000円~と15,090,000円~。最上級モデルで最高出力530psの「クアトロポルテGTS」は19,460,000円~です。

「クアトロポルテ」は1963年の初登場以来、マセラティのスタイリング、エレガンス、クオリティ、パフォーマンスを特徴付けるフラッグシップモデルとして“ラグジュアリー スポーツ セダン”のカテゴリーを確立、世界72ヵ国で24,000台を売り上げてきました。今回の新型「クアトロポルテ」は、独自のエレガンスを強調する新しいエクステリア・デザインの導入とインテリアの進化、多くの先進安全技術等を搭載しました。

エクステリアではフェイスリフトを施し、コンセプトカー「アルフィエーリ」にインスパイアされた新形状のフロント・グリルを装備。より力強く気品ある形状が「クアトロポルテ」の存在感をさらに高めています。フロントとリアのバンパーもデザインを変更。サイド・スカートやドアミラーとともにマット・ブラックのカラーリングを採用しています。フロント・グリルの内部にはエアベントとエンジン用ラジエーターの間に電動調節式のエア・シャッターを設けることで、エンジン温度の最適な制御、車両の空気抵抗の低減、車両のエアロダイナミクスを10%改善しています。

センター・ダッシュボードには、マルチタッチ機能付きの8.4インチのタッチコントロール式高解像度ディスプレイを装備した新しいインフォテインメント・システムを採用。Apple® CarPlay™およびAndroid Auto™ に対応しています。センター・コンソールも再設計。オーディオの音量やインフォテインメント・システムの基本機能を操作できるダイヤル式のロータリー・コントロールを備え、シンプルかつモダンに仕上げました。

また新たなオプションとして、ストップ&ゴー機能を備えた「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」、車両が意図せず車線を越えた場合にドライバーを警告する「レーン・デパーチャー・ワーニング(LDW)」など、先進安全機能パッケージを用意しました。

さらに新型「クアトロポルテ」は新しいトリム戦略のもと、2種類の独創的なインテリア・トリム・オプション「グランルッソ」と「グランスポーツ」を導入。マセラティのDNAであるラグジュアリー性とスポーツ性を強調することにより、マセラティのアイデンティティを鮮烈にアピールします[1]。


■エクステリア・デザイン
純粋なイタリアン・デザインの典型である新型「クアトロポルテ」は、ダイナミックなラインが生み出す魅力的なフォルムを継承しながら、エクステリアのデザインを一新。マセラティ創業100周年を記念して発表したコンセプトカー「アルフィエーリ」にインスパイアされたラジエーターグリルのクロームのバーを立体的に立たせ、マセラティモデルとしての個性を際立たせています。フロントやリア・バンパー、サイド・スカートにはマット・ブラックのカラーリングを採用しています。


■エアロダイナミクス
フロント・グリルは、エアベントとエンジンのラジエーターの間に電動調節式エア・シャッターを設け、エアロダイナミクスをアクティブに調節できるよう進化しました。これによりエンジン温度の最適な制御、車両の空気抵抗の低減、燃料消費量と排出ガスの大幅な削減を可能にし、Cx係数を10%低減。実測値0.28という並外れた値を実現しています。


■インテリア・デザイン
新型「クアトロポルテ」のインテリア・デザインは、クリアなラインと使いやすい計器類がエレガンスとシンプルさを実現させただけでなく、新しいハイテク装備によって洗練度を高めています。センター・ダッシュボードは、マルチタッチ機能を備えた8.4インチの高解像度ディスプレイを設置。センター・コンソールには、インフォテインメント・システムの機能を直感的に操作するためのロータリー・コントロールを設けました。リッド付きのスマートフォン収納ボックスも備え、ダッシュボードの中央部は極めてシンプルな外観に仕上げています。

センター・コンソール全体は高級なウッド素材を潤沢に使用し、フロントとリアのドア・パネルはウッドインサートで仕上げています。


■新たなトリム戦略「グランルッソ」と「グランスポーツ」
マセラティは創業以来、レースで培ったエンジニアリングを活用して、ラグジュアリー性とスポーツ性を完璧に融合させてきました。新型「クアトロポルテ」はスタイリングの変更を施すことにより、新たなトリム戦略を実現。お客様の厳しい要望に応えて、ラグジュアリー性を高めた「グランルッソ」とスポーツ性を強調した「グランスポーツ」の独創的な2種類のトリム・オプションを設定。マセラティのDNAを構成する2つの重要な要素を強調し、「クアトロポルテ」の全モデルをアップグレードします。


「グランルッソ」トリム
「グランルッソ」は、レーシング技術をベースにしたラグジュアリーセダンのコンセプトを再解釈したうえで、新たに生み出したものです。エクステリアの仕上がりに磨きをかけるだけでなく、ドライバーとその他の乗員が享受できる快適性を重視。マセラティ伝統のクラフトマンシップと専用の素材と特別な仕様によってラグジュアリー性を向上させています。

外観を特徴付けているのは、エレガントで流麗なブリッジエレメントと精巧にデザインされたスポイラーを備える新しいデザインのフロント下部セクションです。クローム・インサート・バンパーとボディ同色バンパーといったディテールが異彩を放ちます。バンパーの形状はサイド・スカートのデザインと調和を図っています。一方、リアはよりシンプルにまとめられ、リフレクターの造形とボディ同色のスポイラーが特徴。20インチのマーキュリオ・ホイールとブラックのブレーキキャリパーがエクステリアのルックスの完成度をより高めています。

キャビンは、エルメネジルド・ゼニア・エディションのインテリアを採用。オリジナルのシルクファブリックは他に類を見ないエレガントな素材であり、シート、ドア、ルーフライニング、サンバイザーに使用しています。シートのディテールやサンバイザーの裏側にあるラベルはゼニアのスーツをモチーフとしており、特別に仕立てられたものであることを示しています。

ダッシュボードとウッド&レザーステアリングに用いたオープンポア仕上げのラディカ・ウッドにより、キャビンの雰囲気は一層洗練度を高めています。このウッドトリムは、電動調節式フット・ペダル[2]、電動リア・サンブラインド、4ゾーン・エア・コンディショニング、ヒーター付リアシート、エクステンデッド・キーレス・エントリーなど、快適性を追求したオプションとの相性が抜群です。


「グランスポーツ」トリム
「グランスポーツ」は「クアトロポルテ」のスポーツ性とアグレッシブな魅力を際立たせ、エクステリアの新しいデザインパーツとインテリアの各種装備は、長いレース経験の中で培ってきたマセラティの伝統を反映させています。

フロントには、センターエアインテークとサイドエアインテークのために特別な造形を施し、冷却性能の改善を実現する一方で、フロント部にアグレッシブな表情を与えています。また、下部セクションのパーツはエアロダイナミクスを追求したグリルへとつながり、またリアでは、リア・バンパーにエアロダイナミック・フィンが装着され、エグゾーストパイプと共にアグレッシブなスタイルがスポーツ性を明確に打ち出しています。さらに、フロントとリア各所に施されたブラック・ピアノ・トリムがスタイルの完成度を高めています。

「グランスポーツ」には、21インチのチタン・ホイールが装着されます。また、レッドのブレーキキャリパー、フロントのトライデントとサイドのサエッタ・ロゴに用いられたブルーのアクセント、ホイールセンターキャップにはブルーのトライデントが配されます。

インテリアには最新のスポーツシートが備わり、深い形状に造り込まれているため、スポーティな走りを一段と効果的にサポートします。さらに、新しいスポーツステアリングホイールには、カーボンファイバー製とフルレザー仕上げの2種類を用意。どちらも強烈なアイデンティティを主張します。

ハイグロス仕上げを施したピアノ・ブラックのウッドトリム、アルミニウム製のシフトパドルを備えたスポーツステアリングホイール、そしてステンレススチール製スポーツペダルによりスポーティな体験を約束します。

さらに追加オプションのエクステリア・カーボン・パッケージを使って、さらなるカスタマイズをすれば、エクステリアのスポーツ性を一層向上させることが可能です。このパッケージでは、ドアミラー、ドアハンドル、Bピラーカバー、フロントアンダーバンパーをカーボンファイバーで仕上げています。


■乗員の快適性
8.4インチの高解像度マルチ・タッチ・ディスプレイとセンター・コンソールのロータリー・コントロールを含む、新型のインフォテインメント・システムを採用。Apple® CarPlay™および Android Auto™に対応し、車内でもスマートフォンの機能をMTC+タッチ・スクリーンあるいは音声認識機能によって安全に使えます[3]。システムには、ラジオやナビゲーションが含まれるほか、Bluetooth® 接続を使用してスマートフォンやiPhone™などのデバイスを接続できます。

再設計されたセンター・コンソールには、オーディオの音量やインフォテインメント・システムのその他の機能を直感的に操作できるロータリー・コントロールを取り付け、リッド付きスマートフォン・ボックスもより使いやすく設計されています。

また「クアトロポルテ」全車に、高性能センサーと車外の大気汚染水準を計算する信号解析システムを組み合わせた「エア・クオリティ・センサー」を装備し、汚れた空気や有害ガスの車内侵入を防ぎます。


■エンジン
マセラティ・パワートレインとフェラーリ・パワートレインの共同開発による3.8リッターV8エンジン(クアトロポルテ GTS)と3.0リッターV6エンジン(クアトロポルテ、クアトロポルテSおよびSQ4)は、マラネッロのフェラーリの高性能エンジン工場で製造しています。2016年にアップデートされ、エンジン・レンジはEuro 6規制に適合しています。従来のEuro 5適合エンジンと比べてパフォーマンスはそのままに、排ガスと燃料消費量が最大12%低減4しています。

「クアトロポルテ GTS」に搭載されるフラッグシップの3.8リッターV8ツイン・ターボ・エンジンは、最高出力390kW(530ps)/ 6,800rpm、最大トルク650Nm / 2,000rpm – 4,000rpmのパフォーマンスを発揮し、静止状態から100km/hまでわずか 4.7 秒で加速する[4]マセラティ史上最も優れた加速性能を誇ります。一方で従来のEuro 5エンジンと比較して排出ガスと燃料消費量を12%低減4、パフォーマンスと燃費のバランスが最適化されています。

「クアトロポルテ」に搭載の3.0リッターV6ツイン・ターボ・エンジンは、従来より出力が20hpアップして最高出力は350hp、最大トルクは500Nmを生み出します。0-100km/h加速は5.6秒4、最高速度は267km/h4に達します。燃料消費量もわずか10.9km/ℓと、50年に及ぶ歴史の中で最も優れた値を実現し、CO₂排出量も212g/kmを達成しています。


■トランスミッション
「クアトロポルテ」の全車に、ZF製8速オートマチック・トランスミッションを搭載。快適性向上、シフト・チェンジの迅速化、燃費の改善、NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)の低減を実現しました。マセラティの伝統にふさわしい5つの専用のシフト・モード(「オート・ノーマル」、「オート・スポーツ」、「マニュアル・ノーマル」、「マニュアル・スポーツ」、「I.C.E.」)が利用可能です。

マセラティ初のAWDシステムが用意された「クアトロポルテSQ4」は、後輪駆動の「クアトロポルテS」とほぼ同じ燃費消費量とCO₂排出量ながら、より優れた加速性能とあらゆる天候に対応する能力を備えています。コンパクトなサイズと軽量さを追求して設計したQ4 AWDシステムは、通常の走行条件において100%後輪に伝達しているエンジン・トルクを、グリップが低くなる走行条件下(滑りやすい路面や柔らかい路面)または後輪のグリップが失われた場合(急発進時または高速コーナリング時)に瞬時に反応して、必要なトルクを前輪に配分します。


■シャーシ
快適性とエキサイティングなハンドリングを、クラス最長のホイールベースを持つアーキテクチャーによって実現。その一方で新型「クアトロポルテ」は先代モデルよりも大幅に軽量化。サイズが大きくなったにもかかわらず、V8エンジン搭載の「クアトロポルテGTS」で車両重量は先代モデル[5]と同じ2,060kg。V6エンジン搭載の「クアトロポルテ」 は60kg軽い2,000kg[6]です。剛性に優れたきわめて安全なスチール製セーフティ・セルを中心として、多種多様なスチールとアルミニウムの合金を使用することで、強度を最大限に高めつつ重量をできる限り抑えることに成功しました。また、「クアトロポルテ」のシャーシは極めて高い剛性を誇っており、どのモデルにおいても前後50:50という理想的な重量配分を実現しました。さらに「スカイフック・サスペンション」は全モデルに標準装備。「クアトロポルテ」の比類なきパフォーマンスを実現します。


■ドライビング・エクスペリエンス
新型「クアトロポルテ」には「アドバンスド・ドライバー・アシスタント・システム」を搭載、ドライバーの快適かつ安全な運転をサポートします。ストップ&ゴー機能を統合した「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」は、前方車両との車間距離を連続的にモニターし、渋滞時や車両が割り込んできた場合でも、速度調節によりあらかじめ設定された車間距離を維持します。さらに、車両が意図せず車線を越えた場合にドライバーを警告する「レーン・デパーチャー・ワーニング(LDW)」、前方の車両をモニターし、追突の危険を知らせる「フォワード・コリジョン・ワーニング(FCW)」、衝突の危険が差し迫った場合にブレーキ操作をサポートするアクティブ制御システム「オートメー テッド・エマージェンシー・ブレーキ(AEB)」、車線変更や駐車スペースからのバックの際、他の車両が死角に入るとドライバーに警告を発して危険を低減する「ブラインド・スポット・アラート」および「リア・クロス・パス」などを装備します。

さらに、新世代の「リア・ビュー・カメラ」が全車に装備され、リバース・ギアを入れると自動的に新しい高解像度ヘッド・ユニット・ディスプレイに車両後方の様子を表示し、安全で正確なパーキングをアシスト。オプションの新しいサラウンド・ビュー・カメラ・システムを使用した場合、車両を真上から見ているかのような映像で車両の周囲360°を確認できます。

※追突による被害を軽減する目的の機能のため、自動で追突を回避するものではありません。


■安全性
マセラティの走りを安全性から支える電子制御システム「マセラティ・スタビリティ・プログラム(MSP)」を新型「クアトロポルテ」ではさらに進化、改良しました。「クアトロポルテ」が持つシャーシの安定性に「MSP」の安全性を追加することで、ドライバーは不安を感じることなく、あらゆる走行条件下で運転を満喫することができます。「MSP」 はハンドリングとグリップを常時測定し、多数のセーフティ・システムおよびパフォーマンス・システムと協調して車両の理想的なハンドリングを維持し、スリップが検知されるとエンジンのトルクを絞りながらブレーキを微妙に操作して、ミリ秒単位で車両の安定性を回復させます。


[1] クアトロポルテ(350ps)でグランスポーツは選択できません。
[2] 左ハンドル車にのみ設定されます。
[3] – CarPlayに関して -
※iPhone5以降のモデルに対応します。接続するには別売りケーブルが必要です。
- Android Autoに関して -
※ご利用にはあらかじめAndroid Auto専用アプリケーションのインストールが必要です。
※対応のOSバージョンは5.1以降です。最新のOSを使用ください。接続するには別売りケーブルが必要です。
[4] メーカー参考値
[5] クアトロポルテスポーツGT Sの場合
[6] 国土交通省届出値


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#2017年1月16日