ニュース
新成人のカーライフ意識調査【ソニー損害保険】
2017年1月5日
新成人のカーライフ意識調査
~今年の新成人は輸入車・高級車好き?欲しい車トップ10に
「アウディ」「ベンツ」「レクサス」など ほか
【☆主な調査トピックス☆】
◆新成人の7割以上は車の所有に前向き、マイカー所有率は17%で昨年より4ポイント上昇
◆都市部の新成人のマイカー所有率は10%、2年前より倍増
◆車購入の入り口に?レンタカーやカーシェアの利用経験がある新成人ほどマイカーを所有
◆都市部の新成人で「車所有への憧れ」が回復傾向
◆コスパのよいカーライフを実践?マイカー持ち新成人の許容コストは5年で約9千円減少
◆車に対するイメージを表す漢字 1位は「楽」
◆運転には危険が伴うから……車のイメージを表す漢字「危」が大幅上昇
◆新成人が欲しい車 総合1位に「プリウス」が返り咲き、女性1位は「キューブ」
◆今年の新成人は輸入車・高級車好き?トップ10に「アウディ」「ベンツ」「レクサス」など
◆新成人同士で一緒にドライブに行きたい相手「中条あやみ」さん、「生田絵梨花」さんがツートップ!
※調査結果の全文、グラフはこちら(PDF版もダウンロードできます)
http://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/2017/01/20170105_01.html
【新成人の免許保有/車利用実態】
◆新成人の運転免許保有率56%、取得予定者は33%
◆新成人の7割以上は車の所有に前向き、マイカー所有率は17%で昨年より4ポイント上昇
◆都市部の新成人のマイカー所有率は10%、2年前より倍増
◆車購入の入り口に?レンタカーやカーシェアの利用経験がある新成人ほどマイカーを所有
今年の新成人(1996年4月2日~1997年4月1日生まれ)1,000名に、普通自動車運転免許の保有状況を聞いたところ、「普通自動車免許を持っている(オートマ限定)」が32.9%、「普通自動車免許を持っている(マニュアル)」が23.4%となり、合計で運転免許の保有率は56.3%となりました。さらに、「現在、教習所へ通っている(オートマ限定)」3.3%と「現在、教習所へ通っている(マニュアル)」1.7%、「時期は決まっていないが、取得予定」27.7%を合計すると、運転免許の取得予定者の割合は32.7%となっています。
男女別に運転免許保有率をみると、男性は61.8%で女性(50.8%)に比べて高く、居住地別では、都市部(※1)では44.0%、地方では60.6%と、地方のほうが高くなっています。
※1:市・区における人口ランキングの上位都市(1位~8位)である、北海道札幌市、東京都23区、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市を「都市部」とし、それ以外を「地方」とした。
また、オートマ限定の運転免許とマニュアルの運転免許の比率を過去の調査結果(2012年~2016年新成人)と比較すると、「オートマ限定の運転免許」の比率は5年前の新成人よりも12.2ポイント高く(2012年46.2%→2017年58.4%)なっていることがわかります。“運転免許はオートマ限定で十分”だと考える方が徐々に増えているようです。
続いて、全回答者1,000名に、車(バイクを除く)の所有状況と所有意向を聞いたところ、「自分の車を持っている」が16.8%、「自分の車を購入する予定がある」が6.8%で、車を購入済みか購入予定があると回答した方がおよそ4人に1人(23.6%)となり、「購入する予定はないが、いずれは欲しい」49.7%と合わせると、新成人の73.3%が、車の所有に前向きであることがわかりました。
マイカー所有率(「自分の車を持っている」の割合)を居住地別にみると、都市部では10.4%、地方では19.0%と地方のほうが高くなりました。
さらに、マイカー所有率を過去の調査結果(2010年~2016年新成人)と比較すると(※2)、2013年以降から2016年までは下降傾向(2013年15.2%→2016年12.5%)だったのが、今年は上昇に転じ、昨年比で4.3ポイントの上昇(2016年12.5%→2017年16.8%)となりました。居住地別にみると、都市部、地方ともにマイカーの所有率が上昇していることがわかり、都市部のマイカー所有率は2年前の倍の水準(2015年4.7%→2017年10.4%)に達しました。
※2:運転免許保有者に限定して車の所有状況を質問した2010年~2014年の調査結果を、全回答者(新成人全体)を分母とした割合に算出しなおし、新成人のマイカー所有率として比較した。
次に、全回答者1,000名に、レンタカーやカーシェアなどのサービス利用状況と利用意向を聞いたところ、利用経験率(「利用したことがある」の割合)は、「レンタカー」が28.9%、「カーシェア」が4.9%となりました。
居住地域別に利用経験率をみると、都市部では、「レンタカー」が37.5%、「カーシェア」が7.3%で、地方(それぞれ25.9%、4.0%)よりも高くなりました。地方に比べてマイカーの所有率が低い都市部の新成人は、これらのサービスを積極的に利用しているようです。
また、利用意向率(「利用したことはないが、利用してみたい」の割合)は「レンタカー」が38.9%、「カーシェア」が28.4%となりました。カーシェアの利用経験者は未だ1割に満たないものの、利用してみたい方が3割近くいるようです。今後さらに、カーシェアを利用してカーライフを楽しむ方が増えてくるかもしれません。
ここで、レンタカーやカーシェアの利用経験別にマイカー所有率をみると、レンタカー利用経験者は22.1%、カーシェア利用経験者は40.8%となり、利用未経験者(それぞれ14.6%、15.6%)よりも高くなりました。レンタカーやカーシェアの利用を通じて車が欲しくなった方や、利用をきっかけに実際に車の購入に踏み切った方もいるのかもしれません。都市部の新成人のマイカー所有率が上昇している背景の一つとして、レンタカーやカーシェアなどのサービスが、マイカー所有の入り口となっている可能性もあります。
さらに、「ライドシェア(※3)」の利用状況と利用意向についても同様に聞いたところ、利用経験率は1.3%、利用意向率は20.7%となりました。2割の利用意向者がいることがわかりましたが、レンタカーやカーシェアよりも利用意向率は低くなっています。見知らぬ相手との相乗りに対する不安があるのかもしれません。
※3:「同じ目的地に向かう一般のドライバーをインターネットで探し、対価を支払って(交通費の折半など)相乗りさせてもらえるサービス」と、サービスの利用者側視点(相乗りする側視点)での説明を加えて聴取した。
【新成人の車に対する意識】
◆車に憧れも興味もあるがお金がない?「車を所有する経済的な余裕がない」が68%
◆都市部の新成人で「車所有への憧れ」が回復傾向
「同年代で車を所有している人はカッコイイ」1年で11ポイント、2年で18ポイント上昇
全回答者1,000名に、車に対する意識について、どの程度あてはまるか聞いたところ、≪“若者の車離れ”とは自分自身のことだ≫の項目に対しては、『あてはまる』(「とてもあてはまる」と「ややあてはまる」の合計)が38.7%、『あてはまらない』(「全くあてはまらない」と「あまりあてはまらない」の合計)が38.0%、「どちらとも言えない」が23.3%となりました。“車離れにあてはまる”と“車離れにあてはまらない”の割合は拮抗していることがわかりました。
そのほかの項目のうち、最も『あてはまる』と同意する声が大きかったのは、≪車を所有する経済的な余裕がない≫の項目で、68.4%(『あてはまらない』は12.7%)となりました。また、≪同年代で車を所有している人はカッコイイと思う≫の項目は55.0%、≪車に興味がある≫では48.9%となり、『あてはまらない』(それぞれ22.0%、33.3%)よりも高くなりました。車を所有することに対して憧れや興味を抱いてはいるものの、経済的な余裕のなさがネックとなり、車の所有に踏み切れないという、新成人の意識がうかがえました。経済的な事情が許せば、車を所有したいと考える新成人は多いのではないでしょうか。
さらに、過去の調査結果(2011年~2016年新成人)と比較すると、≪同年代で車を所有している人はカッコイイと思う≫の項目に『あてはまる』と回答した割合は、昨年比で6.0ポイントの上昇(2016年49.0%→2017年55.0%)、一昨年比では10.3ポイントの上昇(2015年44.7%→2017年55.0%)となりました。特に、都市部では上昇幅が大きく、昨年比で11.0ポイントの上昇(2016年44.9%→2017年55.9%)、一昨年比では17.9ポイントの上昇(2015年38.0%→2017年55.9%)となっています。マイカー所有率が上昇していたことからもうかがえるように、昨年や一昨年の新成人と比べて、車の所有に憧れを抱いている方が多くなっているようです。
【カーライフのコスト意識】
◆車を持つならどのくらいの月収が手取りで必要?平均24万円
◆新成人の厳しい懐事情 車に掛けられるお金は「月1万円以下」が6割強
◆コスパのよいカーライフを実践?マイカー持ち新成人の許容コストは5年で約9千円減少
◆新成人の意識「カーナビはスマホのナビアプリで十分」が3割強
「車を所有する経済的な余裕がない」と考えている新成人の意識が明らかになりましたが、カーライフを送るためにはどのくらいの収入が必要で、どのくらいのお金なら支払っても良いと考えているのでしょうか。
全回答者1,000名に、車がある生活(カーライフ)をするにあたり、どの程度の手取り月収が必要だと思うか聞いたところ、「16万円~20万円」が29.0%で最も回答が集まったほか、「21万円~25万円」(13.7%)や「26万円~30万円」(16.2%)にも一定数の回答がみられ、平均額は24.4万円となりました。
次に、車がある生活(カーライフ)をするにあたり、1ヵ月いくらまでなら掛けられるかを聞いたところ、掛けられない、掛けたくないとする意見の「0円」は6.7%、「1円~5,000円」は27.0%、「5,001円~10,000円」は28.3%となり、合計でカーライフに掛けられるお金は1ヵ月あたり『10,000円以下』とする回答が62.0%と、6割を超えました。車を所有する余裕のない懐事情や、新成人の厳しいコスト意識がうかがえます。また、全体の平均額は17,624円となりました。
カーライフに掛けられるお金の平均額を過去の調査結果(2012年~2016年新成人)と比較すると、自分の車を持っている方の平均額は5年前より9,000円近く減少(2012年27,662円→2017年18,820円)しました。2014年ごろまでのガソリン価格の高騰がここ数年で落ち着いたことに加え、燃費の良いエコカーや維持費が比較的安価な軽自動車など、自身の掛けられる金額に見合ったマイカーを上手に選択することで、コストパフォーマンスの良いカーライフを送ることができているのかもしれません。
また、≪カーナビはスマホのナビアプリで十分だと思う≫との意見にどの程度あてはまるか聞いたところ、『あてはまる』が32.8%となりました。この割合は、昨年の新成人よりも4.3ポイント高く(2016年28.5%→2017年32.8%)なりました。カーライフにおいて、スマートフォンアプリなどを上手に活用する傾向がより鮮明になってきているようです。
【新成人にとっての車の価値】
◆車に対するイメージを表す漢字 1位は「楽」
◆運転には危険が伴うから……車のイメージを表す漢字「危」が大幅上昇、
都市部の新成人では「危」や「高」が上位にランクイン
全回答者1,000名に、車(バイクを除く)の価値として最もあてはまるものを聞いたところ、「単なる移動手段としての道具」が52.6%、「運転することそのものを楽しむもの」が21.8%、「家族・友人・恋人などとの時間に楽しみをもたらすもの」が22.5%、「自己表現の手段・ステータスシンボル」が2.8%となりました。車を“移動手段・道具”として捉えている方が過半数ですが、“運転を楽しむもの”や“楽しみをもたらすもの”と捉えている方も少なくないことがわかります。過去の調査結果(2010年~2016年新成人)と比較しても、これらの傾向に大きな違いはみられませんでした。
続いて、車に対するイメージを表す漢字1文字を自由回答で聞いたところ、1位はダントツで「楽」(228件)となりました。この漢字を選んだ理由をみると、『運転することは楽しいから』などの“たのしい”意味合いと、『移動が楽だから』などの“らく”の意味合いから選ばれていることがわかります。次いで、2位は「車」(59件)となりました。『車は車でしかないから』といった理由が中心となっています。3位は「動」(58件)で、『移動するためのものだから』などの“移動手段”としての意味合いと、『どこにでも行けるから』などの“行動範囲を広げる”意味合いを理由に挙げる意見が多く見受けられました。
これら上位3位までの漢字は、昨年調査と同順位となりましたが、同数で4位にランクインした「危」「速」「走」(各38件)は、それぞれ昨年から順位が上昇していて、特に「危」は昨年から9ランクアップ(昨年13位→今年4位)と顕著な変化がみられました。この漢字を選んだ理由についてみると、『運転には危険が伴うと思うから』や『乗っている人の命を扱っているものだから』といった理由が多く挙げられていました。便利で楽しみをもたらすといった車のメリットだけでなく、交通事故などの危険性や車の運転には責任が伴うことについてもしっかりとイメージしている新成人の姿が明らかになりました。
また、居住地域別にみると、都市部では「危」(2位)や「高」(4位)が地方よりも上位にランクインしました。地方よりも交通量が多く、また駐車場代などの諸経費がかさみがちな都市部では、車の危険性や維持費の高さについてのイメージが、地方よりも強く持たれているようです。
【新成人に人気の車ランキング】
◆車の購入予算の平均額は181万円、「予算100万円超」の割合は年々上昇
◆新成人が欲しい車 総合1位に「プリウス」が返り咲き、女性1位は「キューブ」
今年の新成人は輸入車・高級車好き?トップ10に「アウディ」「ベンツ」「レクサス」など
車の所有を前向きに考えている運転免許保有者と取得予定者721名に、車を購入する際の予算(上限額)を聞いたところ、「101万円~150万円」が13.3%、「151万円~200万円」が16.1%、「201万円以上」が23.7%となり、『100万円超』は合計で5割強(53.1%)となりました。購入予算の平均額は181万円となっています。
また、購入予算を過去の調査結果(2011年~2016年新成人)と比較すると、2014年以前は『100万円以下』の予算が半数以上(2011年62.0%、2012年64.7%、2013年63.2%、2014年60.1%)を占めていましたが、2015年以降の新成人は『100万円超』が半数以上(2015年51.9%、2016年52.5%、2017年53.1%)となり、その割合は年々上昇していることがわかります。車を購入するのであれば、購入資金はしっかりと用意して、納得できる車を選びたいとの意識が働いているのではないでしょうか。
続いて、購入するならどの車が欲しいか複数回答で聞いたところ、総合1位は「プリウス(トヨタ)」(16.6%)、2位は「アクア(トヨタ)」(15.8%)、3位は「BMW(3シリーズ/5シリーズなど)」(14.3%)、4位は「フォルクスワーゲン(Golf/Poloなど)」(14.0%)、5位は「アウディ(A1/A3など)」(13.9%)となりました(※4)。昨年(2016年)にフルモデルチェンジをしたプリウスが、2015年以来、2度目の“新成人が欲しい車ナンバーワン”の座に輝きました。
※4:海外メーカーの自動車やレクサスなどの高級車ブランドは、車種別ではなく、メーカー(ブランド)別で選択肢を提示し、聴取した。
昨年のランキングと比較すると、「フォルクスワーゲン」(昨年5位→今年4位)や「アウディ」(昨年8位→今年5位)、「レクサス(LS/CTなど)」(昨年17位→今年6位)、「メルセデス・ベンツ(Cクラス/Eクラスなど)」(昨年14位→今年8位)など、海外メーカーや高級ブランドの順位が上昇していることがわかりました。今年の新成人には、輸入車や高級車への憧れを抱いている方も多いようです。
男女別にランキングをみると、男性の1位は「プリウス」(20.2%)、2位は「アウディ」(19.6%)、3位は「BMW」(19.4%)となりました。そのほか、6位に「GT-R(日産)」(16.2%)、8位に「86(トヨタ)」(15.4%)、10位に同率で「レガシィ(スバル)」や「インプレッサ(スバル)」(ともに11.9%)がランクインしました。
一方、女性の1位は「キューブ(日産)」(17.2%)、2位は「アクア」(14.2%)、3位は「プリウス」(12.8%)となりました。そのほか、7位に「タント(ダイハツ)」(10.8%)や、9位に同率で「ムーヴ(ダイハツ)」や「モコ(日産)」(ともに9.9%)など、軽自動車が上位にランクインしました。
【一緒にドライブしたい新成人】
◆新成人同士で一緒にドライブに行きたい相手「中条あやみ」さん、「生田絵梨花」さんがツートップ!
◆男性が選んだトップ3は「生田絵梨花」さん、「池田エライザ」さん、「松井珠理奈」さん
◆女性が選んだトップ3は「中条あやみ」さん、「佐藤勝利」さん、「小瀧望」さん
全回答者1,000名に、今年の新成人(同じ学齢:1996年4月2日~1997年4月1日生まれ)で、一緒にドライブに行きたい有名人を複数回答で聞いたところ、総合1位は同率で、雑誌Seventeenの専属モデルで、多数のテレビCMやテレビドラマ、映画などに出演し、女優としても活躍中の「中条 あやみ」さんと、乃木坂46のメンバーで、こちらもテレビドラマや映画でも活躍している「生田 絵梨花」さん(ともに13.3%)となりました。テレビで活躍中の2人が、新成人同士で一緒にドライブしたい相手のツートップとなりました。以下、ファッションモデル兼女優の「池田 エライザ」さん(3位、10.6%)、「三吉 彩花」さん(4位、10.0%)、SKE48の「松井 珠理奈」さん(5位、8.9%)が続いています。
ソニー損害保険株式会社ホームページはこちら