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自動車用変速機向け「超長寿命ニードルローラ」を開発【日本精工】

2016年12月8日

自動車用変速機向け「超長寿命ニードルローラ」を開発
~自動車の燃費向上に貢献~


日本精工㈱(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)は、自動車の変速機(以下T/M)向けに「超長寿命ニードルローラ」を開発しました。

本製品は、潤滑が希薄な過酷環境下において、ニードルローラ軸受の寿命耐久性を向上させるとともに、ローラが接する相手部品の損傷を防止し、自動車の信頼性向上に貢献します。NSKは、本製品の売上として2020年に年間25億円を目指します。


開発の背景

近年、燃費規制の強化によってグローバルに自動車の燃費向上が求められております。T/Mにおいては、燃費向上を目的に潤滑油の低粘度化や少油量化が進んでいます。そのため、T/M内で使用されるニードルローラ軸受は潤滑が希薄となり、使用環境が過酷になってきています。このような中、ニードルローラ軸受の早期損傷や、ローラと接する相手部品に発生する摩耗等の防止が課題となっています。

NSKは、希薄潤滑環境下において、ニードルローラ軸受の損傷、及び相手部品に発生する摩耗等の損傷を防止する超長寿命ニードルローラを開発しました。

本開発品の特長

1.寿命耐久性の向上
ローラ表層の硬度を高めることで、ローラの耐久性を従来品に対し2倍以上に向上させました。

2.相手部品の損傷防止
ローラ表層に油溜まりとなる凹部を形成することで、相手部品間での潤滑油膜の保持性を向上し、摩耗等の表面損傷の防止を実現しました。

本製品の効果

本製品は、T/Mの高効率化に寄与し、自動車の燃費向上に貢献します。



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